11月3日はレコードの日
11月3日は文化の日です。そして、それと同時に「レコードの日」でもあります。
文化の日と「レコード」には実は密接な関係があり、1957年に日本レコード協会が「レコードは文化財である」ということから11月3日をレコードの日としました。
昨年からレコードの日には、日本で唯一のレコードプレス工場と言われる東洋化成さん主催のイベントが開催されており、多くのアーティストが11月3日に合わせてレコードをリリースし、大きな盛り上がりを見せています。
今年も40枚以上ものレコードがリリースされ、HMV record shopさんやディスクユニオンさんをはじめ、多くのレコードショップで販売されます。
手に入りにくかったレア盤の再販や待望の7inch化などなど、魅力あるレコードが一斉に発売されるため「どれを買おうかな…」と迷ってしまう方も多いはず。
そこで今日、レコードの日に発売されるレコードの中から、必ず押さえておきたい”マストバイ5枚”を、レコード番長の異名を持つ日本のトップDJ須永辰緒さんに選んでいただきました。SYNAPSE ONLINE MAGAZINEだけの限定配信です!
レコードの日に押さえておきたい5枚
1.VARIOUS/“MAJOR FORCE MAGNIFICENT 7×5”
Legend of Japanese Label=MAJOR FORCEの名作が7インチで蘇る!まずはMFの001番「LAST ORGY」。高木完&藤原ヒロシ=TINY PANX名義では3作目のジャパニーズ・ラップ・クラシック。Bサイドは幾度となく世界的にリバイバルするハウス・クラシック「HIROSHI’S DUB」。次はHarveyやCutChemistもRemixを手掛けたジャンルレスに愛される「RETURN OF THE ORIGINAL ART FORM」も初ドーナツ化。HIPHOUSEとは趣が異なるB-BOY HOUSEの原点ともいえる「THUMPIN’」を裏に配置。続いて中西俊夫のTYCHOON TO$H&TERMINATOR TROOPS「LOVE&PEACE」。K.U.D.O→のドラムプログラミングがド渋いDOPEな1枚。裏面は「ACTION」。中川比佐子、KANDY-KのデュオTHE ORCHIDS。「I WILL CALL YOU」もB面のニューオリンズな「YES,WE CAN CAN」(Inst)も超キュート。どちらも7インチが良く似合います。そして和モノ・ラヴァーズ好き待望の、こちらも中西俊夫率いるSexy T.K.O.のESTER BYRDEカヴァー「TOUCH ME TAKE ME」。7″でPLAYしたいDJも多いのでは?「TRIBE OF LOVE」も海外人気が高いパーカッシブなハウス・トラック。とにかくあのロゴマークがあのサイズでターンテーブルを回るだけでニヤニヤすること請け合いです!出典: http://xn--u9j9gocyg7c6671b.jp/archives/items/various
2.LAMP EYE/“証言”
ジャパニーズ・ヒップホップの金字塔。20周年記念を祝した奇跡の復刻です。 中核メンバーであるDJ YASのKP Recordsより発売される本作は、YAS自らリマスタリング~制作にあたった20周年記念盤。待望のアカペラ・ヴァージョンを併録した待望の7インチ仕様! 1993年、六本木のクラブに集っていたDJ YAS、RINO、GAMAを中心に結成されたLAMP EYE。「証言」は、同グループが中心となり結成されたヒップホップ・クルー「雷」に参加していたラッパーと1995年に録音されたポッセ・カットの大定番ナンバー。 RINO→YOU THE ROCK→G.K.MARYAN→ZEEBRA(キングギドラ)→TWIGY(マイクロフォン・ペイジャー)→GAMA→DEV LARGE(BUDDHA BRAND)といった、当時既にストリート・シーンを賑わせていたラッパー達によるポッセ・カットということもあり、96年の初リリース(DJ YAS達による自主レーベル、えん突つレコーディングスより発売)の時点から大きな話題となりました。当時から入手困難となっているアイテムですが、ライブ・シーンで歌い継がれていることもあり、日本語ラップの世界では知らぬものなしの有名曲です。 集団ラップにつきもののにぎやかさのかけらもない、緊張感みなぎるマイク・リレーは、この時代の日本語ラップ・アーティストにしか出せないストイックなもので、それゆえ、20年経った今でも色あせない普遍性を誇っています。 今回の20周年記念リリースには、DJ YAS自らのプロデュースにより、BASSKOZO面にアカペラ、ビートを収録したオリジナル12インチと同じ仕様での7インチ化。2枚使いにもってこいの鉄板仕様に仕上がっています。出典: http://xn--u9j9gocyg7c6671b.jp/archives/items/lamp-eye
3.rei harakami/“lust”
rei harakami(レイ・ハラカミ)が残した名盤『lust』が、沢山のファンからの要望に応え、待望の2枚組レコード仕様で蘇る!! レイ・ハラカミ作品として最も知られる事となった代表作4thアルバム『lust』は、代表曲となった”joy”や、自身初となるヴォーカルに挑戦した、細野晴臣の楽曲をカバーした”owari no kisetsu”等、POPSとしても高い評価を受けた一枚である。マスタリングは、当時のオリジナル・マスターからレイ・ハラカミが尊敬し、リミックス作品でも関わりがあった、関西電子音楽家TANZMUZIKで知られる山本アキヲが担当。完全限定生産、見開きジャケット!!出典: http://xn--u9j9gocyg7c6671b.jp/archives/items/rei-harakami
4.山崎まさよし/“Just the Two of Us / Englishman in Newyork”
2007年にCDリリースされた洋楽カヴァー集「COVER ALL YO!」から鉄板の2曲を7インチ化! A面にはBILL WITHERSによる名曲「Just the Two of Us」をジャジーなラテン・アレンジでカヴァー。カップリングには、多くの人に愛される「Englishman in New York」を収録。より哀愁溢れる仕上がりに!往年のファンはもちろん、DJ諸氏にもおすすめです!出典: http://xn--u9j9gocyg7c6671b.jp/archives/items/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E3%81%BE%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%97
5.TENDER LEAF/“COUNTRYSIDE BEAUTY/BEAUTIFUL HAWAII KAI”
ハワイ産メロウ・グルーヴ最高峰、テンダー・リーフ唯一のアルバム『TENDER LEAF』から人気の2曲を7インチ化!! 再び盛り上がりを見せているハワイアン・グルーヴ。 その中でも内容、レア度ともにトップに君臨するアルバム『TENDER LEAF』から人気の2曲を7インチ・カット。 A-SIDE『Countryside Beauty』はグルーヴィなギターカッティングに軽快なリズム、 ヴォーカルが爽やかに駆け抜けるアコースティック・フリーソウル奇跡の一曲! 未だこの曲を求めてアルバムを探しているコレクター、DJは数知れず。 B-SIDEはアルバムで冒頭を飾る『Beautiful Hawaii Kai』。 こちらも爽やかなヴォーカルが印象的で、アコギが活躍するネオアコ風サウンド。 テンダーリーフらしさが出たミッド・テンポな一曲です。出典: http://xn--u9j9gocyg7c6671b.jp/archives/items/tender-leaf
須永辰雄さんからのコメント
すべて、自分がDJをやる時に現場でプレイしたいヴァイナルという観点だけで選んでみました。特にTENDER LEAFの初7インチ化はレコードの日ならではの企画にして今回の目玉。輸入盤LPのリプレスは過去にありましたが、それさえもレア盤化している。要するにこのOrgan b.クラシックス「Contryseide Beauty」をみんなが探しているわけで、そういう意味では最も7インチ化を切望されていた1枚。LAMP EYEも嬉しい復刻。私も持っていたはずの12インチはいつの間にか紛失していたようなのでタイミングが良かった。山崎さんのスティングも聴いてみたいし、メジャフォ・ボックスも持っていたい。ハラカミくんの初アナログ化は天上の本人も喜んでいるでしょう。併せて、いしだあゆみ、大貫妙子、石川晶などの「如何にも」なレア盤復刻も押さえておきたいよね。
こちらの内容は須永辰緒氏が主宰するオンラインサロン・須永辰緒のインクレディブルDJ’sのコンテンツから一部抜粋したもので、サロン内ではこの投稿がされた後、サロンメンバーからレコードの予約が可能なお店の情報がコメントで紹介され「予約しました!」の声がいくつも見受けられました。
このサロンでは他にも「〇〇さんが探していたレコードが〇〇店にあったよ!」といったクローズドだからこそできるコミュニケーションが溢れており、新たな音楽と出会える機会が増えることは間違いありません。
レコードライフを充実させたい方は是非一度覗いてみてはいかがでしょうか!?