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子育てに関する目からウロコの情報満載!アスリート俳優・森渉さん流「子どもとの向き合い方」に迫る

著者名近藤ゆうこ
子育てに関する目からウロコの情報満載!アスリート俳優・森渉さん流「子どもとの向き合い方」に迫る

アスリート俳優としてテレビ番組などで活躍している森渉さん。2020年に、子育てや運動に関する情報を発信するオンラインサロン「森渉のわくわく親子運動部」を立ち上げ、翌年には自身が運営する屋内アスレチック施設「フォレスチックパーク」をオープンしました。施設では、子どもの運動神経や考える力を伸ばすレッスンを行っています。

今回は、フォレスチックパークで体験できることとあわせて、サロン開設のきっかけや、子どもたちとの向き合い方についてお聞きしました。


森渉

神奈川県出身。大学在学中はトライアスロン部に所属し、2003年に芸能界デビューを果たす。2013年にテレビ番組「最強スポーツ男子頂上決戦」にて当初の目標であった総合優勝をつかむ。その後も「SASUKE」や「オールスター感謝祭」内のコーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」など、数々のスポーツバラエティ番組に出演。2021年に屋内アスレチック施設「フォレスチックパーク」をオープンし、指導者・経営者としても活躍している。


フォレスチックパーク | 株式会社forestic | 横浜市
フォレスチックパーク | 株式会社forestic | 横浜市
foresticpark.net

屋内アスレチック施設「フォレスチックパーク」が人気の秘訣は?

早速、神奈川県横浜市港南区にある「フォレスチックパーク」におじゃましました。どのような施設なのでしょうか?

「子どもから大人まで遊べる屋内アスレチック施設で、誰でも利用できます。また、ここでは1歳〜小学6年生までを対象にした運動教室も開いています」

運動教室では、施設にある遊具を組み合わせたアスレチックが人気だそう。バランスを取りながら歩いたり、壁に登ったり、ロープを使ったりなどさまざまな運動をするため、あらゆるスポーツに応用がきく基礎の動きが身に付くといいます。

また、公園に設置されているアスレチックとは違い、フォレスチックパークでは毎回違うアスレチックのコースを作っているのもポイント。子どもたちが飽きることなく楽しめます。

「以前出演していたスポーツ番組『SASUKE』で色々なアスレチックを経験していたこともあって、コースのバリエーションはいくらでも考えられます。『この遊具とあの遊具を、組み合わせたら難しそうだな』と、想像しながら作るのが楽しいです。いつも頭の中でゴールをイメージしながらコースを組んでいますが、なかには『その方法があったか!』と、僕では考えつかなかったような方法でコースをクリアしていく子どもたちもいますね(笑)」

そこで、今回は特別に森さんにアスレチックのコースを作ってもらい、どんな体験ができるかを教えてもらいました!今回は小学校3〜4年生を対象にしたコースを紹介しますが、アスレチックの難易度は、子どもたちの年齢やレベルにあわせて調整できるとのことです。

まずは、すべり台からスタート。勢い良くすべっていったら、バランスストーンやバランスディスクを踏みながら次のエリアへ進んでいきます。

続いては、「バランスパイプ」に乗り、落ちないよう進んでいきます。平均台よりも細く、バランスを取るのが難しそうです……!バランスパイプを渡り終えたら、カラフルなイラストが描かれた壁を登るボルダリングを行います。

「壁の上のほうに、数字をかたどったホールド(手でつかんだり足をのせたりする突起物)を埋め込んでいます。登りながら、好きな数字を3つタッチしたら次のエリアに進めます」

今度はロープを使って移動していきます。まっすぐ進んだら目の前のコーンにぶつかってしまいそうですが……?

「あえてまっすぐからは行けないようにしていて、コーンをよけるように横から渡っていきます」

渡り終えたら跳び箱の上に乗り、吊り輪にぶらさがって数メートル先に置いてある跳び箱までジャンプ。

地面に足の先がつかないように移動しなければならないので、腹筋と腕の力が自然と鍛えられます。そして最後に、天井にぶら下がっている黄色いボールをタッチしたらコースクリア!

 

一連の流れを見ていたDMMスタッフからは、思わず「これ、大人でもゴールまでたどり着くの難しいですよ!」との声が。森さんがコースを説明している様子は下記の動画にも収められているので、あわせてご覧ください!

この後は、森さんにフォレスチックパークをオープンした経緯や、オンラインサロン開設のきっかけについて伺いました。

子どもたちが安心してのびのびと遊べる施設を作りたい

ーー先ほどはありがとうございました!子どもたちがワクワクしながら身体を動かせる場所であることを実感しました。なぜ「フォレスチックパーク」を開設しようと思ったのですか?

もともとは、自分が「SASUKE」を攻略するためのトレーニング場を作りたいと思っていたんです。常連の選手たちは、今や自宅にトレーニングセットを持っているのが当たり前ですが、自分の家は専用セットを置くほどのスペースがなく、どこか別の練習場所を作りたいと考えていました。

もうひとつ大きな理由は、娘の千笑(ちえ)や子どもたちが安心して遊べる場所を作りたかったからです。2020年にコロナによって、近所の公園が封鎖されてしまって。娘をはじめ、子どもたちがのびのびと遊べなくなってしまった状況をどうにかできないかと思っていました。

 

ーーあの頃は外出自粛が呼びかけられていて、気軽に外に出れる雰囲気ではなかったですよね。

また、僕は2017年に娘が生まれる前から子育てに関する勉強をしていたのですが、その時に知った「子どもの運動神経は6歳で9割決まる」という情報が頭にあったからこそ、焦りもありました。

子どもの運動神経を伸ばせる時期は限られている。しかし、コロナ真っ只中に幼少期を過ごす子どもたちは、十分に身体を動かせない。このままでは、生涯運動が苦手な子が増えてしまうのではないか、と危機感を覚えたんです。

 

ーー子どもの運動神経を伸ばせるタイミングって、そんなに早くピークが来るんですか?

「スキャモンの発育曲線」という子どもの成長具合を示したグラフがあるのですが、運動神経を決める脳、脊髄などの「神経型」と呼ばれる分野は、1歳の時点でおよそ50%、6歳時点で約90%決まってしまうと言われています。なるべく小さいうちからさまざまな運動や遊びを経験しておくことが、子どもの運動神経や脳の発達を促すのです。

そこで、コロナ禍でも子どもたちが安全に遊べる場所を作ろうと一念発起。また、当初の構想でもあった、SASUKEの制覇を目指す大人もトレーニングができる施設にしようと決めて、2021年にフォレスチックパークを立ち上げました。

先ほどは子ども向けのアスレチックの説明をしましたが、実は大人が本格的にトレーニングできる設備も備えています。たとえば、この天井に設置してあるうんていは、SASUKEのコースをイメージして作りました。

アスレチックは運動神経の土台作りと考える力を伸ばすのに最適!

ーーまさに、森さんが描いていた理想の施設ができあがったのですね。アスレチックに触れることで、子どもたちにはどんな良い影響がありますか?

アスレチックは全身を使うので、子どもたちは身体の使い方を自然と覚えられます。運動能力、運動神経の土台が効果的に作れるんです。小さい頃から土台を作っておくと、別のスポーツをする時に「アスレチックで経験したあの動きが活かせる」という感覚がわかり、応用がきくようになります。

もうひとつは、考える力を伸ばせることです。アスレチックのゴールを目指すためにどう動けば良いかを、常に考える習慣が身に付きます。運動教室ではゴールまでのタイムを競う大会も行っていて、子どもたちがタイムを縮めるためにあれこれ試行錯誤する過程も、脳を活性化させるんですよ。

 

ーー運動神経だけではなく、考える力も伸ばせるのですね。運動教室に通っているお子さんの親御さんの反響を教えてください。

よく親御さんからは、子どもの「遊び方が変わった」と言われます。教室の楽しさが忘れられなくて、自分から公園に行ったり、家の中で工夫しながらアスレチックを作ったりする子が多いみたいです。

ほかの習いごとにも当てはまりますが、そもそも週1、2回のレッスンだけで、子どもの運動能力や運動神経を劇的に伸ばすことは難しい。でも、子どもたちが「楽しい」「もっとやりたい」と思ってくれれば、自分から機会を見つけてどんどん挑戦するし、自然と成長していきます。

教室はあくまでも、子どもたちに楽しんでもらうためのきっかけやヒントを与える場所だと思っていて。なので、教室だけでなく、ほかの場所でも楽しく積極的にチャレンジする子どもたちがいるとわかると、こちらもうれしくなりますね。

 

ーー普段さまざまなお子さんと接するにあたって、どんなことを意識していますか?

子どもが嫌がっているのに「これやって、あれやって」といった指示は絶対にしません。こちらがどんなに指導をしても、子ども自身が楽しんでいなかったら吸収しないからです。

教室には、人見知りの子、場所見知りな子、自分のペースで動きたい子もいます。そんな子たちに「やりなさい」と言ってしまうと、教室自体が嫌いになってしまいますから。

気持ちが乗らない子には、「じゃあ見ててね、やりたくなったらおいで」と言っています。そんな子も、楽しく遊んでいるほかの子たちを見ると、そのうちやりたくなって輪の中に入っていくんですよね。最後は「帰りたくない!」なんて言ってくれることもあります。

 

ーーその子の自主性を大事にしているのですね。

あと、基本的にこちらからアスレチックの攻略方法は教えません。子どもから「教えてほしい」と言われて初めて、手を貸すようにしています。

子どもたちには、トライアンドエラーを繰り返しながらチャレンジを重ねてほしいからです。もしその子がアスレチックをクリアできなくても、その失敗から学べることはたくさんあります。小さい頃からトライアンドエラーに慣れていれば、大人になって何かしらの課題にぶつかっても、心折れずに解決に向かう努力がしやすいと思っています。

子どもと接する時は“親友”を思い出してほしい

ーーオンラインサロンを開設しようと思った経緯を教えてください。

もともとは、 自分のファンサイト代わりにオンラインサロンを開こうと思っていました。普段はブログやSNSでも発信をしていますが、僕のことを本当に応援してくださる方々に大事な情報を届ける手段として、サロンの開設を検討したんです。

当初はファンサイトらしく、僕のパーソナルな情報をメインに発信しようと考えていましたが、ブログにアップしている子育て情報の反響が予想以上に大きくて。そこで、今もずっと勉強している子育てや運動、子どもとの向き合い方を中心に発信してみようと、「森渉のわくわく運動部」を開設しました。

 

ーーサロンでは、どんなコンテンツを発信していますか?

たとえば、家や公園での子どもの遊ばせ方や、実体験を踏まえた子育ての方法などを発信しています。親御さん向けに、家でスキマ時間を利用しながらできる運動方法もお伝えしています。

ほかに好評なのは、Zoomを使ったオンラインでのオフ会です。サロンメンバーと子育てに関する悩みや意見を交換し合う有意義な会になっています。

 

ーーオフ会にはどんな会員さんが参加して、どのような悩みが共有されるのでしょうか?

オフ会には、お子さんを持つ幅広い年代の親御さんが参加してくれます。皆さん共通して「子どもの成長につながる接し方」について、色々と悩んでいるみたいです。最近あったのは、「習いごとに行きたくない」と渋る子どものモチベーションをあげるには、どうすれば良いかといったお悩みでした。

 

ーーどの親御さんも頭を悩まさせそうなテーマですね……。森さんはどうアドバイスしましたか?

「習いごとの件に限らず、子どもと接する時は“親友”との接し方を思い出してください」と話しました。親って子どもをつい上から目線で見てしまって、親のペースで「習いごとに行きなさい」とか、「あれはやっちゃだめ」とか言いがちですよね。

親友同士なら何かを強いたりはしないで、困ったことを聞いて励ましたり、背中を押したりするはず。子どもに対しても同じように、上下の関係ではなく自分と横並びの関係であることをイメージしながら接すれば良いんです。そのほうが、子どもに反発されたり萎縮されたりすることなく、深い信頼関係を築けるようになると思います。

子どもたちにも夢に向かって挑戦する楽しさを知ってほしい

ーーオンラインサロンには、どんな人に来てもらいたいですか?

ぜひ、「子育てにおいて後悔したくない」人に来ていただきたいです。最初に話した「運動神経の9割は6歳で決まる」話もそうですし、親が事前に情報を知っておけば、子どもに色々な選択肢を与えられます。

とはいえ、日々の生活に加えて子育てとなると忙しいですし、子どものことを詳しく調べる時間を取れない親御さんも多いでしょう。僕のサロンでは、子どもの成長に役立つ情報を色々とまとめているので、そんな方にぜひ活用していただきたいです。

 

ーー今後は、サロンをどのような方針で運営しようと考えていますか?

引き続き、子育てに関する発信は続けていきたいです。最近はコロナの影響やリモートワークの普及もあって、人と人との距離が離れてしまい、ご近所同士で子育てに関する情報をシェアする機会が少なくなっていると思います。

オンラインサロンの良いところは、どの場所にいても情報を得られて、遠方に住むメンバーともつながれること。その良さを活かして、子どもの成長を見守れる有意義なコミュニティにしていきたいです。

あとは、せっかくフォレスチックパークがあるので、オンラインのオフ会だけではなく、サロンメンバーの家族同士で集まれるようなイベントを積極的に企画・開催したいですね。

 

ーーご自身の目標についても教えてください。

先日、今年の7月にフジテレビで放送の「FNS27時間テレビ2024」で開催される「100キロサバイバルマラソン」に、妻と2人で出場させていただくことが決まりました。優勝を目指して、今はトレーニングに励んでいます。

フォレスチックパークも一店舗で終わらせるつもりはなくて、別のエリアにも作っていきたいですね。この環境をより多くの子どもたちに提供できたらと考えています。

 

ーー森さんは、サロンでもご自身の夢や目標について積極的に発信をされている印象があります。夢とは、森さんにとってどのような存在なのでしょうか?

僕にとって、夢はあって当たり前の存在なんです。小さい頃から何かしらの夢を追い続け、それを叶えながら生きてきたので。夢や目標があるからこそ、楽しく充実した人生を送れると思っています。

子どもたちにも、夢を叶えるためのプロセスが人生を豊かにすること、夢に向かってチャレンジすることの楽しさを知ってほしい。それを伝えるためにも、まずは僕が夢に向かって頑張る姿を見てもらうのが一番だと思っています。

僕の姿に影響を受けてか、娘にも「オリンピック選手になる」目標ができたみたいです。なのでいつまでもかっこ良い姿を見せてあげられるよう、これからも挑戦を続けていきます。


森さんの実体験を踏まえた子育ての方法が惜しみなく発信されている「森渉のわくわく親子運動部」。後悔のない子育てをしたい方、子どもとの向き合い方に悩む人におすすめです。会員特典として、毎月1回フォレスチックパークに無料で入場できる権利も!興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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森渉 - 森渉のわくわく親子運動部 - DMMオンラインサロンアスリート俳優森渉の子育てコミュニティサロン☆ 【かけっこアドバイザー】【知育レクリエーションインストラクター】などの知識を活かして 子供の運動神経がよくなる遊びや家族みんなで楽しく生きるコツなどを紹介していきます!!
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