読売ジャイアンツのエース、WBC日本代表、そしてメジャーリーガーと現役時代に数々の成果を打ち立て、現在はコメンテーターとしても活躍する上原浩治さん。
YouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」では、アシスタントの上田まりえさんとの軽快なトークや、日本プロ野球の著名人との対談などさまざまな人気企画を配信。2024年4月には、チャンネル登録者数85万人を突破しました。
そんな「上原浩治の雑談魂」が、オンラインサロン「上原浩治の雑談魂の部室」を開設!これまでのYouTubeの活動と何が違うのか?今後どんなコンテンツを配信していくのか?上原さんと上田さんに伺いました。
100万登録者突破に向けた新しいチャレンジ
――オンラインサロンを開設することになったきっかけについて教えていただけますか?
上原:どうなんですか?
上田:部長から丸投げされたので、私が代わりに説明します(笑)。もともと、「上原浩治の雑談魂」はチャンネル開設当初から、「登録者数が100万人を突破したら東京ドームでイベントをしよう!」と話していました。
ありがたいことに、登録者数も85万人を突破して、目標の数字が近づいてきました。ここで、チーム雑談魂(チャンネル登録者の通称)の力を借りつつ、チャンネルをさらに盛り上げていきたいと思ったんですよね。
「上原浩治の雑談魂」を盛り上げるために、他のチャンネルが取り組んでいない新しいことにチャレンジしよう。そこで思いついたのが、ファンコミュニティの立ち上げでした。ちなみに、このアイディアはチャンネルの企画を担当している放送作家・谷田彰吾さんのもので、長い間この企画を温めていたそうです。
――100万人登録に向けた新しいチャレンジとして、オンラインサロンを選んだのですね。
上田:私は自分でもファンコミュニティを運営していたので、何をすべきかはある程度分かっていました。でも、上原さんは最初、話を聞いたときにポカンとしていましたよね。
上原:今でもまだよくわかってないですよ。
上田:オンラインサロンの説明を聞いているときも、腕を組んで難しい顔をしちゃって……(笑)。でも、最終的には「こういうのはやってみな分からんからね」とおっしゃってくださったんですよね。
上原:実際にやってみて、失敗したらやめればいいわけだからね。僕はもうユニフォームを脱いで引退した人間ですから、ファンの方々と交流する機会はほぼゼロです。それでも「上原浩治と交流したい」と思ってくださるファンの方々と交流するのなら、オンラインコミュニティというやり方しかないとも思いました。
オンラインなら、全国にいる人々とつながれるというのも大きいですよね。
上田:実は昨日(3月29日)、チャンネルの収録終わりに上原さんも交えてライブ配信を行ったんですよ。夕方の時間帯だったにも関わらず、仕事を早めに切り上げてたくさんの会員さんが集まってくれたんですよね。
会員さんからは、「上原さんと同じ空間にいられて幸せでした」というコメントをいただきました。私たちも、実際にリアルでは会っていないけれど、本当に会員さんと同じ部屋にいるような感覚になれました。
上原:僕たちも楽しかったよね。昨日のライブ配信で僕たちは顔を出していましたが、こちら側のカメラもオフにして、より雑談っぽいトークをするのもありやなと思いました。相手の目が気にならないから、お酒を飲みながら話したりしてみたいな。
――ファンの皆さんとの交流を、すでに楽しめているのですね。
上田:明日(3月30日)は特別企画として、「上原浩治の雑談魂の部室」のコンテンツの1つ「オンライン野球観戦」の一部を無料配信する予定なんです。読売ジャイアンツ✕阪神タイガース戦を実況しつつ生雑談するので、ぜひご覧ください!
上原さん、意気込みはありますか?
上原:頑張ります!
※上原浩治&上田まりえが巨人×阪神を観ながら実況生雑談!のアーカイブはコチラ↓
https://www.youtube.com/watch?v=8Ibr6VF0ALs&t=1329s
※ライブ配信は終了しました
上田:上原さんの解説ってすごく面白いんですよ。プロとしての経験談も交えた解説は勉強になるし、その後の試合展開の予想とかもすごく当たるんです。一方で、「上原浩治の雑談魂」では人気ゲーム「プロ野球スピリッツA」の試合の様子を、普通の野球好きなおじさんとして観ているときもあります(笑)。
オンラインサロンでは、お酒を片手に野球をのんびり楽しむ上原さんも楽しめるかも知れません。
気持ちよく野球を語れて、会員同士が交流できる場所にしたい
――オンラインサロンにはどのような人々に入会してほしいですか?
上田:もちろん「上原浩治の雑談魂」ファンに入会してほしいです!それにプラスして、「上原浩治の雑談魂の部室」を“野球が好きな皆さん”が集える場所にしたいと思っています。
上原:僕の現役を知らない人も、たくさんいると思います。僕を知らない人にも、新しいファンとしてサロンに入会してほしいですね。
――会員さん同士の交流なども行われているのですか?
上田:コミュニティ内には、12球団別にファンの皆さんが交流できる部屋が用意されています。サロン入会時には、お気に入りの球団を1つ選択していただいて、各部屋に入れるんです。
サロンを開設してすぐ、どの部屋もものすごく盛り上がっています。居酒屋でファン同士が野球談義に花を咲かせるように、オープン戦の感想などを和気あいあいと話しています。皆さん、「雑談魂好き」という共通項と「野球好き」という共通項があるからか、お互い会ったことがないのにすごく仲良く交流しているんですよね。
この雰囲気をもっと盛り上げたいので、リアルで会えるイベントもどんどん企画したいです。
――会員さんの野球熱の高さも感じられますね。
上原:これから、もっと多くの人々にサロンを知ってもらって、会員数を増やしてこの輪を広げていきたいですね。ゆくゆくは、「野球をそこまで知らない人も集まってくれるような場所」になれればベストだと思います。
上田:つい先日、「上原浩治の雑談魂」をきっかけに野球に興味を持ったという人が、コミュニティにも入会してくださったんですよ。「野球への情熱を取り戻したくて入会しました」という人もいました。
上原:そういう声を聞けるのは嬉しいよね。球場で野球を見るのもいいけれど、心ないヤジを聞くのが苦手という人もいると思うんです。「上原浩治の雑談魂の部室」ではそうした発言を禁止にしているから、きっと気持ちよく野球を楽しめると思います。
おじいちゃん・おばあちゃんになっても続くコミュニティに
――「上原浩治の雑談魂の部室」の活動で、上田さん・上原さんがこれからやってみたいと考えているコンテンツはありますか?
上田:上原さんの恋愛相談コーナーをやりたい!
上原:僕はもう「当たって砕けろ」しか言わないよ?
上田:私もまったく同じマインドで恋愛経験はまったく巧みではないので、2人して泥舟状態な恋愛相談番組になってしまうかもしれませんね……(笑)。
以前、サロン内のライブ配信では野球と関係ないプライベートな話題で盛り上がったんです。野球以外の私たちの一面も知ってもらうことによって、より一層「上原浩治の雑談魂の部室」を楽しんでもらいたいなと思っています。
上原:僕たちだけじゃなく、それを聞いている会員さんがコメントしてくれるかもしれないからね。
――オンラインサロンでのコンテンツを通じて、2人のことをさらに深掘りできたら楽しいですね。最後に改めて、「上原浩治の雑談魂の部室」に入会を検討している皆さんへ、メッセージをお願いいたします。
上原:野球ファンはもちろん、野球にそこまで興味がない人や、誰かとコミュニケーションを取りたいという人にとっても居心地のいい場所にしたいと思っています。野球や野球以外で交流できるのなら、とりあえず入ってみようかな。そんな気持ちになってくれれば嬉しいです。
上田:私は当初、ゲストとして「上原浩治の雑談魂」に出演させていただきました。出演当日にアシスタントになり、4年で登録者数100万人が見えてきて、ファンコミュニティまで作ることになって。4年前では想像もしていなかった形でコミュニティが広がっているのを見て、改めて上原浩治というスーパースターのすごさを感じています。
私は、ファンはその人の鏡だと思っています。上原さん自身がいい人だからこそ、ファンの皆さんも心温かい人ばかりだし、ファンの皆さんが集まれば、絶対楽しいことができると思うんです。
これから入会する皆さんと楽しいことをどんどん作り上げて、一緒に歳を重ねながら、おじいちゃん・おばあちゃんになってもコミュニティを長く存続できれば理想的だなと思います。