「大好きなモノで勝負する」9,000杯のラーメンを売る男の失敗とは?

著者名CANARY 編集部
小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった-
日本人の国民食といっていいラーメン。日本各地に激戦区がある中で1日に9,000杯のラーメンを売るという偉業を達成しているラーメン店の経営者、小宮一哲さん。 「美味しい」という味の裏に隠された見えざる努力など、普段何気なく食べている1杯のラーメンの中には学ぶべき事がたくさんあります。小宮さんが実際に経験してきた貴重な失敗談も含めてお話しを伺いました。

試行錯誤の繰り返しで今がある

小宮一哲さんは1976年9月10日生まれ。

2005年8月に文京区千駄木にて「つけめんTETSU」を創業をして以来「つけめんTETSU」や「江戸前煮干中華そば きみはん」「博多豚骨 たかくら」など現在32店舗(2016年5月末時点)のラーメン店を運営する株式会社YUNARIの代表取締役社長に就任。

2015年7月には、日本の人口減少問題を解決すべく、ニッポン元気モリモリ株式会社を立ち上げ、こちらも代表取締役社長を務めています。

小宮さんは、本当に美味しいものを提供したかったという一心で、毎日毎日ラーメンの味を変えていたそうです。

納得がいかない日は、ラーメンを出してもお金をもらわない事もあったほど。そんなラーメンへの情熱と試行錯誤の繰り返しで今があると語られていました。

現在も、業務形態も複数展開しながら店舗数を増やしていて、ラーメンに対する姿勢は変わらずに進化し続けています。

小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった

「大好きなモノで勝負する必要がありました」

今回、本稿執筆にあたり、ラーメンにかける想いやビジネスに大切な視点についてを伺いました。

ラーメンや飲食店経営にかかわらず、様々な業種のビジネスに活かせるお話になっています。

小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった-

–起業するにあたり、なぜ「ラーメン店」の「多店舗経営」を選択されたのでしょうか

「起業には大きなリスクが伴います。『人生を賭けたギャンブル』といっても過言ではありません。そういった背景の中で、失敗しても後悔しない為には大好きなモノで勝負をする必要がありました。それが僕にとっては『ラーメン』という食べ物でした。

また、多店舗経営に至った経緯はいくつか理由があります。


1、ラーメン屋のオヤジになりたかったのではなく、経営者になりたかったから。


2、複数店舗を運営することでリスクを軽減していく狙い。


3、最大の理由ですが、従業員にたくさんのお給料をあげたいから。」

 

–今までに感動したおすすめのラーメン屋はありましたか。


「何か1つは秀でていても、あまり他店でスゴイと感じたことはありません。世の中でヒットしているラーメン屋の多くは『結果として売れちゃったモノ』で『狙って売れたモノ』では少ないような気がします。」

 

–「これは方向転換しよう」と思う引き際はありますでしょうか。また小宮さんにとって「失敗」とはなんでしょうか。


「引き際はやはりその店舗で利益が出ていない場合です。適正な人件費、適正な材料費をかけた上でちゃんと利益が出ていることがビジネスです。

人件費や材料費を削って利益が出ているような仕事はしません。やるべきことや試したい施策をやっても売れない場合は『世の中に必要とされていないんだなぁ』とあっさり退きます! 


失敗とはただの結果です。」

 

–ズバリ小宮さんにとって「ラーメン」とはなんでしょうか。



「僕が『絶対誰にも負け(たく)ないモノ』です!」

 

どの回答も、行動と結果から見出された言葉に重みを感じます。まさに好きこそ物の上手なれという言葉をそのままビジネスで勝負をしている印象を受けました。

自分の好きなものだからこそ、負けたくない、この魂こそが原点かもしれませんね。

そんな小宮さんの経営手法や失敗談を直接聞ける場所がオンラインサロン『小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった-』です。

環境に適応させた事業展開

これは実際にオンラインサロン内で課題とされた出店に対する問題点。

とある郊外にある商業施設のフロアガイドの写真です。

どこが問題なのでしょうか?

小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった

このフロアガイドB1~9Fまでが記されているのですが、どこをどう見渡しても『ラーメン』の文字がありません。

この規模の商業施設にラーメン屋が無いというのはあり得ません。

『つけめん』も都市部ではだいぶ市民権を獲た食べ物ですが、まだまだ『ラーメン』の知名度には勝てません!

出典: 小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった

つけめんがウリのTETSUなので、つけめんをPUSHしたくなってしまいそうですが、そういうことではないようです。

確かにウチは『つけめん』をウリにしたお店ですが、こういう場合は『つけめん専門店/つけめんTETSU』ではなく『つけめん・らーめん/つけめんTETSU』の方が確実に集客出来ます!

この施設でラーメンを食べたいと思ったらウチに来るしかありませんから!

これはウチも施設側にも『つけめんの認知度はまだまだ低い』という客観的視点が抜けてしまっている失敗ではないかな?って思います!

出典: 小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった

 

以上のようにただ出店するのではなく、周りの状況や環境に合わせた客観的な視点が必要となるわけですね。

その他にも、人材の見抜き方や人のタイプ別の育て方など、経営に欠かせない人間の内面性にも視野を当てたビジネス展開法も学べます。

多店舗展開を実際に成功させている小宮さんの経営手法を直接本人から伺えるのが、このオンラインサロンの特徴です。

衝撃!交通費・宿泊費・食事代が全て無料のオフ会

オンラインサロンの特徴の一つが、参加者同士のオフ会。このサロンでもオフ会が開催されました。

しかし、このサロンの場合は普通のオフ会とは違います。なんと飛行機代を含む交通費から宿泊費、食事代に至るまで、その全てが無料なんです!

昨年行われたオフ会の会場は六本木。料理も豪華で二次会まで行われました。

月々の会費は多少値が張りますが、それだけ参加者はやる気に満ちた方が集いますし、とてもお得なオンラインサロンである事は間違いありません。

参加者の中には、あまりにも刺激的な内容で「帰ってからもしばらく眠れなくなるほど」という感想が出るくらい充実したオフ会になりました。

小宮一哲の失敗学-1日9,000杯のラーメンを売る男になっちゃった

失敗学に学ぶ参加者同士がビジネスを展開できる

失敗は成功の元とは言いますが、実際に現場で学んだ事ほど実用的な知識は無いと思います。その中でこのオンラインサロンでは失敗を失敗で終わらせない成功への種が沢山あります。

その種を各々のフィールドに持ち帰り応用する事が出来ます。ビジネスで相談出来る人がいるほど心強い事はありません。

このオンラインサロンでラーメン一杯に隠れた見えない成功への種を一緒に発見してみませんか。

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