夢の色は「泥の色」? 組織のトップとして観ておきたい映画3選

著者名有村 昆
有村昆 連載

わたし有村昆が毎月の特集テーマごとにモチベーションがアップする映画を紹介する「上げろ!モチベーション 届け!俺のプレゼンテーション」。

今回は「店舗経営」がテーマとのことで、経営組織のトップとして観ておくべき映画3本を紹介させていただきます。

アウトレイジ 最終章

ご存知、北野武監督による人気作品の最新作です。ここで描かれているのは極道の世界。関東と関西のヤクザ同士の抗争の話です。

出典:アウトレイジ 最終章

『アウトレイジ』を観ていると、トップがしっかりしていないと組織が荒れるということがよく分かります。ビジネスの場ではもちろんヤクザのように人は殺さないものの、ライバルと競い合わないといけないのは同じです。

強い競争力を持つためには、組織をしっかりとまとめないといけない。そういう意味で、目先の細かいことで左右されている経営者はダメですね。

また「真っ当に筋を通すこと」「続けること」の重要さもよく分かります。

映画の中でも、麻雀店やキャバクラなど手を出せばすぐに儲かる分野に筋を通さず手を出すとすぐに潰されてしまう。結局は場のルールに乗っかって、最初は損をしたとしても、仁義を尽くすことで信用されて初めてビッグビジネスに繋がって行くんです。

石の上にも三年とは言いますが、イカサマで儲けたとしてもすぐにバレるし、逆に目をつけられて商売がしづらくなる。ズルをせずに勝負し続けて、何度負けても腐らずに続ける。

そうすればそのうちにチャンスが目の前に現れて、最後には復活できる。経営者として大切な心構えがここには描かれていると思います。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

アイアンマンやキャプテン・アメリカをはじめとしたアメコミのヒーローたちが多数出演するマーベルのオールスター映画ですが、これが「組織の難しさ」を感じる作品となっています。

出典:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

経営している店舗や会社が「これからもっと伸びて行くぞ」という時にぜひこの映画を観ていただきたいですね。

企業には代表がいて役員がいて、その下にスタッフがいるわけですが、人が複数人いればやっぱり意見が割れますよね。この映画もそんな作品。アイアンマンチームとキャプテン・アメリカチームが対決するという「ヒーロー同士の戦い」が描かれています。

アイアンマン率いるチームは、敵対する相手が登場した場合に「国連の決議を通してから戦う」という考え方。

それに対してキャプテン・アメリカチームは「国連決議のためには多くの手順があり、それを待っていてはスピード感がない。いきなり攻撃できるようにしよう」という、アメリカ大統領権限で攻撃してしまえ的な考え方。ここでぶつかり合うわけです。

これはトランプ大統領下におけるアメリカの現状を反映させたストーリーでもあるのですが、経営者目線で見ると、他の企業との足並みを揃えようと「空気を読む」のがアイアンマン、「やったもんがち」なのがキャプテン・アメリカです。

どっちが正解とは言えないのですが、きっと考えるきっかけになるはずです。

ボーダーライン

これは経営を通して夢を実現することの難しさと厳しさを感じる映画です。

出典:ボーダーライン

ストーリーとしては、メキシコの麻薬組織がアメリカの豊かな市場を狙って薬物を売ろうとするのに対し、それをFBIが水際で排除しようとする麻薬戦争モノ。

麻薬組織を取り締まる上で最も難しいのが、ボスになかなかたどり着かないということです。

下っ端は芋づる式に出てくるんですけど、彼らは雇われているだけで詳しいことは何も知らない。そうしているうちに、組織はまた新しい売人を雇って侵入してくる。

そこで「根源を断たなければいつまでも終わらない」と捜査を進めるうちにたどり着くのが、麻薬組織と繋がっている汚職警官なんです。

そうして彼らをしょっぴいて行くのですが、もうどこからが悪なのか分からなくなっていく。これがすごい。

『アウトレイジ』にしても、日本の警察組織が暴力団とつながっているわけですが、組織のトップになればなるほどこうした現実と隣り合わせになるんですよね。

夢の色は虹色ではなく、泥のような色だという、綺麗事だけでは成功できないという厳しい現実を突きつけられる、そんな映画です。

夢の色は泥の色

以上の3本からは、組織のトップとして持つべき資質や、組織の難しさ、夢を実現することの厳しさが伝わることかと思います。

僕のいる芸能界も一握りしか表に出て来られない世界で、タレントは3,000人の屍の上を歩いていると言われます。表舞台に出られるまでは、オーディションなんて落ちて当たり前です。

でも、諦めないで続けていれば、たまたまブレイクすることもある。「あれできます。これできます」と無理をしてもメッキが剥がれますが、ずっと続けていれば実力がついてきて良い噂が広がり、向こうから仕事が来るようになったりもします。

そして、きれいごとだけでは生き残るのは難しい。最後は器のデカい奴しか生き残れない世界です。

 

それはきっと企業も同じだと思います。とにかく「流されない力」が経営者として重要なのではないでしょうか。

 

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