2024月3月、「ぞご塾~声の相談室~」「夢波サロン-夢を仕事に変える場所-」の両サロンが開くオフ会が都内にて開催されました!
声優やボイストレーニング講師など幅広く活躍する、藏合紗恵子さんと幸田夢波さん。「サロンメンバーさんと仲良くなる!」をテーマに、ユニークなカードゲームを参加者と楽しめる交流会を企画しました。
今回はその様子をレポートにてお送りしつつ、幸田さん、藏合さんがオンラインサロンで大切にしていることを伺いました。
地元岡山にて、4歳の誕生日に両親と共に初舞台を踏む。10歳まで定期的に舞台経験を積むかたわら、アニメ『スレイヤーズ』で声優という職業を知り、高校卒業と共に声優専門学校へ入学。吹き替え、アニメ、歌唱、ゲーム、ラジオ、イベント、舞台、朗読劇、TV出演など多岐に渡り、自身のCDで作詞家デビューも果たす。現在はフリーランスとして、声優だけでなく講師としても精力的に活動している。
小学生の頃から歌が好きで歌手にあこがれ、高校在学中に声優事務所プロダクション・エースに所属し声優デビュー。アニメ、ゲーム、洋画吹き替えを中心に声優として活動し、2014年に歌手デビュー。現在は所属事務所を退所し、フリーランスとして国内外を移動しながら声優、ブログ運営、デザイン、ボイストレーニング講師、ラジオ配信など多方面で活躍中。
それぞれの想いから始まったオンラインサロン活動
藏合さんも幸田さんも、声優を軸に多彩なジャンルで活動しています。幸田さんは声優の仕事をしつつ、声にまつわる雑学やフリーランスとしての働き方などをブログで発信。2017年には、『夢波サロン-夢を仕事に変える場所-』を開設しました。
幸田:2017年頃はちょうど、会社の副業解禁をきっかけに副業・フリーランスを目指す人が増えた時期でした。私もそのタイミングでフリーランスになったんですが、仕事をどう取ればいいのか、税金をどう納めればいいのかなにも分からなくて……。同じような不安を抱えている人たちと情報を共有しながら、好きを仕事にしようと頑張り合える場所を作りたいと思い、オンラインサロンを立ち上げました
藏合さんが『ぞご塾~声の相談室~』を開設したのは、2024年3月のこと。そのきっかけとなったのは、「声にまつわるコンテンツを多くの人に届けたい」という想いの芽生えでした。
藏合:私は声の演技指導なども行っているんですが、最近は声優志望の人以外にも、声について勉強したいという人が増えているんです。お悩みの中身も、声劇をやりたい、朗読を仕事にしたい、VTuberになりたい、会議で上司を納得させられるような、説得力のある話し方を勉強したいなどさまざまです。そういう一人ひとりのお悩みに対して、個別にレッスンをしてあげたい。そう思い、プロ志望も初心者もウェルカムな場所として、オンラインサロンを開設しようと思いました。
幸田さんは定期的に、年4〜5回のペースでオフ会を開催してきたそうです。サロンメンバーさんの要望を聞きながら、食事会や声優のワークショップなどさまざまな企画を実施してきました。
今回の交流会は、藏合さんと幸田さんとで「プロ志望の人に限らず、みんなが楽しく交流できる会にしよう」と話し合いました。そこで、カードゲームをみんなで遊ぶというプランに決まったそうです。
王道回答・珍回答に爆笑!カードゲームでより親密に
イベントで遊んだのは、『「校長ゲーム」みなさんが静かになるまで◯◯秒かかりました』と『声優になろう!』という2つのゲームでした。
『「校長ゲーム」みなさんが静かになるまで◯◯秒かかりました』は、校長先生役と生徒役にそれぞれ分かれます。生徒役は「子どもの頃の夢」「隣の人を◯秒見つめる」など、引いたカードのお題に沿って行動します。
校長先生は、生徒全員が行動するまでの時間をタイマーアプリなどで計測し、生徒たちはトータルでどのくらいの時間がかかったかを予測します。
そして、校長先生はあこがれ(?)のセリフ「皆さんが静かになるまで◯分◯秒かかりました」と共に答えを発表し、もっとも近い時間を言い当てた人が勝ちとなるのです。
藏合:実は先日も、オンラインでの交流会でこのカードゲームを使って遊んだんです。カードのお題は『好きな季節』『猫派か犬派か』など、自己紹介要素が強いものもあって、初対面の人同士が打ち解け合うのにぴったりでした。今回のオフ会も、お互いの人となりを知る最初のきっかけとして、このカードゲームを選びました
実際にゲームを遊んでみると、自己紹介やちょっとしたミニゲームを楽しみつつ、「今回は3分くらいかかったんじゃない?」「4分以上はかかったよ!」と時間予想が白熱。2ゲーム、3ゲームと回を重ねるうちに、初対面がほとんどだったサロンメンバーさんの緊張はどんどんほぐれていきました。
2つ目に遊んだカードゲームは『声優になろう』。これは声優オーディションを題材にしており、参加者は3種類のカードで出されたお題に沿って、自分の役を演じきります。
- オーディションカード:今回のオーディションの題材となる架空のアニメ作品が書かれています(サイボーグである主人公とロボが戦うアニメ「アンとロイド」など)
- 役カード:作中に登場するキャラクターが書かれています(侍、悪の女幹部、真面目な生徒会長、エキストラ など)
- セリフカード:実際に使用するセリフが書かれています(「2回」「一瞬だ」「変身」「薙ぎ払え」「守れるものなら守ってみろ」など)
参加者はそのアニメのどのキャラクターを演じるか宣言して、実際に配られたセリフカードを使って、役柄になりきって演技します。そして全員が演じきったあと、自分以外のよかった参加者を指さすのです。
一見すると意味不明なセリフから、中二病満載なセリフまで。サロンメンバーや幸田さん・藏合さんは、配られたカードやお題となるアニメ・役柄に頭を抱えつつ、自分が考えたセリフを力いっぱいに演じました。
「本当にありそう!」というセリフから「なにそれ!?」というものまで。多彩な回答で会場は爆笑に包まれていました(筆者は幸田さんのセリフがツボに入り、しばらく行動不能に陥りました)。
声優である2人の迫真の演技もさることながら、場の雰囲気が温まるにつれて、サロンメンバーさんも熱のこもった演技を連発。カードゲームを終えた後、誰もが大満足の感想を口にしていました。
「久々に叫べて楽しかったです!」
「カードゲームが大好きなので、今日はすごく楽しかったです」
「普段、自分が口にすることがないセリフばかりをしゃべれて刺激的でした。
「オフ会には初参加だったのですが、すごく面白かったです!」
サロンメンバーが目指すゴールを応援できる場所にしたい
初の合同開催は大成功となった今回のオフ会。藏合さんは今後も、オンラインサロンを運営するなかでコミュニケーションを大事にしたいと語ります。
藏合:まずはサロンメンバーさんと仲良くなって、相手がどんな人なのか、どんなお困り事を抱えているのかをじっくり把握できたらいいなと考えています。
実際、藏合さんはサロン内で個別レッスンを実施していますが、サロンメンバーさんとの交流会を通じて「声の指導」とは違うリクエストに応えているそうです。
藏合:そのメンバーさんは、あるラジオ局が主催している『ラジオドラマの脚本コンテスト』に自分の脚本を投稿したんです。無事に一次審査を通過したんですが、企画のクオリティをもっと高めたいという悩みを交流会で語っていて。私は台本を書いたりすることもあるので、脚本の添削などを個別レッスンでお手伝いすることにしました。
長年同人小説を書いていて、台本執筆に挑戦してみたいというサロンメンバーさんもいるんだとか。そうした声を聞いて、新しい個別レッスンのアイディアを考えるのを楽しんでいると、藏合さんは話します。
幸田さんにも、オンラインサロンで大切にしていることを伺いました。
幸田:新しいことに挑戦しようとすると、バカにされたり『あなたには無理』と言われることって多いじゃないですか。仮にブログを書き始めたとしても、読んでくれる人が誰もいないと続ける気力を失ってしまいます。そういう人たちにとって、このオンラインサロンは“安心して挑戦できる場所”でありたいんです。
ブログを書いてサロンに告知すれば、必ず誰かが読んでくれる。
自分の録音した音源をサロンに投稿すれば、幸田さんが必ずリアクションしてくれる。
自分のチャレンジに対して、誰も悪口を言わず応援してくれる。
誰かの頑張りに対して、「すごいね!」とみんなで言い合える場所。それを見て、自分も頑張ろうと思える空間にしたいと、幸田さんは話します。
最後に、今後オンラインサロンでどのような活動をしていきたいかを聞きました。
藏合:サロンメンバーさんによって、目指すゴールはバラバラです。声優になりたい人もいれば、プレゼンで上司をぎゃふんと言わせたい人もいます。大事なのは、メンバーさん本人が納得できる目標にたどりつけることだと思います。
プレゼンを成功させてハッピー!でもいいし、“次は朗読会にもチャレンジしてみようかな”と思ってもいい。その人が考える目標に合わせて、いろいろなお手伝いをしていきたいです
幸田:“夢を仕事に変える場所”というテーマでオンラインサロンを運営しているので、自分の好きなことや生きがいでお金を得られるようにサポートしていきたいと考えています。
そのために、夢波サロンは「みんなも頑張っているから私も頑張ろう」と思える場所であり続けたいです。そのうえで、私やサロンメンバーさん同士が、お互いの目標をサポートし合える関係になれたら、嬉しいなと思っています。
声に関する悩みを抱えていて、プロに相談したい
どうしてもやってみたい仕事やチャレンジを応援してくれる仲間が欲しい
オフライン・オンラインで楽しく交流できる友人が欲しい
こうした悩みややりたいことがある人は、一度「ぞご塾~声の相談室~」「夢波サロン-夢を仕事に変える場所-」をのぞいてみませんか? 藏合さん・幸田さんが作るポジティブな空間の一員になって、自分が本当にやってみたかったことに挑戦してみましょう!