2020年1月18日(土)、六本木にあるDMM本社にて「ONLINE SALON AWARD (オンラインサロンアワード)2019」の表彰式が開催されました!今年で3回目を迎えたこの大イベントは、600種類を超える多種多様なオンラインサロンの中から、特に目覚ましい活躍を見せるオンラインサロンやプロジェクトを讃えるイベントです。
当日は、多数応募のあったプロジェクトの中から選ばれた5つの入選サロンのほか、様々なオンラインサロンのメンバーが参加し、参加者の総数は100名以上。会場は華々しい雰囲気に包まれていました。
今年は、オンラインサロン部門とプロジェクト部門の2部門に分けて発表が行われ、6つのオンラインサロンと5つのプロジェクトが選出!表彰の様子をお届けします。
オリジナリティあふれる「プロジェクト部門」に入賞したサロンたち
プロジェクト部門は、オンラインサロン内で行われている魅力的なプロジェクトを、サロン外の人達にも知ってもらいたいという想いから生まれました。多数の応募からファイナリストに選ばれたのは5つのサロンのプロジェクト。プレゼン後には審査が行われ、金賞・銀賞・銅賞・入選が発表されました。
銅賞:LILY PRESENTS セルフイノベーションサロン「LILY PRESENTS Challenge Award
毎年変わるダイエット情報に振り回されるのではなく、ずっと変わらない体の知識と、自分自身を深く追求することによって、美しく自己改革していく。そんな理念を掲げる「LILY PRESENTS セルフイノベーションサロン」では、美BODY部門、美メンタル部門、美習慣部門の3部門での審査を通じて、ミスLILY PRESENTSを決めるコンテスト「LILY PRESENTS Challenge Award」を開催しました。
24名の挑戦者、さらに彼女たちを支える認定講師12名はすべて、サロンのメンバーばかりです。主婦や看護師、飲食店勤務といった、プロの美容家・エステティシャンではない方々が主体となり、それぞれのチャレンジでコンテストを盛り上げました。応募に落選した方々も、「裏コンテスト」と称して自発的に自分磨きに励んだそうです。
そして、見事ミスLILY PRESENTSに選出されたのは、4か月で14kgの減量に成功した女性。このコンテストをきっかけに、彼女をはじめとするサロンメンバーには心身ともに様々な変化が起きたのだとか。
4か月の自分磨きの結果、参加者のトータルで体重は-57.5kg、体脂肪率は38.5%ダウンに成功したというこのプロジェクトは、会員同士で高め合う環境や数字の実績が高く評価され、プロジェクト部門銅賞を受賞しました。実際にプレゼンを行ったサロンオーナーのLilyさんも、「実質4か月という期間でしたが、私にとっては2年半の集大成でした」と、受賞の喜びをあらわにしていました。
銀賞:電脳音楽塾「授賞式で完結?ドキュメンタリーミュージックビデオ制作プロジェクト」
X JAPANのツアーサポートメンバーをはじめ、作詞、作曲、プロデュース、DJなど多岐にわたり活躍するINAさん。彼がオーナーを務める電脳音楽塾は、学びをエンタメするをキーワードに音楽業界の第一線で活躍するクリエイターたちが、音楽・アート・ファッション・カルチャーと多岐にわたるコンテンツ配信を行なっています。
このオンライサロンの集大成とも言える今回のプロジェクトは、「アワードのファイナリストに選出されることを前提にメンバーたちの活動のドキュメンタリーミュージックビデオを制作。さらに、プレゼンの場で歌唱パフォーマンスを決行する」という、かなり大胆なもの。
「夢中になれるもの、本気になれるもの、やりたいことを声に出して。信じて行動すれば、きっと夢は叶うはず。」そんな前向きなメッセージが詰まった音楽『happy music』と共に、サロンメンバーによるプレゼンが行われました。
『夢やアイデアをカタチに。好きなモノを好きと言える場所で、新しい音楽やカルチャーを生み出そう!』を合言葉にみんなで作り上げた作品です。どうぞ、お楽しみください。
電脳音楽塾は、プレゼンで行われたパフォーマンスと、プロジェクトに関わったメンバー全員の笑顔が高く評価され、プロジェクト部門銀賞を受賞。喜びにあふれつつも、「今回の経験を生かし、来年は金賞を狙います!」と、早くも次回のアワードに意欲十分なコメントを寄せてくれました。
金賞:サロン・ド・ムーティエ「牝馬の一生、ヒルちゃん母になるプロジェクト」
馬好きが集まる銀座cafe&bar「ムーティエ」が主催するコミュニティ型オンラインサロンが「サロン・ド・ムーティエ」です。日本の競馬ファンは約1,000万人いるといわれている一方、乗馬人口は7万人、馬主は4,500人ほど。「馬を愛する人々に、もっともっと馬とふれあう楽しみ方を知って欲しい」と言う理念の元、一口馬主の出資会員を増やして大勢で競走馬を応援することにより、北海道の牧場の支援、牧場への訪問など、馬や馬好きの人々と関われるイベントを数多く主催しています。また、ただ馬とのふれあいを楽しむだけでなく、現役引退後にほとんどの競走馬の行方が分からなくなってしまうと言う、業界のタブーにもメスを入れるべく、啓蒙活動にも精力を注いでいます。
今回のプロジェクト「牝馬の一生、ヒルちゃん母になるプロジェクト」は、サロンメンバー合同で、中央競馬の現役を引退したクリームヒルト(ヒルちゃん)という競走馬の共有馬主となり、セカンドキャリアを歩ませるというもの。サロンメンバーの協力により、地方競馬で才能を開花させたヒルちゃんでしたが、現在はサロンメンバーのファームで繁殖に入り、来春にはお母さんになる予定です。
アワードではサスティナブルな社会の実現と競走馬の未来を見据えた内容が高く評価され、プロジェクト部門金賞を受賞しました。谷口さんはその結果に驚きつつ、「他にも多くのプロジェクトに取り組んでいます。更にオフライン活動も増やし、馬券以外の馬の楽しさを伝えていきたいです」と、今後の抱負を語りました。
入賞:サラリーマンが300万円で小さな会社を買うサロン「M&Aを広める第一歩、千葉県いすみ市合宿」
入賞サロンの2つも、社会的価値とユニークさをかけ合わせたものばかりでした。「サラリーマンが300万円で小さな会社を買うサロン」は、著書『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門』の著者、三戸政和さんが立ち上げたオンラインサロン。サラリーマン、個人事業主、会社経営者など、約230名からなるメンバーが、個人M&A(企業買収・企業合併)を実践するために活動しています。
日本には約410万社もの企業がありますが、そのうち380万社が中小企業。そのうち、経営者が60歳を超える企業が約200万社もあると言われています。このうち、約半数が後継者不在という問題を抱えており、今後10年で約100万社が廃業する、「大廃業時代」を迎える可能性があるのです。
その流れに歯止めをかけるため、近年注目されているのが事業継承、M&Aです。しかし、2018年には約5万社の企業が廃業した一方で、M&Aの成約件数はわずか4,000件でした。子供などの親族が会社を引継ぐ事はこれまでも行われてきましたが、親族以外の第3者が会社を引継ぐ事業承継やM&Aという選択肢を知らない経営者はまだまだ多いのです。
そこで、今回のプロジェクトでは、千葉県いすみ市と共同で「集団お見合い」形式の企業合宿を企画。いすみ市長も積極的に企業に声かけを行い、6件の後継者不足企業を発掘することができました。この合宿の様子は、NHKの『クローズアップ現代+』でも放送されたそうです。こうした活動は、大廃業時代の解決につながるだけでなく、日本のサラリーマンのキャリア選択を広げるものになるでしょう。
入賞:小寺メディア戦略室「未来のベストセラー作家を育てる『白熱・出版合宿』」
編集力を武器にして、「無邪気なアイデアをカタチにする」をテーマに活動する、「小寺メディア編集室」。オーナーを務めるのは、株式会社きずな出版の編集長である小寺裕樹さんです。小寺さんは自身の豊富な知識と培ってきたノウハウをメンバーに伝え、仲間のアウトプットに最大限貢献したいと、精力的に活動しています。
その活動の一環として、サロンメンバーのアウトプット力を鍛えるべく、企画の磨き方や原稿の書き方、さらにはepubデータの作り方などマニアックな要素も取り入れた、「白熱・出版合宿」を実施しました。もっとも特筆すべきは、合宿中に1冊の本を書き上げて出版するというそのスピード感。実際に、この合宿に参加したメンバーから8冊の電子書籍が出版されましたが、そのうちの4冊がAmazonのKindleランキングで1位を獲得したそうです。
中でも、サロンメンバーの安江一勢さんが出版した『”なんとなく”不安だけど何が不安かわからない20代のためのお金の本』は、今でもカテゴリー別ベストセラー書籍ランキング1位をキープしています(2020年1月時点)。
今後もサロンメンバーの自己実現をサポートし、「小寺メディア戦略室」を日本一のプラットフォームにしていきたいと語る小寺さん。次はどんなベストセラーが生まれるのか、今から楽しみですね。
6つの賞が発表された、オンラインサロン部門
今回のアワードでは、プロジェクト部門とは別に、6つの部門に分けてオンラインサロンを表彰する「オンラインサロン部門」の表彰も実施。オープンして間もないサロンから、長い間不動の人気を誇るサロンまで、「いま、最も熱いオンラインサロン」に選ばれたのは、この6つでした。
ルーキー賞:心身美容塾Ranun
ルーキー賞は、2018/9/1~2019/8/31の間に開設したオンラインサロンの中で、特に盛り上がりを見せたオンラインサロンに贈られる賞です。ルーキー賞を受賞した「心身美容塾Ranun」は、「大人の習い事」をテーマに、専用のアプリを使って心身の美容に関する多くの学びを得ることができます。その内容は、美容・ファッション・仕事・お金・心理など、実にさまざま。
オーナーの水紀 華さんは今回の受賞を受け、「このテーマで、また1年頑張っていこうと思います!」と、抱負を語ってくれました。
ベテラン賞:アニキリゾートライフ
ベテラン賞は、2018/8/31以前に開設した、歴史あるオンラインサロンを対象とした賞です。ベテラン賞を受賞した「アニキリゾートライフ」は、書籍『出稼げば大富豪』、映画『神様はバリにいる』などのモデルにもなった、バリ島の大富豪・アニキこと丸尾孝俊さんが考える、幸せな人生を送るエッセンスやバリ島の魅力がたっぷりつまったオンラインサロン。
受賞コメントには、バリ島のアニキからビデオメッセージもいただきました!「今後ともバリバリ頑張っていくんで、応援よろしくお願いしマックス!」
エンゲージメント賞:はらだんDMMオンラインサロン プロニートの歩き方
エンゲージメント賞は、オンラインサロンの盛り上がりに欠かせない各種データの中でも特に重要な、「ユーザーのアクティブ率」がトップクラスだったサロンに与えられる賞です。
「はらだんDMMオンラインサロン プロニートの歩き方」は、プロニートという異色のキャリアを持ちながら、多方面でマルチに活躍している、はらだんこと原田真緒さんが運営。オープンチャットやアプリ内のスレッドで、はらだんさんやサロンメンバーと密なコミュニケーションを楽しめます。
はらだんさんは今回の受賞について、「食べたごはんの写真や、1日の歩数など、なんでもオンラインで書いていた甲斐がありました!」と、これまでの地道な活動が評価されたことを喜んでいました。
ライブラリ賞:CLUB”88″
ライブラリ賞は、オンラインサロンの「ライブラリ機能」を利用しているサロンの中で、ライブラリの質、商品販売数、売上流通額などの基準から、「ライブラリ機能を使いこなしている」サロンに贈られる賞です。
CLUB”88”は、渋谷のヘアサロン「ALT」のオーナー森田正浩さんと、海外からも受講者が訪れるほどのカラーテクニックをもつ三浦嗣史さんの2人が運営する、技術特化型のサロン。
オンラインサロンのオープン以来、惜しみなく質の高いコンテンツ配信を続けてきたことが、今回の受賞につながったようです。受賞コメントでも、「オンラインを通じて、場所による制約のないスキルアップのお手伝いができればと思います」と話していたオーナーの2人。これからの情報発信にも期待大です!
マイストーリー賞:堀江貴文イノベーション大学校 みもりかよこさん
マイストーリー賞は、オンラインサロン入会をきっかけに、成長や変化を得られたメンバーのストーリーを募集し、その中から学びや体験を基準に評価されたストーリーに贈られました。受賞したのは、「堀江貴文イノベーション大学校」のみもりかよこさんです。
彼女は2015年から「堀江貴文イノベーション大学校」に参加。4人のお子さんの将来を考え、堀江さんの先見性を子供達に伝えていきたいと、参加を決意したそうです。オンラインサロンでは、普段の生活では出会えない人々との交流に刺激され、自身の行動偏差値もみるみる上がっていったのだとか。
京都での民間学童保育の立ち上げや、堀江さんが取り組むゼロ高等学院の運営に関わるなど、現在も積極的に活動を続けているというみもりさん。「オンラインサロンがもっと日本で広がり、大人な楽しそうに過ごす姿を見せれば、子供達ももっとイキイキできるんじゃないかと思います」と、受賞コメントを残していました。
オンラインサロン大賞:「MB LABO – ファッションの集合知へ」
2019年、最も盛り上がったオンラインサロンに贈られるのが、このオンラインサロン大賞です。入会者数、売上流通額、コンテンツ充実度、ユーザー満足度など、あらゆる観点から評価され、見事オンラインサロン大賞を受賞したのは「MB LABO – ファッションの集合知へ」でした!
昨年のアワードに続き、3度目の受賞を果たしたMB LABO。コンテンツの質はもちろん、メンバーが自発的にさまざまなプロジェクトを立ち上げ、成長していく姿が高く評価されました。MBさんも、「身に余る光栄ありがとうございます。自分としては粛々と会員さんとファッションの輪を広げているだけなのですがこうして評価していただけることはとても嬉しいです。モノ作りやファッションの歴史や深み、そうした文化としての側面を・・・インスタントなファストファッションだけでなく会員さんと共に今後も追求していければと思っています。いただいた賞金で会員さんと飲みに行くなり、みんなが喜ぶように還元する形で有効に使わせていただきます!」とコメント。
今後もモノづくりやファッションの面白さを、サロンメンバーと追求していきたいと、熱い展望を語りました。昨年同様、賞金はみんなが喜べる形でサロンメンバーに還元していくとのこと。どんな形で還元されるのかとても楽しみですね!
「日常生活では会えない仲間と出会い、夢の実現に向けて仲間と一緒に歩んでいく」。今回の「ONLINE SALON AWARD 2019」では、そんなオンライサロンならではの素晴らしさを、改めて実感することができました。それが人々の人生を、どのように豊かにしてくれるのか。今からとても楽しみです!