みなさんは、ヘッドスパをご存知ですか?ヘッドスパは、オイルなどを使用した頭のマッサージで、美容院では定番メニューになりました。頭皮をすっきりさせることができるヘッドスパは、汗をかきやすかったり、頭皮や髪がべたつきやすい方には特にオススメです。
そんな人気のヘッドスパが、自宅で簡単にできる方法があるんです!この記事では、自宅でヘッドスパをする方法や必要な道具、ポイントなどをご紹介します。
ヘッドスパとは
ヘッドスパは、簡単に言うと頭皮のマッサージのことです。近年、ヘッドスパは美容院の施術メニューにも多く取り入れられており、誰でも気軽に体験することができるようになりました。炭酸泉やエッセンシャルオイルを利用したヘッドスパなどもあり、実に様々な工夫が凝らされています。
一般社団法人日本ヘッドスパ協会は、ヘッドスパを以下のように定義づけています。
美容技術に癒しの有効性を取り入れることで、美的向上心の高い人たちの満足度を高める美と健康の綜合技術である出典: 一般社団法人 日本ヘッドスパ協会
このことからもわかるように、ヘッドスパは美容だけではなく、健康面にもプラスの効果を与えることが期待されています。頭皮をマッサージすることで血行を良くし、後述するようなさまざまな効果を生み出しているのです。
ヘッドスパの効果
では、ヘッドスパをすることで、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか?ヘッドスパの効果としては、主に以下の3点が挙げられます。
1. 疲労回復
2. 頭皮や毛髪のケア
3. 顔のリフトアップ
では、それぞれの効果を詳しく見ていきましょう。
1. 疲労回復
頭皮全体のコリをほぐすことで、目の疲れや肩こりが軽減されます。また、マッサージにアロマオイルなどを利用することで、同時に精神的なリラックス効果も期待できます。心身ともにリラックスさせることで、「不眠症が改善された」という声もあるようです。
2. 頭皮や毛髪のケア
頭皮の毛穴の汚れを丁寧に落とすことで、フケや気になるニオイなどを予防することができます。また、マッサージによって頭皮が刺激されることで、発毛を促進する効果も期待できます。
他にも、ヘッドスパではシャンプー後にトリートメントやドライをしっかりと行うことが基本となっているため、髪を美しく保つことにもつながります。
3. 顔のリフトアップ
頭皮全体のコリをほぐすことで、顔のたるみ、むくみを解消する効果が期待できます。
頭皮は顔の皮膚ともつながっているため、頭皮をマッサージすることによって、顔の皮膚を引き締めることができます。これによって、自然とフェイスラインが引き上げられるので、「ヘッドスパを行うようになってから表情が明るくなった」という、嬉しい効果もあるようです。
このように、様々な効果が期待できるヘッドスパが、自宅で簡単にできたらいいですよね。「美容室やサロンなどの専門店じゃないとできないのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。実は、ヘッドスパは炭酸水や家電などを利用することで、自宅でも簡単に行うことができるんです!
自宅で簡単ヘッドスパの準備
まずは、自宅で簡単にできるヘッドスパに使う道具を見ていきましょう。道具がたくさん必要なのでは、と思っている方もご心配なく!用意するものは、たったのこれだけなんです。
・炭酸水(砂糖が入っていない常温のもの)
・空のペットボトル
・シャンプー(いつも使っているものでOK)
すでに自宅にある、またはスーパーやコンビニなどで気軽に買うことができるものばかりなので、思い立ったときにすぐに試せるのが簡易版ヘッドスパの良いところ。しかも炭酸水は1本約100円と安価なので、お財布にも優しいですね。
なぜ水ではなく、炭酸水がいいのかというと、炭酸水に含まれる炭酸ガスには血行を良くする効果があるからです。水に溶けた炭酸は非常に微細な分子構造のため、皮膚に触れただけで簡単に皮下に浸透することができます。炭酸が皮膚から吸収され、毛細血管に到達することで、血中の二酸化炭素濃度が上昇。炭酸が吸収された部位が酸欠状態であると判断され、その部分に新鮮な血液を送り込もうとするために、末梢血管の拡張と血流の増加が起きるのです。
炭酸水を使用したヘッドスパでは、この炭酸水の効果を利用して、頭皮の血行を促進することができます。
自宅で簡単ヘッドスパの方法
道具を準備したら、いよいよ自宅ヘッドスパの開始です。自宅でヘッドスパをするときの手順は、以下の通りです。用意するものは、「簡易ヘッドスパ:炭酸水」で前述した3つの道具です。
【手順】
1. 髪をブラッシングし、汚れを浮かせる
紙の根元から丁寧にブラッシングし、頭皮の表面の汚れやホコリを浮かせます。こうすることで、ヘッドスパの効果を高めることができます。
2. シャンプーに炭酸水を混ぜ、炭酸シャンプーを作る
空のペットボトルにシャンプー(1~2プッシュ程度)と炭酸水(50 ml)程度を入れ、シェイクします。これだけで、簡単に炭酸シャンプーを作ることができます。
3. ぬるま湯で髪を予洗いする
ぬるま湯で髪をゆっくり洗います。目安としては30秒から1分程度です。このとき、指の腹で頭皮を優しくマッサージするようにしましょう。洗った後は、髪の水気を軽く切っておきます。
4. 炭酸シャンプーを使い、洗髪する
手順2で作った炭酸シャンプーを使い、髪を洗います。シャンプーをよく泡立たせ、頭皮全体にもみこむように優しく洗います。決して爪を立てず、指の腹で頭皮をマッサージするようにしましょう。
5. 炭酸水でシャンプーを洗い流す
残った炭酸水を髪にかけ、シャンプーを洗い流します。もし炭酸水が足りなくなった場合は、シャワーを使用しても大丈夫です。
シャンプーはいつも通り行ってかまいませんが、できれば低刺激のシャンプーを使うようにしましょう。アミノ酸系やアルコールフリーのものを選ぶと、頭皮への刺激を抑えることができます。
自宅でプロ並みヘッドスパの準備
次は、自宅で本格的にヘッドスパを行いたいという方のために、機械やオイル、クリームなどを使用したヘッドスパをご紹介します。自宅ヘッドスパ用の機械には、以下のようなものがあります。ヘッドスパ用の機械は、通販や家電量販店で、ヘッドスパ用のオイルやクリームは、ドラッグストアや通販などで購入できます。
パナソニック 頭皮エステ サロンタッチタイプ ルージュピンク調 EH-HE99-RP
お風呂で使えるコードレス式のヘッドスパ家電。ブラシは硬めの「かっさブラシ」と普通の「ノーマルブラシ」の2種類が付属しており、好みによって使い分けることができます。
まるで手でマッサージをしているような心地よさを、お家で手軽に楽しむことができます。
頭皮エステ スカルプD メカノバイオ
男性向けシャンプーでおなじみのスカルプDのメーカー、アンファーがパナソニックと共同開発したヘッドスパ家電。もちろん男女兼用です。頭皮を直につかんでいるような密着感にこだわり、長く使い続けることができる気持ち良さに定評があるようです。
髪質改善研究所 ボタニカルヘッドスパ(270g)
シャンプーの後に使用する、ヘッドスパ用クリームです。スパイシーハーブの香りが、すっきりとした使い心地を演出します。爽快感がくせになり、リピートするユーザーも多いそうです。
無印良品 ホホバオイル JOJOBA OIL 200ml
手ごろなお値段で買えるホホバオイルで、初めてヘッドスパをする方におすすめです。伸びがよく、べたつきの少ないオイルです。もちろんヘッドスパだけでなくスキンケアにも使用できるため、普段使いのしやすいオイルとして何かと重宝している方が多いようです。
自宅でプロ並みヘッドスパの方法
本格的なヘッドスパを行いたい方は、自宅で簡単ヘッドスパの方法でご紹介したシャンプーとマッサージに、以下の工程を加えます。
・頭皮のクレンジング
・トリートメント
・ドライ
・頭、首、顔のマッサージ
では、それぞれの工程について詳しく見ていきましょう。
頭皮のクレンジング
オイルを使用して頭皮をクレンジングします。この工程は、シャンプーとマッサージの前に行います。オイルを使用して頭皮をクレンジングします。この工程は、シャンプーとマッサージの前に行います。
用意するものは以下の通りです。
・オイル(ホホバオイルなどの、油脂を使用したもの)
・ラップ
・ブラシ
・タオル
【手順】
1. 髪の絡まりがほどける程度にブラッシングします。こうすることで髪についたホコリが取れ、オイルがよりなじむようになります。
2. 髪が乾いた状態で、頭皮に少しずつオイルをつけていきます。頭皮全体にオイルが行きわたるよう数か所に分けてオイルをつけ、指先で広げていきます。
3. 頭皮をマッサージし、オイルをなじませる頭皮全体にオイルを広げたら、指の腹で頭皮をマッサージしながらオイルをなじませていきます。頭皮をマッサージするときは、爪を立てないように注意しましょう。
4. 頭をラップで巻き、タオルで蒸らすラップで頭全体を包みます。その上からお湯で濡らしたタオルを巻き、頭を蒸らします。このまま5分ほど待ちます。待っている間は、湯船につかっても問題ありません。
トリートメント
トリートメントは必須ではありませんが、シャンプーをした後にトリートメントをすることで、毛先をケアすることができます。この工程は、シャンプーとマッサージの後に行います。トリートメントは必須ではありませんが、シャンプーをした後にトリートメントをすることで、毛先をケアすることができます。この工程は、シャンプーとマッサージの後に行います。
【手順】
1. 手にトリートメントを適量とり、毛先につけていきます。このとき、頭皮にトリートメントが直接つかないように注意しましょう。トリートメントの量は、1回につき500円玉1枚分程度が目安とされています。商品により異なることがあるので、商品の注意書きをよく読んでから使用してください。
2. トリートメントをなじませるように、髪を優しくブラッシングします。こうすることで、毛先につけたトリートメントが髪全体になじみます。
3. トリートメントをお湯で洗い流します。髪にトリートメントが残らないよう、丁寧に洗いましょう。
ドライ
髪を洗った後にしっかりと乾かすことで、髪を美しく保つことができます。この工程は、トリートメントの後に行います。髪を洗った後にしっかりと乾かすことで、髪を美しく保つことができます。この工程は、トリートメントの後に行います。
【手順】
1. まずはドライヤーの温風機能で地肌を乾かします。ドライヤーは髪に近づけすぎると髪にダメージを与えたり、やけどの原因になったりするので、肌から15 cmから20 cm離して使うようにしましょう。
2. 地肌が乾いてきたら、次に毛先を乾かします。髪の中間から毛先に向かって、丁寧に乾かしていきましょう。
3. 最後に冷風機能を使って髪全体を冷やします。髪は温まると、表面を保護しているキューティクルが開いてしまいます。このままの状態では髪にダメージを与えてしまうので、冷風を使って温度を下げ、キューティクルを閉じる必要があります。
頭、首、顔のマッサージ
ヘッドスパは髪の洗浄だけでなく、マッサージを併用することでより効果を実感することができます。ただ頭を揉むだけでも効果的ですが、ここではより具体的な手順をご紹介します。
【手順】
1. 首の付け根に親指を置き、残りの指で後頭部を持ちます。そのまま指先で首筋や頭皮のコリをほぐしながら、少しずつ頭頂部に向かってマッサージをしていきます。
2. 頭頂部を指の腹で円を描くようにほぐし、そのまま後頭部に向かってマッサージをしていきます。
3. 指ではじくようにして、頭全体をマッサージ両手の指の腹で頭皮をつかみ、パッと離します。痛みを感じない程度の強さで、頭全体をマッサージします。
お風呂から出た後の、体温が高い状態のうちにマッサージをするのがおススメです。体温が高いと血行が良くなり、老廃物が体の外に出やすくなるためです。
自宅ヘッドスパのポイント
自宅でヘッドスパをするときは、以下のポイントをおさえるようにしましょう。
・頭皮の状態が良いときに行う
頭皮に傷や吹き出物などができているときにヘッドスパを行うと、肌を痛めてしまいます。そんなときは治るまで我慢して、完治した後にヘッドスパを行ってください。
・やりすぎない
ヘッドスパを長時間やりすぎると、頭皮にダメージを与えてしまいます。マッサージをする時間は5分から10分にとどめておきましょう。また、ヘッドスパを頻繁にやりすぎるのも避けましょう。
ヘッドスパの最適な頻度
ヘッドスパは気持ちの良いものですが、やりすぎは頭皮にとって逆効果です。ヘッドスパを行う頻度は、週に1回程度にしておくと良いでしょう。また、乾燥肌の人は2週間からひと月に1回程度にしておきましょう。
ここまでヘッドスパの効果や、自宅でヘッドスパをする方法などについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。自宅でも簡単に試すことのできるヘッドスパ。頭をすっきりさせたい方だけでなく、目の疲れや肩こりにお悩みの方や、髪を美しく保ちたい方もぜひ実践してみてください!
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(※記事内容については、CANARY編集部、及びライターが独自に調査、執筆したものです。ご紹介しているオンラインサロンのオーナー様、及びその関係者からの監修を受けたものではありません。)