2015年に名古屋で開催以来、累計32万人もの人々が訪れた『ラーメン女子博』の2018年イベントが、いよいよ4月26日から東京・中野四季の森公園でスタートします。
それに先立って…。
4月11日、都内某所。イベント主催者であり、オンラインサロン「森本聡子とラーメン食べ歩き隊ッ!」運営者の森本聡子さんが、イベントのポップアップ店舗となる浅草のラーメン店で提供するメニューを考えるために、サロンメンバーを集めて「味の調整会議」を行いました。
今回は、特別に会議に参加させていただき、その様子をレポートします!驚きとかわいさ、そして食の楽しみに対する徹底的なこだわりが詰まった、楽しい会議の雰囲気をたっぷり堪能してください。
会議に参加した、才色兼備なメンバーたち!
この会議では、言わずと知れたラーメン女史の主催者・森本聡子さんも含め、合計6名の女性たちが集合。個性も強みもバラバラな彼女たちを、少しだけご紹介します。
・山口えりこさん…フードトレンドリサーチャーで、ラーメンはもちろん食全般に詳しい。
・たべめぐみさん…ニックネームは「たべめぐ」。フードファイターとして活躍する福岡出身の美女。
・あきさん…PC関係の仕事をしていて、アプリ開発にも詳しい彼女。今回の会議のテーマとなる浅草にも精通。
・まきさん…前職ではカップラーメンを作る会社に勤務していた、まさにラーメン女史!177cmというモデルさんの様な高身長。
・さや姐さん…神奈川のラーメン店をくまなく知り尽くした、スーパーラーメンママ。[姉]ではなくて、[姐]なのです。
今回の会議の議題は、[ラーメン女子博のポップアップ店舗として、期間限定で浅草に出店されるラーメン店のメニューを2種類決める]というもの。会議の様子は、オンラインサロンのメンバーに向けてリアルタイムに配信されており、企画会議の様子を見ながらコメントでアイディアを出したりと、会議に参加できなかった方も含めてサロン全体で盛り上がっていました。
インスタ映え&かわいいを叶えるラーメンの答えは…「ピンク」!?
森本さん(以下敬称略)「今回のポップアップ店舗が出店されるのは、元々浅草のとある店舗の場所で、すぐそばは私たちが大好きなスナック街(笑)。高級料亭や飲屋街も立ち並ぶ、まさにTHE・浅草な場所!
だから観光客をターゲットにしつつ、女性がつい写真を撮りたくなるような、インスタ映えするかわいさも追求したいね。
浅草の吉法師っていう、青色のラーメンを出しているお店って知ってる?浅草は土地柄、醤油ラーメンや餃子を食べながらお酒を飲んでと、しっぽりとした雰囲気が中心なのに、こういうカラフルなものもあって。これってすごく面白いなって思ったの。」
早速一同は「かわいい ラーメン」で画像検索を始めました。すると目に飛び込んできたのは、カレーラーメンやレモンが乗ったラーメンなど、色彩豊かなラーメンたち。
中でもひときわ異彩を放っていたのは、ピンク一色のスープにいちごが入った、なんとも独創的なラーメンでした。
山口「ピンクとんこつラーメンとかいいんじゃないですか?」
森本「ピンクなら、ラーメン女子博とのポップアップ店舗って雰囲気も出せるね!」
あき「にんじんはハートみたいにして出すのもかわいいですね。原宿ポップならぬ、浅草ポップみたいなイメージで。」
この会話から一気に方向性が定まり、 [ピンク]というキーワードで、どんどん話が進んでいきます。
森本「でもピンクって、着色料は何を使ってるんだろう?」
たべめぐ「ビーツとかですかね?」
山口「そう!ビーツ!体にもすごくいいんだよね。」
ビーツとは、ロシアの伝統料理・ボルシチなどでも使われる赤カブのこと。とても栄養が豊富で、動脈硬化や骨粗しょう症の予防効果もあるとのことで、奇跡の野菜と呼ばれているんです。
ピンクとんこつラーメンのメニュー名は?筆者も会議に参加させていただきました…!!
ラーメンの見た目や材料がある程度固まってきたところで、今度は、お店やお客様にも伝わりやすいように、どんなネーミングにするかで話は盛り上がります。
森本「今までの話だと、奇跡の野菜とかを使ったメニュー名かな?」
山口「せっかく浅草に出すんだし、浅草かわいいラーメンとかは?」
あき「浅草は和なイメージだから、桜色とか小町とか桃色とかも合いそうですね!」
次々と出てくる案に、それいい!かわいい!と、盛り上がるメンバー達。するとどうでしょう、脇でメモしたり写真を撮ったりしていたライターの私も、話に混ざりたい欲求がふつふつ湧いてきました。
筆者「浅草なら…ハイカラとかどうですか?」
森本「ハイカラ!いいですねー!」
やった!と心の中でガッツポーズ。「ハイカラって言葉は海外の人にもウケそう!」そんな言葉ももらえて、反応は上々だった様子。実際にハイカラの名前が使われるのか。ポップアップ店舗のオープンまで、楽しみが1つ増えた瞬間でした。
会議では、参加者全員から積極的な発言が生まれる雰囲気が自然と作られていて、サロンオーナーの森本さんをはじめ、サロンメンバーの方からも、このオンラインサロンの風通しの良さを感じることができました。
男性も女性も食べやすい、プチサイズの二郎系ラーメン
ポップアップ店舗に出したいメニューのイメージは2種類くらいあると語る森本さん。もう1つのメニューは、そびえ立つインパクト抜群な見た目と、濃厚な豚骨醤油味がファンをやみつきにする、あの「二郎ラーメン」をインスパイアしたものを想定しているんだとか。
森本「ラーメン女史博だと、毎回二郎系がすごい人気なんだよね。でも、食べ慣れてる私たちにとっても、ボリュームがありすぎて手が出しにくい時もあるし、完食しづらいから足を運びにくい人もいると思うんだよね。
だから、いっそのことどんぶりそのものを小さくするのはどうかな?それなら女性はもちろん、男性にも食べやすくなるだろうし。器が小さい分縦に盛れて、スカイツリー盛りみたいにもできるしね(笑)。」
まき「正直、本来の二郎は男っぽいってイメージで、かわいい感じはないですもんね。」
味玉に大根おろしアート〜かわいいトッピングの材料とは〜
さらに、話は[かわいいトッピング]にも広がります。
森本「あ、味玉に色がついているのもいいね!」
さや姐「ラーメン店の中には、味玉や卵の色を変えてるお店もありますよね。」
あき「100均とかだと、卵をお花やハートにしたり、輪切りの切り口をお花みたいにできる型が売ってて、お弁当に使うこともできます」
たべめぐ「あと、大根おろしアートとか!」
森本「お鍋のクマさんとか超かわいい!こういうのは写真を撮りたくなるよね〜」
画像検索で登場する大根おろしアートに悶絶しだすメンバー。でも、そこはさすがのラーメン女史たち。すぐに話題をラーメンへと戻します。
森本「でもさ、とんこつに大根おろしって味は合うかな?」
まき「大根にうまく味付けをすれば大丈夫だと思います。」
山口「味を変えないように、別添えにして提供するとか!」
森本「そっか!大根おろしアートだけを蓮華に乗せて出すのもいいね!大根以外に、何か使える素材ってあるかな?」
今あるアイディアを膨らませつつ、同時にトッピングに使える素材についても話を広げます。時にはライブチャットを見ているサロンメンバーにも声をかけながら、どんどんアイディアを出し合います。
森本「マッシュポテトはどうかな?」
さや姐「ポテトだと傷みやすいかもね。」
森本「そっかあ。ビーツをそのまま使うことはできる?」
山口「ビーツは水分が多いから、丸々1個を彫って使うみたいになるかもですね。」
さや姐「神奈川の藤沢にあるらぁめん鴇ってお店は、子供のお客さん限定で卵やチャーシューをゾウさんとかクマさん、ウサギさんの形に作って提供しているんです。」
まき「ポンっと乗っててすごいかわいいですね!」
森本「さすがラーメンママ!それなら鴇さんみたいに、子供用にそういうチャーシューを用意するのもいいね。お母さんも連れていきやすくなるし!」
浅草ポップアップ店舗でどの案が採用されるのか乞うご期待!
今回の会議ではこの他にも、ポップアップ店舗だけではなく、ラーメン女子博で提供するお酒にも使えそうな、エディブルフラワーを使った装飾などのアイディアが!
全てのアイディアには、ラーメン女史でもあり、サロンメンバーでもある皆さんの「私たちが出すラーメン、とってもかわいくて美味しいからみんな食べに来て!」というメッセージが込められています。
ラーメンにまつわるものだけではなく、幅広い食のトレンドを押さえた企画会議はハイレベル。「食」について、ここまで深く、熱く語る機会は、なかなかありません。
今回出されたアイディアを参考にしつつ、4月13日には実際にラーメンを提供するお店の方を交えて話し合いが行われ、本格的にどんなメニューを出すかが決定される予定だそう。果たして、今回登場した「ピンクラーメン」「プチ二郎」は採用されるのか?今後の発表を、どうぞ楽しみにしていてください!
企画・イベントだけではなく、仲間内で「今日はここ行ったよ〜!」「ここのお店、超おすすめ!」と、オンライン・オフライン共に、にぎやかなコミュニケーションが楽しめるのが、「森本聡子とラーメン食べ歩き隊ッ!」の魅力です。
ラーメン好きのみなさんの入会、もとい入隊をお待ちしています!