「KIZUNA café」は、不登校や引きこもりのお子さんに悩むお母さん向けの講座「家族に笑顔を取り戻すKET理子塾」を主宰する鈴木理子さんのオンラインサロン。当初は、受講前のお試し的な位置づけで開設したものの会員数が伸び悩み、2024年11月、Facebookで展開していた講座修了生向けの内容を移行する形にリニューアル。ターゲットを絞ったことがサロンの盛り上がりにつながったという鈴木理子さんに、開設のきっかけからリニューアル後の変化まで、その想いをお聞きしました。

株式会社ファミリータイズ代表取締役社長。一般社団法人家族心理サポート協会代表理事。国内航空会社で国際線客室乗務員として8年間従事した後、研修講師として独立、約15年で延べ2万人以上をサポート。中学3年生から4年間不登校だった三女との経験をもとに「家族に笑顔を取り戻すKET理子塾」と題した親子心理・コミュニケーション講座を主宰。
悩んでいたコンテンツの差別化もリニューアルで解消

――ご自身の経験をもとに、不登校や引きこもり、摂食障がいのお子さんと向き合うお母さん方を対象にした講座「家族に笑顔を取り戻すKET理子塾」(以下、「理子塾」)を主宰されている鈴木さん。まずは、今の活動を始めたきっかけを教えてください。
現在は、一般社団法人家族心理サポート協会と株式会社ファミリータイズという2社の代表をしております。以前は客室乗務員時代の経験を活かして企業研修の講師を務めていたのですが、そのときに一番下の娘が不登校になってしまったんですね。当時は、とにかく私と娘との関係がめちゃくちゃに悪くて、家庭がひどい状況になってしまって。このままだと一生後悔すると思い、娘が学校に行く、行かないは置いておいて、まずは家庭を立てなおそうと。それまで学んできた心理学、カウンセリング、コーチングの技術を活かして娘や家族とのコミュニケーションを見直していきました。その過程で、娘も元気になって、大学に入学して社会人になりました。
かなり苦しい時期もありました。でも、同じように不登校のお子さんのことで悩んでいる方もたくさんいらっしゃる現実を知り、この自分の経験を伝えていけたらいいなと「家族に笑顔を取り戻す」をコンセプトにした講座を始めることに。今14期目が始まるタイミングですが、これまでにサポートした人数は1000名を超えています。
――「KIZUNA café」は、その「理子塾」の修了生が対象のオンラインサロン。開設時は「理子塾」に興味を持った方への”入口”のような位置づけだそうですね。
いきなり「理子塾」を受講するのはハードルが高いだろうと、受講するきっかけ作りになればと、開設当初は講座に興味はあるけれど受講までは踏み出せない方を対象にしていました。ですが、そもそもお子さんに悩んでいる方々なので、こういう交流を軸にしたコミュニティに抵抗がある方が多く、なかなか会員数が伸びていかなかったんですね。公式LINEには登録しているけどオンラインサロンには入会していないという方もいらっしゃって。提供するコンテンツに関しても講座との差別化に難しさを感じていたので、1年続けたところで、もうオンラインサロンはやめようかなと。
――それをリニューアルという形にされた理由は?
もともと修了生向けのコンテンツを、Facebookで展開していました。でも、だんだんと修了生が増えていくなかで、決済システムやコンテンツをもっとうまく整理できたらいいなと思うようになってきて。1年間、オンラインサロンを使った経験から、そういった点もオンラインサロンなら解決できそうだなと、Facebookでの内容を移動しようとなりました。サロンなら機能も豊富だし、修了生の方がもっと元気になってくれるようなものをコンテンツとして提供できそうだなと思ったことが大きかったです。
――リニューアル後、以前よりも修了生の入会が増えたそうですね。
おかげさまで、Facebookで展開していたときよりも多く入会していただいています。皆さん、つらいところを乗り越えてきた同志でもあるので、塾生さん同士がつながる場所としても活用いただいているなと感じます。
ライブ配信が手軽にできるのが魅力的

――移行後、特に便利さを感じた機能はどんなものでしょうか。
ライブ配信システムですね。それまではYouTubeの限定公開などを使っていたので、URLをお知らせする手間がありましたが、すぐに配信できる手軽さが魅力的だなと感じました。音声だけのラジオ配信など、リアルタイムでさっとできる手軽さもいいですよね。アンコールワットやニューヨークといった旅先から配信したこともあるんですよ。私自身、すごく楽しいです。
あと、アーカイブが残っていくのも分かりやすいですね。途中から入会した方から「コンテンツが見きれない」といううれしい声もいただいています。お試しサロンだった以前は、講座との差別化を考えて「何をしたらいいんだろう」と思っていましたが、リニューアル後はそういったストレスも解消できています。
――人気があるコンテンツは?
やっぱりラジオ配信ですね。最近あったことを好き勝手に話しているだけなんですけど(笑)。あとは、セミナー動画や昔書いたブログを改めて文字起こしして掲載しているもの。「理子塾」の卒業生であり、現在認定講師として活躍する皆さんが担当している「おしゃべり会」も人気ですね。最初は「理子さんがいないとダメかも」と言われたりもしたんですけど、私がいると皆さん私の発言を待ってしまうので、いない方が気楽にお話できるのかなとお任せしています。いろいろ情報交換したりと楽しんでいらっしゃるようです。
――終了生の方には、どのような形で「KIZUNA café」を告知していらっしゃるのですか。
修了生の方から「このあとも繋がっていたいんですけど」というお話が出てくることも多いので、講座が終わる3カ月前くらいをメドにお知らせしています。クレジットカード決済のみですが、初月無料で参加いただけるので「一度入っていただいて、違うなと思ったら退会いただいて大丈夫です」とお伝えするんですけど、ほとんどの方がそのまま継続してくださいますね。講座が終わったあとも、クリスマス会などのイベントを開催するときに改めて告知することもあります。そういえば、去年私が還暦だったので還暦祝いのイベントをやったんですけど、いいタイミングだからと古い期の方がどっと入会してくださったこともありました。
「KIZUNA café」という名前のとおり、期が違っても「いろいろ大変だった時期を一緒に乗り越えてきたよね」という人の集まりなので、皆さん共通言語があるんですね。問題を解決して、心が軽くなっている方も少なくないので、サロンでは比較的明るいお話が多いのかな。「講座が終わったあとでも繋がれる場があるのはありがたい」とおっしゃる方もいらっしゃって、リニューアルしてよかったなと思っています。
1人で頑張らないことも成功の秘訣
――サロン運営が成功した秘訣をどう感じていらっしゃいますか。
やっぱり自分1人で頑張らない、というのがすごく大きかったなと思います。DMMのシステムを利用したことも、「1人で抱え込まない」工夫の1つ。Facebookのときは、決済が滞っている人のチェックなども自分でやらなくてはいけなかったですが、そういったところも全部システム化されているし、コンテンツを投稿するのも便利な機能がたくさんありますから。あと、リニューアルにあたって認定講師から「KIZUNA café」専用の担当者を作りました。企画力が強い担当なので、それもあるのかなと。1人じゃないというのはとても心強かったです。
――ちなみに、オンラインサロン開設にあたってDMMを選んだ決め手はどこにあったのでしょうか。
いくつか比較させていただいたなかで、システム利用料が良心的だったこと。あとは、複雑すぎない点も決め手でした。私がやりたかった配信システムがあったのも魅力的でしたし、年齢的にもシステムが複雑すぎるとついていけないところがあったので。私が使えそうだと思えたのも大きかったです。私以上に、受講者の方はこういうシステムが苦手な方が多いので。
――今後の活動について教えてください。
サロン内のコンテンツの一つ、マインドフルネスの実践会をオフラインイベントとして開催したいと考えています。あとは、新しい機能を試しつつ、皆さんに楽しんでもらえるものを提供していきたいですね。オンラインサロン以外の部分では、もっと裾野を広げていきたいなと思っています。今の「理子塾」は不登校のお子さんを持つお母さん向けですが、講座自体、子どもを変えようという内容ではありません。お母さんが生きやすくなるようにマインドを変える。子どもの接し方や心の奥底で縛られているマイルールを見直すといったことが強いので、不登校のママ以外の方にも届けたいなと。幸せな大人を増やすプロジェクトを展開していきたいなと考えています。修了生さんから「夫婦関係がよくなった」「職場の人間関係が改善した」という声もいただくことも多いんです。
「理子塾」に関しては、随時募集中です。いつ入ってもすぐに始められるシステムになっていますので、お子さんに悩まれている方はぜひ気軽にご相談いただけたらうれしいです。
――では、最後にオンラインサロン開設を検討されている方にメッセージをお願いします。
迷っているなら、まずはやってみましょう!という感じですね。自分1人でやろうとしがちですが、こういうシステムを頼った方が断然スムーズですし、DMMのシステムは本当に使いやすいですから。Facebookから移行したときも、サポートがすごく手厚くて。既存会員の方への切り替え方法も、すごく分かりやすく説明してくださったのが本当にありがたかったです。他のプラットフォームからの乗り換えを検討している方にもおすすめです。

