ファーストペンギン大学が、売れるかき氷を真剣に考えたら意外な結果に…

著者名Kimakari
ファーストペンギン大学が、売れるかき氷を真剣に考えたら意外な結果に…

記録的酷暑の夏、いかがお過ごしでしょうか。DMMオンラインサロンの中の人、きまかりです。今回は「ファーストペンギン大学」を取材させていただきました。

突然ですが皆様。かき氷食べてますか?

2012年にトレンド総研が発表した「日本人の意外なアイス事情」というデータによりますと、22度でビールが売れ始め、27度でアイスクリームが売れ始め、30度を超えるとアイスクリームの代わりにかき氷が売れ始めるらしいです。

そう、かき氷。

ご存知でしょうか。「なんでもやってる」でおなじみのDMM.comは、以前、かき氷も販売しておりました。

それがこちら。

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見かけたことのある方はかなりレアかと思います。

なぜならこちらの商品、販売地域が「栃木県宇都宮地区およびその他一部地域」のみに限られた、限定生産品だったからです。その後、日本全体で販売されることはありませんでした。つまり⋯そういうことです。

もしかしたら、次があるかもしれない⋯ということで、ご協力いただいたのは「これから起業・独立を目指している方」「すでに事業主・フリーランスとして活動している方」のためのオンラインサロン「ファーストペンギン大学」のメンバーの皆さま。メンバーの全員が自身のビジネスの成長を目指しているというだけあって、なんだか凄そうなアイディアが生まれる予感がします。

それでは、どうすればこのかき氷が売れたのかを一緒に考えていただきましょう!

売れるかき氷屋さんについて、ご意見をお聞かせください!

きまかり

よろしくお願いします。早速ですが、このかき氷、どうすれば売れたんでしょうか?

トリイさん

かき氷か、うーん⋯。

トリイさん

美味しそうに見える? DMMかき氷って。僕ならまず、名前にDMMはつけない。

あとは、かき氷って保管するのに冷凍庫がいるし、置き場所も困りそうだよね。

女性メンバー

そもそも単品ではなかなか集客できませんよね。 何かと抱き合わせにするのもいいと思いますが、とにかくこれだけがメインでは弱いと思います。

トリイさん

しかも、なんで海無し県で売ってるんだろう。湘南とかにある海の家とか、売り場所はいくらでも考えられるのに⋯。

女性メンバー

いいですね、無料Wi-Fiスポットも作って。

トリイさん

そもそもコンビニでかき氷って買う?売れ筋じゃない可能性あるよね。

うーん⋯難しい。

机上の空論はいらない。ファーストペンギン大学は実学主義!

トリイさん

⋯そもそもこういうことはファーストペンギン大学でやってないんですよ。

きまかり

そうなんですか!名前に「大学」がついているので、てっきりこういうことをやっているのだと思っていました。

トリイさん

机上の空論について話をしていても稼げないじゃないですか。

そういうことばかりしていると、あまり実現性のないものについてテンションが上がってしまって、結局失敗することが多いんですよ。

男性メンバー

それは僕もファーストペンギン大学に参加して感じました。

これまではそこまで確度の高くないものに対して盛り上がってしまい、骨折り損になることが多かったのですが、最近は成功するものを嗅ぎ分けるセンスが身について来たというか。

無駄撃ちすることが少なくなりましたね。

きまかり

ファーストペンギン大学は「稼げる想像」ではなく、具体的に「稼ぐ技術」について考えているんですね。確かにかき氷屋さんについて考えても、机上の空論になってしまうからエネルギーの無駄使いかも?

それでは、ファーストペンギン大学では普段どんな活動をなさっているんですか?

トリイさん

イラストを描けるようになりたい、ブログを書けるようになりたい。そういうテーマがあって、それに関して”ゼミ”を開いています。

きまかり

イラスト、ブログ? やっぱり大学のイメージからは離れていますね⋯。

ゼミではどんなことをしているんですか?

トリイさん

ユーザーが「この内容でスキルアップを図りたいです」と提案してきた内容について、良い教材で自習する感じです。興味がある人たちで集まって自学自習。ひとりで勉強してもつまらないでしょ。

みんなで勉強。そんな共同体です。

きまかり

なるほど。「やりたいこと」が先に来るんですね!

そういえば、トップ画像にも「みんなで挑んで笑って失敗」と掲げてらっしゃいましたね。

トリイさん

そうです。ひとりでやるより、数名でやったほうが効率がいい。相互フィードバックがあるから、効率の良い学習が可能なんです。

自分で勉強をする「ゼミ」がうちの特色です。

きまかり

自学自習ということは、ゼミには講師の方はいらっしゃらないということなんでしょうか。

トリイさん

いません。

「どうしたらいいんですか?」と迷っている状態の人に、手取り足取り教えてあげるというのは、教育ではないと考えているからです。本当に何かをやりたい人は「どうしたらいいんですか?」とは言わずに何かをやるはず。

そのための場所を作りたいと思ってます。

きまかり

ファーストペンギン大学は本当に何かをやりたい人のためのコミュニティ、ということですね。

トリイさん

はい、自主性を重視しています。

そもそも、世の中のオンラインサロンはお金を持ってる人やインフルエンサーの集まりにエネルギーを使われてしまっていると思っています。オーナーの大きな影響力を使って、いろんなイベントをやるからなんとなく達成感はあるけれど、自分が何か変わったかと言えば変わっていない。そんなオンラインサロンが多いんじゃないですかね。

その点、うちに入れば変わります。

世界で一番人間を変化させているのがうちです!! 間違いない!!

ものすごい熱弁をするトリイさん。100万人を変えてみせる!! との熱いメッセージをいただきました。

「情報のメディア」と「マッチングのゼミ」の合わせ技で成長する

トリイさん

今はゼミに力を入れているのですが、これからはメディアとしての立ち位置を目指して行こうと思っています。

きまかり

つまりそれはどういうことでしょうか。

トリイさん

ゼミっていうのは言うなればマッチングサービスなんです。

そしてマッチングサービスというのは、マッチした後も価値を維持することが難しい。価値を維持するためには、メディアとしての価値を作る必要があります。

そう考えると、メディアというのは本来ROMる(黙って閲覧する)ものじゃないですか。「コメントをする」などの行動は一部の人しかしません。例えば動画サイトなども、閲覧する人がほとんどで、投稿するのは一部の人です。

なので僕はファーストペンギン大学に「黙って閲覧しやすい環境」というのを作ろうと思っています。

きまかり

メディアとしての質を高めることにより、今あるゼミという機能との相乗効果を狙っているんですね。

トリイさん

はい。

それに、メディアとしての価値が担保されたら、違う世界のことを知りやすくなります。いざ「何かをやりたい!」と思った時に、もともとのゼミの役割である「マッチング」が生きてきて、何かに挑戦ができる。

そんなシステムを作りたいと思っています。

「そもそも失敗なんてないですよ。だって生きてるだけで正解なんだから」

きまかり

教育についてとても考えが練られていると感じたのですが、トリイさんは教育に興味がある方なのでしょうか。

トリイさん

特にそういう訳でもないです。

僕が最終的にファーストペンギン大学で一番やりたいことは、独自通貨を作ること。生産性しか測らない「日本円」という評価軸から抜けたいんです。

例えば優しさ。優しさってパラメーターで確認ができませんよね。

僕たちが生活している日本円という評価軸では、ここにいる彼が、今日ここに来る途中に、何人おばあちゃんを助けていようと、僕らはそれを知ることができないんですよ!!

隣にいらっしゃる男性メンバーを揺さぶるトリイさん。確かに、何百人という困った人を助けるヒーローであったとしても、私たちにそれを知る術はありません。

トリイさん

今の経済合理主義では「本当に”人間として”価値があること」が評価されていないんです。

僕はそれを数値化して、いろんな人が自分なりに生活するだけで資本が溜まっていく状況が作りたいんです。

きまかり

金(きん)による資本主義ではないということでしょうか。

トリイさん

金とは別の資本主義ですね。

別の資本、例えば優しさというものがパラレル化して存在する状況を作りたいです。だから、ファーストペンギン大学では優しさで米が食えるようにしました。

きまかり

優しさで米が食える?

トリイさん

そう、うちでは優しさと米を交換できるんです。

ファーストペンギン大学では「挑戦」と「貢献」でお米が食べられる

きまかり

⋯優しさと米が交換できるってどういうことですか?

トリイさん

ファーストペンギン大学では「ペギー」という独自通貨をメンバー同士で送りあえるようになってるんです。

ありがとうの印とか、誰かが挑戦したときに「ナイスペンギン!」って贈るんです。そして、ペギーをたくさん貯めると、お米券がもらえる。

つまり、優しくするだけでお米が食べられるんですよ!

きまかり

優しくすると、ペギーがもらえる。ペギーを貯めると、お米が食べられる。

つまり、優しくするとお米が食べられるんですね。なるほど、面白い!!

トリイさん

今はお米券を買うときに日本円を通しちゃってるけど、そのうちファーストペンギン大学内で「俺5ペギーでコンサルやるよ」とかそういう人が出てくれば、日本円を通さなくなる。

独立経済が作れるんです。

きまかり

ファーストペンギン大学内で独自通貨を作りたいとは、そういうことなんですね。

トリイさん

はい、それが大きな目標です。だからたくさんの人に入って来てほしい。

ファーストペンギン大学では「挑戦」と「貢献」が評価されるけど、もっといろんな評価軸があっていいとも思ってます。そうなると、自分が生きていきやすい場所で生きるようになるから、無理やり頑張らなくて良くなるんです。

優しさが評価される場所には、優しい人が集まってくるんです。

きまかり

それはすごく優しい世界ですね⋯。

トリイさん

ああ、いつも「うちは、特に来てほしい人間像はない」って言ってるけど、「優しい人はうちに来たら米が食えるよ!」って言ってもいいかな。

きまかり

なるほど。つまりこれって、評価経済なのでしょうか。

トリイさん

そうなんだけど、今の評価経済は理解が足りない。なぜかというと、日本円を経由することから脱していないので、投機家が集まっちゃうから。

優しさを評価軸にしても、日本円を経由することで「優しい人に投資する人」が現れてしまい、結局は「日本円を持っている人が強い」ということから逃げられなくなってしまう。これではプレイヤーが変わらないんです。

優しい人って、今は優しいだけじゃ生きていけないでしょ?

だからペギーは今の円の経済で迫害されている「優しい人」のために優しさを評価しようと思って作りました。そんな感じで評価軸がどんどん増えていけばいいなと思ってるんです。

きまかり

みんなが自分らしく生きやすい社会を作ろう、ってことなんですね。

トリイさん

そうですね!

例えば俺は子どもが4人いるけど、ひとりが全然賢くなくて、ひとりが全然日本円を稼げなくて、ってなるとペギーと日本円だけじゃ足りないと思ってます。

で、も他にも評価軸が、例えば20個くらいあれば、まあどっかで食えるやろ、みたいな(笑)。

きまかり

いいですね、そんな社会。みんなが自分らしく生きるのは幸せそうです。

トリイさん

まだしばらくは今の経済合理主義が続くだろうけどね。

だから、生きていくにはまず経済の安定が必要。それによって精神の安定を作ってから、仕事より楽しいことを創造していける集団を作っていきたいと思っています。

 

DMMかき氷が売れる方法を考えてもらおうとした結果、話はもっとディープな方向へ。こうしたらお金が稼げるかも?と頭で考えて、机上の空論で終わらせてしまうのではなく、具体的に「稼ぐ技術」を身につける方が大切なのだということがわかりました。

サロン名の「ファーストペンギン」とは、先の見えない危険なことに対して、誰よりも先に挑むペンギンのこと。この名前の通り、ファーストペンギン大学には、挑戦を応援する文化があります。また、新しい評価経済の仕組みであるペギーの導入など、サロン全体としても新しい取り組みを実施。

何かをしてみたいけど、やり方がわからない⋯と悩む前に、「ファーストペンギン大学」に入会して、素晴らしい仲間と出会い、「稼ぐ技術」を身につけてみませんか?

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