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「コミュニケーション大学校」なのにコミュニケーションの枠を超えそう!?メンバーが能動的に楽しむ秘訣に迫ります

著者名亜希子
「コミュニケーション大学校」なのにコミュニケーションの枠を超えそう!?メンバーが能動的に楽しむ秘訣に迫ります

フジテレビ元ニュースキャスター&記者・現役プロデューサーである森下知哉さん。運営中のオンラインサロン「コミュニケーション大学校」は、なんと会員の入会継続率9割という驚異の数字を維持しています。

今回は森下さんにサロンを開設したきっかけや活動内容、今後の展望などを伺いました。これを読めば、コミュニケーション大学校がなぜこれほど人気なのかがわかるはず!ぜひご覧ください。


森下知哉(もりした ともや)

1300倍の倍率を突破してフジテレビのアナウンサーに。報道番組のニュースキャスターや記者を経て、現在は報道番組プロデューサーとして活躍中。「コミュニケーション大学校」では日々のニュースの解説をはじめ、独自のコミュニケーションのコツを配信している。


アナウンサー&記者の経験を惜しみなく提供するオンラインサロン

――まず、オンラインサロン「コミュニケーション大学校」の成り立ちから教えてください。どのような思いを込めてサロンを開設されましたか。

僕は以前アナウンサーをしていまして、現在はプロデューサーで制作に携わっています。いろいろな経験を積んできて、会社の外で何ができるのかを試してみようと思い、まずは『SHOWROOM(ライブ配信サービス)』を始めました。そこからさらに、リスナーさんが『Voicy(音声プラットフォーム)』を勧めてくださったので音声解説を始めたんです。

そうしていくうちに、もう少し濃いコミュニケーションが図れる場所がほしいと思うようになりました。音声配信はいただいたコメントに対して返事はするんですけれども、双方向のやり取りにはどうしてもならないんですね。オンラインサロンというシステムを使えば、情報や知識を共有して、より密なコミュニケーションが図れるんじゃないかと思って始めました。

 

――そもそもなぜコミュニケーションを”教える側”になろうと思ったのですか。

僕は9年間アナウンサーをしていて、インタビューをしたり、街に出て取材をしたりするなど、基本的に人と接する仕事をしてきました。アナウンサーを辞めたあとは、8年間記者をしていたのですが、記者になってからは、政治家や各界の著名人などに情報をもらわなければならないので、どうにかして仲良くなり情報を得て取材活動するという日々だったんですね。

僕にとってはそれが当たり前の日々だったんですが、友人にそういった話をすると、世間では当たり前ではないと言われまして…。「そこで得たコミュニケーションスキルやコツは森下ならではのものなんだから、それを伝える場があってもいいんじゃないか」と言われたのがきっかけでした。

自分にとって当たり前だったことも、他の人にとっては日々の生活に役立つスキルやコツになるかもしれない。それを発信できればいいなと思ったんです。

スクールみたいな勉強はナシ!インプットもアウトプットも楽しく

――そういったコミュニケーションスキルを教えてもらえるのは、かなり貴重な機会ですね。では、サロンでは具体的にどういった活動をされているのかを教えてください。

まず「インプットとアウトプットを日々の生活の中でストレスなく最大化していこう」という大きな柱があります。

たとえば、テキストや本を読んだり、どこかのスクールに通ったりインプットをすることがあっても、アウトプットする機会はなかなかありませんよね。スポーツでも、ゴルフや野球のやり方を本や動画で学んでも実際にやらないと身につかない。それと同じです。

ですので、それがまずできる場所としてのプログラムを用意しています。スクールみたいなことはやりません。スクールに通ってコツコツやっていくことって、ストレスになることもあるじゃないですか?僕は、楽しみながらストレスなく自然とインプットとアウトプットをできることを大切にしています。

具体的なインプットの内容は、毎日読んでいる新聞からピックアップしたニュースを必ず1日2本、解説付きでアップしています。これは話のネタになるとメンバーからも好評です。また、話し方やコミュニケーションのコツも毎週記事ベースで提供しています。

アウトプットとしては、いろいろな経験を積まれてきたサロンメンバーがたくさんいるので、Zoomを使ってプレゼンをしていただきます。クローズドの場だから安心してできますし、人前で話す練習にもなります。その人にとってはアウトプットですが、メンバーにとってはインプットにもつながるので、そうやって好循環を作っているところですね。

 

――サロンを拝見しましたが、皆さん能動的に動かれていて、とてもアクティブですよね。

正直言うと、始めはリアルな友達にサロンへ入ってもらい、盛り上げを手助けしてもらおうかと思っていたんですよ。でも、そんな心配がいらないくらい、皆さんがアクティブにアウトプット、インプットをしてくださるので、友達には入ってもらいませんでした(笑)。うれしい誤算と言いますか、僕の想像を上回る皆さんの熱量がこのサロンを支えてくれています。

 

――具体的な会員さんの反応は、どのような感じでしょうか。

今回の取材にあたって、皆さんが実際どう感じているか、感想を寄せていただいたんです。そうしましたら、どんどん自身がアクティブになったという声がありました。たとえば、自分のスマホで撮った動画に実況ナレーションをつけてアップするというコーナーがあるんですが、日本だけではなく、世界中の方が参加してくれているんです。そういうのってYouTuberでない限り、なかなかしないですよね。しかも、そこにはたくさんのコメントや質問がくるんです。

その人にとってのアウトプットは、皆さんにとってのインプットになると同時に、自分のしゃべりや撮り方などが他者にどう見られているのかを知ることにつながります。引っ込み思案だったのに表に出ることが楽しくなったとか、人とのコミュニケーションが自分の幸せにつながったとか、そういった声もたくさんいただいています。僕の考えているアウトプットの場を楽しんでくれていると感じられて、うれしいですね。

 

――いいですね。サロンメンバーは全国にいらっしゃるのですか。

全国各地はもちろん、アメリカや台湾、オーストラリアの方もいらっしゃいます。オーストラリアの方からは、公園にいるカンガルーの動画が送られてきたこともあって衝撃を受けました。車ちょっと走らせたら、カンガルーいるの?って(笑)。その人にとっては当たり前の日常かもしれませんが、日本に暮らす人にとってはびっくりじゃないですか。でも、オーストラリアに住んでいる方からすると、日本で起きていることが日常ではない経験知識になるわけです。

先日の台湾地震のときも、台湾在住の方がすぐさま動画をアップロードしてくださって、無事を伝えてくれました。災害があると、どうしてもその国すべての出来事と思ってしまいがちですが、その人はちょっと離れたところに住んでいたので大丈夫だったそうです。ニュースを主体としている僕の配信もあるので、皆さんそういったことも意識して行動してくださいます。いろいろな情報が日本各地と世界何ヶ所から届いている状況ですね。

オフ会ではまさかの企画も!?

――こちらのサロンでは、オンライン以外にもオフラインでの活動はされていますか?

はい。日本中に参加者がいるので、東京でオフ会を開くと不公平感が生まれてしまうと考えて、以前はネットの中だけで完結させようと思っていました。ですが、コミュニケーションが密になってくるとやっぱり会いたくなるんですよね。

先日、スレッドの中にそれぞれの得意な分野の部活を発足させたんです。その中に山登りが得意な方による「登山部」があるんですが、その方がリアルな登山企画を考えてくださって、実はサロンメンバーで高尾山に登りに行きました!僕、基本運動が大嫌いなので(笑)、その方のお声がけがなければ絶対山には登らなかったんですけれど、僕にとってすごく斬新な体験でした。一度やってみると、皆さん「次は何にする?」という機運が高まってくるので、今後そうしたリアルな場もどんどん設けていくことになるのかなと思います。

また、ルーレットの旅というのも始めました。東京でオフ会を開催するのではなく、サロンメンバーのところに僕が行ってオフ会をする活動です。先日も茨城の鹿嶋に行ってきました。茨城の鹿嶋が第1回目。ついこの間やったばかりですが、次は宮城の塩釜市という仙台の隣の街でやることになっています!

 

――ルーレット!本当にランダムですね。

そうなんですよ!僕もドキドキですよ、自分が行かなきゃいけないので、どこに当たるのか…。海外の方もいらっしゃいますし、そのときはちょっと当たったら考えます(笑)。このように、リアルな場でも皆さんに満足してもらって不公平感のないような場所を作っていこうと思っています。

オンラインサロンの様子を実際にちょっとだけ公開!

――森下さんが出したお題の原稿を読み、それにアドバイスも返す「原稿読みチャレンジ」。あれも本当にすごいなと感じました。かなり大変そうですが…

めちゃくちゃ大変でした。思いつきでやってみたものの「30人?僕、30人分のコメント動画これから取るの?」と思いながらやっていました。でも、楽しいですよ!表に出るのが嫌だった人が自分のスマホで動画を撮って原稿読みをして、クローズドの場とはいえ、多くの人が見る場所にアップするようになったというのは、とてもうれしかったです。

思ったよりめちゃくちゃ大変でしたけど、でも今のところこの人数ならできています。もし仮に人数が増えたら、その都度いろいろなプログラムを考えていきたいです。

 

(※今回、サロンの中に投稿されている原稿読みチャレンジの一部を掲載させていただけることになりました。ぜひご覧ください。)

――サロンメンバーの「YOKO」さんが原稿読みチャレンジに挑戦!それに対する森下さんのアドバイスがコチラ。

ーー「ゆっくりと読むことの重要さ」「大事なワードを上げるように読む(引きずられない)」など、さすがプロのアドバイス!思わず頷いてしまいました。

原稿の読み方には人それぞれの癖があります。30人集めてこう読みましょうと言っても、できる人もいれば何のことかわからない人もいます。ですので、結局一人ひとりに アドバイスするしかありません。

癖がいい個性だったら残せばいいんですが、たった3秒こうしたほうがいいよって伝えるだけで上手になるならば、ぜひアドバイスしたいですね。そういったことをプロから指摘してもらう機会って、なかなかないじゃないですか。だからこそ、皆さん楽しんでやってくださっているのかなと思います。

また、僕のアドバイスは、他の人にとってのインプットにもつながるので、当事者じゃない人が良くなっている点などを褒めてくれることもあります。1対1ではあるけれど、結局メンバー同士で共有できる知識になっているのかなと感じました。

 

――メンバーが反応してくれたり、褒めてくれたりするのは、モチベーションにつながりますね。

他の人のアップに対するメンバー同士のコメントは、本当に多いです。僕は絶対に否定せず、まずはいいところを伝え、どこがよかったのかをお互い探してコメントするようにしています。それが次のやる気につながるなど、いい循環が生まれていると思っています。

 

――そのような好循環が生まれこのサロンが心地いいからこそ、継続率は9割という高い実績を誇っているんでしょうね。

辞めていくときも、きちんと挨拶してくださる方がほとんどです。「何ヶ月かやってきたけれども、こういう理由で申し訳ないんですけれど…」など、ちゃんと挨拶をしてくださる方が多くて。勝手にいなくなるんじゃなくて「今までありがとうございました」っていう挨拶がある。それで、僕はきちんとしたコミュニティに育ってくれていると感じましたね。

――今後サロンで新しくやってみたい活動などはありますか。

人数が増えて予算が増えたら、プレゼンしてくださる方にサロンのオリジナルグッズをプレゼントしたいですね。ささやかですけれどもオリジナルなので、モチベーションにつながってくれたらいいなと思って。サロンメンバーは小一時間、報酬がないプレゼンをしてくださるので、やっぱりお礼をしたいんです。実は、そうしたリアルなグッズのプレゼントを大量に発注してしまい、60人ちょっとしかいないのに家に100個単位でいろいろなグッズが集まっています。だから、もうちょっとメンバーが増えてもらわなきゃ困るんですけども(笑)。

今は60人程度ですが、100人になったら150人なったら…もし200人になったらという構想はあります。どちらかというと、リアルでもっとコミュニケーションを気軽に取れる場を作れないかなというものです。まだこの段階ではふわっとした感じにしか言えませんが、いつか実現したいですね。

もちろん、サロンメンバーさんの提案は絶対大事にしながら、他のサロンではできないようなプロジェクトも都度作っていきたいです。

だって、山登りするなんて思っていなかったんですよ、僕(笑)。コミュニケーションスキルを教えるサロンを作ったら、なぜか山登りになっちゃって。だけどみんながすごくエンジョイしているのを見ると、やっぱり楽しみながらやるのが一つの大きな柱だと感じましたね。

 

――最後になりますが、森下さんのオンラインサロンはどのような方へオススメですか?

年代、性別、住まいなど、そういったものには一切関係なく、生活していくうえでコミュニケーションは絶対に必要じゃないですか。だからもう縛りは一切なく、どんな人でもいいから、コミュニケーションを楽しみたい人全員に来ていただきたいです!

森下知哉 Tomoya Morishita - フジテレビ森下知哉 コミュニケーション大学校 - DMMオンラインサロン
森下知哉 Tomoya Morishita - フジテレビ森下知哉 コミュニケーション大学校 - DMMオンラインサロン2000人以上の著名人・各界専門家に取材をしてきたフジテレビ元ニュースキャスター&記者・現役プロデューサー森下知哉による「コミュニケーション」を学び楽しむサロンです。状況を見ながら上限人数を設定します。
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