夏目前! 今年の夏こそ、夏バテせずに元気に過ごしたい! 紫外線対策を万全にしたい! ダイエットして水着が着たいなど、それぞれ想いがあるのではないでしょうか? タレントとして活動しながら、日本成人予防協会の認定講師もされている『食べる美人塾』のオーナーの六車奈々さんに、食事の情報を中心に夏に美しくなるために必要な4つのコトを伺いました。
タレント、健康マニア、日本成人予防協会の認定講師、六車奈々様
―タレントでありながら、健康管理士一般指導員、日本成人病予防協会認定講師として講演会もこなす六車さんですが、きっかけはなんだったのでしょうか。
元々私は健康マニアだったこともあり、テレビやラジオのお仕事で健康や美容情報について話すこともありました。でも資格がない中、お話するのも説得力が足りないなと思っており、2011年に健康管理士一般指導員と日本成人病予防協会認定講師の資格を取得しました。資格を持っていることで、今までの現場が少し違った角度で見られるようになり、病気を治すのではなく、防ぐという未病に関心を持ちました。
医療関係の講演会は、老後元気に暮らすために50~60代の方が聞きに行くイメージがありますが、女性も30代を過ぎてくると、婦人科系の病気にかかる人がいたり、少しずつ体に変化が出てきたと聞くようになりました。病気になってから気を付けるのではなく、そもそも健康で元気に過ごせるように、若いうちから防げることは防ごう!と、情報を伝えたいと思ったのがきっかけです。
―20代の頃と30代では体の状態もかなり変わってくると聞きます。
特に二日酔いなんかは、20代の頃は午前中寝てたら治ったけど、今は午前中にマッサージ行って、トマトジュースを飲んで、夕方になってやっと復活とかありますし(笑)。確実に体は変わってきますよね。そこで、今回は年齢に負けずに夏を乗り切るための情報をお伝えします。
紫外線対策! 夏におすすめの食材とは
―これから夏がやってきますが、紫外線防止に効果的な食材を教えてください。
アメリカ皮膚科学会では、老化の影響は80%が紫外線と言われています。日焼け止めを塗るといったUVケアはもちろんですが、食材から見直すのであれば「トマト」がおすすめです。
トマトの魅力は、何と言ってもリコピン。強烈な抗酸化力で、シミや紫外線からお肌を守ってくれます。
―夏野菜でもあるトマトがおすすめなんですね。選び方や食べ方で気を付けることはありますか。
トマトのリコピンの成分が美容に良いと言われているので、トマトの赤い成分でもあるリコピンを豊富に含んでいる真っ赤に熟したトマトを選んでください。また、オリーブオイルとトマトを一緒に摂ることでリコピンの吸収率が上がるので、一緒に摂りましょう。
そこで朝食に、プチトマトにオリーブオイルをかけた簡単サラダや、一杯の無塩トマトジュースに良質なオリーブオイルと黒ゴマ(すりごま)を大さじ1杯ずつ混ぜて飲むのがおすすめです。
プチトマトよりも、トマトジュースの方が手軽に手に入ると思うので、安売りの時などに大量購入して、まずは3ヶ月毎朝続けてみてください。むくみや便秘、美肌にも効果的ですよ。
―トマトジュースは常温と冷蔵のもの、どちらがおすすめでしょうか。
冷蔵は体を冷やす…と言って気にされる方もいますが、暑い夏に美味しく飲めた方がいいと思うので、朝のトマトジュース1杯くらいなら、そこまで気にしなくていいのでは? と思っています。気になる方は、その後に温かいお白湯を飲むと良いですね。
いくら健康オタクだと言っても、人生を楽しみながら健康に綺麗になりたいので、ストイックになりすぎないようにしています。私もたまに夜中のカップ麺を食べたりします。罪悪感を感じるけど美味しいんですよね(笑)。
夏バテ防止! 疲労回復におすすめの食事は?
―健康に気を付けてる六車さんもジャンクフードも食べると聞いて安心しました(笑)。気温が上がってくると疲れが翌日まで残ったり…夏バテにおすすめの食事はありますか。
疲労回復というと、土用の丑、栄養ドリンクやニンニクなどを想像される方が多いと思いますが、私のおすすめは「鶏むね肉」です。なぜ鶏むね肉がおすすめかと言うと、渡り鳥を想像して欲しいのですが、アラスカからニュージーランドまでの長距離を羽ばたいていますよね? 渡り鳥の胸の付け根にはイミダペプチドが豊富に含まれているんです。
―イミダペプチドに疲労回復効果があるのでしょうか。
イミダペプチドには抗疲労成分が豊富なので、長距離を渡り鳥が休まずに飛び続けることができるんです。他にも牛や豚、人間にもイミダペプチドはありますが、遺伝子的に鳥類に多いですね。
1日に100gずつ摂ると、疲労の回復度が変わってくると言われているので、お財布にも優しい鶏むね肉を夏は積極的に買うようにして、バンバンジーやサラダに乗せて食べてみてはいかがでしょうか?
夏はダイエットに向いてない季節? 食事からダイエットするには
―薄着の季節だし、体のラインを隠せないということで夏場に一番ダイエットをしたくなりますが、夏と冬ではどちらが痩せやすいのでしょうか。
夏場は暑いし、汗をかくから痩せやすいと思いがちなんだけど、冬の方が代謝を上げて寒さから体を守ろうとするので、基礎代謝が高くなります。つまり痩せやすいということ。夏のキンキンに冷えたビールやアイスなんかも内臓を冷やしてしまうので血の巡りが悪くなってしまうんです。だから、夏に向けてダイエットするには筋肉をつけて基礎代謝を上げる必要があります。
―女性におすすめの運動はありますか。
毎日30分~1時間の有酸素運動、ストレッチにプラスして週3回の筋トレがおすすめなんだけど、そこまでストイックにするのは大変ですよね? ウォーキングやヨガで有酸素運動しながら筋肉をつけるのがいいと思います。
まとまって30分を割けない人は、10分3セットでも大丈夫。一駅手前で降りて歩くとか、エレベーターを使わずに階段にするとかね。でもヒールの高い靴で歩くのは、運動ではありません。脚がかわいそうなだけ。運動は、必ずスニーカーでお願いします。
―では、ダイエットにおすすめの食事はありますか。
バランスの良い食事、睡眠、適度な運動がダイエットには重要なのでこれだけを食べてってものはないのですが、高タンパク低カロリーの食材がおすすめです。
そこで私の一番のおすすめは「高野豆腐」。大豆由来のたんぱく質で栄養価も高いので、ボディビルダーも良く食べています。小さくカットした高野豆腐がスーパーでも売っているので、お味噌汁やカレー、炒め物の量増しにパラパラと加えましょう。
夏の化粧崩れは皮脂の落としすぎが原因⁉
―外は暑くて、室内はエアコンが寒い。気温の差で肌がカピカピになったり、汗で化粧が崩れたりと化粧トラブルの多い夏ですが、化粧崩れを防ぐにはどうすれば良いでしょうか。
ポイントは洗顔、保湿にかける時間、化粧品と3つあります。
- 洗顔で皮脂を落としすぎない
- 化粧水、美容液、クリームをそれぞれしっかり浸透させる
- 夏には、夏に出た化粧品を使って
メッセンジャーで直接悩みを相談できるオンラインサロン
―食事を中心に、夏に美しくなるために必要なコトを教えて頂きましたが、オンラインサロン内のコンテンツの内容を教えてください。
オンラインサロン限定Facebookグループではの美容健康情報をほぼ毎日、テキスト形式で配信しています。人には知られたくない悩みもあると思うますので、サロン内での質問だけでなく、個人的な悩みを直接メッセンジャーでやり取りもできます。
また、東京と大阪で定期的に開催している講習に、オンラインサロンメンバーは無料で参加できます。その後、サロンメンバー同士の食事交流会も開催しているので、メンバー同士でも仲良くなれますよ。
―確かに、健康や婦人科系の悩みだったりすると、他の方に知られたくないことも…。
悩みも人によってそれぞれで、恋愛のことや子育てのこと、お肌や婦人科系の不調についてなど。インターネット上には、探せば沢山情報があるけど、どれを信じて良いかわからない方も結構いらっしゃると思うので、悩んでいる人の情報を聞いて、その方の生活スタイルにあったアドバイスお伝えしています。
今回の記事でお伝えしていることも大切だと思いますが、あくまでも一般論。一人一人の背景を聞いて、相談に乗れるのはオンラインサロンならではだと思います。
インタビュー当日も、編集部メンバーの悩みを聞いてくれたりととても親身に接してくれた六車さん。健康美容情報も難しい内容ではなく、時には笑いも交え、面白く教えていただけます。六車さんのファンの方はもちろん、楽しく健康や美容について学びたい方におすすめのオンラインサロンです。