生活に花を取り入れたいと思っても、何から始めていいかわからない。花束をもらったけど、どうやっていければいいんだろう…と悩んだ経験はありませんか。
オンラインサロン「華道家 假屋崎省吾 ~花のあるライフスタイル~」では、華道家の假屋崎省吾さんから直接、花の取り扱い方を学べます。今回は豪華絢爛と噂のサロンにお招きいただき、假屋崎さんのことや花のこと、センスの磨き方などいろいろなお話を伺ってきました。
華道家、假屋崎省吾さん
―假屋崎さんにとって華道とは
まず、華道は日本の伝統文化です。
日本には書道、茶道、柔道、弓道など道がいくつかありますが、世界に誇る伝統文化として素晴らしいと思っています。華道も同じで、一人でも多くの方に知っていただきたいという思いで華道家を名乗っています。
書道家とか、○○家と名乗るの職業は他にもあるけど、実は華道家と名乗ったのは私が初めてです。
―華道家と名乗られたのは假屋崎さんが初めて?
華道を生業にしている方は他にも沢山いたけど、その人たちが華道家と名乗っていたかというと今まで誰も名乗っていませんでした。
今から25年前、初めてテレビに出た時に、肩書きが必要だと思って…アーティストってのも違うし、じゃあ華道家にしたらどうかな? と。
―華道と出会ったきっかけはいつだったのでしょうか
両親が園芸や花が大好きだったこともあり、小さい頃から生活の中には常に花がありました。
両親と一緒に育てることから始まって、大学に入学した頃にテレビでいけばなの講座を見て、これだ! って思ったのが最初のきっかけ。
花を器にいけて、空間を彩らせて、自分を表現する。なんて素敵なことだろうと思って始まりました。
―現在は華道家として、多岐に渡る活動をしてらっしゃいますよね
生花だけではなく、“花”をキーワードに着物やジュエリー、花器などのデザインの仕事もしています。
主催している花教室では花をいけるのが基本だけど、いけるというクリエイティブな作業を通して、生徒さんに美意識や自分自身を向上させていって欲しいと伝えています。
生きていくためにはビタミンやカルシウムなどが必要不可欠だけど、私にとって“心のビタミン”はお花。
花が一輪あるだけで空間が変わってくるので、もっと多くの方に花の魅力を伝えたいですね。
生活の中での発見がインスピレーションの源に
―花をいけるときもデザインを考えるときも、インスピレーションはどこから湧いてくるんですか
磨けばどんなものでもピカピカ光ります。いつでもできる簡単なことだと、綺麗な画像を見るだけでもいいと思います。綺麗だと思って集めていくと、どんどん感受性豊かになってくるんです。
映画や写真集を見るとか、目で楽しめるものは脳の中枢に刺激を与えてくれる。オンラインサロン内でも素敵な画像などをサロンメンバーにシェアしています。
―美しい画像を見るだけでもテンションが上がりますもんね
そうそう。毎日の生活の中で何かを発見するのも大切。
満員電車に乗っていても発見があります。あの人の着こなしやお化粧素敵だなとか、素敵な男性だなとか。逆にちょっと…って思う場面を見たら教訓にもなりますね。
あと、中吊り広告もおすすめ! 満員電車だと広告しか見れないこともありますよね? そういう時には色使いやデザインを気にしてみるだけでも。家庭画報や婦人画報とかすごく参考になると思います。
―発想次第でストレスフルな満員電車も勉強空間に変わるんですね
色彩は本当にいくらでも勉強の仕方があると思います。
いいものを見ていくと、それが血となり肉となり細胞となる。ちょっとしたことで美意識は養われます。
例えば八百屋さんも、緑があって、その中に赤や黄色がちりばめられていて…美味しそうに見える。目に飛び込んで買ってもらわなければいけないですよね? 売れないところの配色はのっぺりしているかもしれないけど、評判の良いところはやはりなんか違うんです。そういうとこでもヒントがある。なんでもそう。
自分で見ないと、行かないと、やってみないとわからない。勉強も大切だけど、経験が大事。
興味をもって手繰り寄せてやってみるとこれは自分に合う、合わないの取捨選択ができるようになります。
選択の中で自分らしさが出てきて素敵なものを組み合わせていけば、麗人になる。そんな風になったら大したものでしょう? 大体の方が努力していると思うけど、何もしなくなったら人糞製造機になりますよ!
そうはなりたくないですよね?(笑)。 そのために努力する。人生一度きりだから輝かないと!
まずは一輪の花から
―生活に花を取り入れようと思ったときに、何から始めればいいでしょうか
まずは周りを見てください。もしかしたら庭に咲いているかもしれない。なければ花屋に勇気を出して入ってみる。そうするといろんな花があることに気づきます。その中で一輪でもいいから気に入った花を買ってみる。
家に帰ってから少し切り直して水が入る器などに入れる。それを部屋の中でいちいち持って歩いて置いてみる。すると不思議なことにたった一輪でも愛おしく見えてくる。
一輪の花をきっかけに次に行ったときは店員さんに季節の花を聞いてみたり、プレゼントの相談をしてみたり。だんだんとなじみのお花屋さんになっていく。なじみの居酒屋とかラーメン屋、美容室がありますよね? それと一緒。行きつけの花屋が見つかりますよ。
―なじみのお花屋さんがあると生活が潤いそうです。 では、2月におすすめの花は
チューリップです。チューリップは2月が最盛期で3月になると下火になる。お花屋さんは季節を先取りしているんです。
あとは枝ものだと梅もいいですね。いい香りがしますよ。枝もの一本にお花一輪とかも素敵ですよ。
―花瓶がない場合はどうすればいいですか
ティーカップやラーメンどんぶりでもいいですし、ちょっと水が入るようなお皿を2つ重ねて、その間に水とお花を入れてもいいですね。
チョンッと切って、水に花を浮かべるのもいいです。花瓶の代用は前日に飲んだお酒の瓶もいいと思います。そこに花を2,3本、長いのと短いのを組み合わせるだけでも素敵。
假屋崎さんファンはもちろん! 花や美しいものに興味がある人は是非
Facebookグループ内では花の話題の他に、假屋崎さんが飼っている犬や猫についてやブログには出してない芸能界のマル秘情報なんかも配信中。
サロンメンバー同士の交流に加えて、假屋崎さんからも直接コメントが返ってくるのはオンラインサロンならでは! 今後サロンメンバーが増えてきたらみんなで温泉ツアーやイベントもしたいと仰っていましたよ。
假屋崎さんのファンはもちろん、花や美しいものに興味がある方は「華道家 假屋崎省吾 ~花のあるライフスタイル~」を覗いてみてはいかがでしょうか。