みなさん、健康診断を最後に受けたのはいつですか?それは会社で受けたものですか?ご自身で受診しに行ったものですか?
人生100年時代と言われる昨今、最も重要なのは、ただ生きることではなく、どれだけ健康な体を維持できるか。様々な事業を手がける堀江貴文さんが理事を務める「一般社団法人 予防医療普及協会」が監修した書籍『健康の結論』(株式会社KADOKAWA)が2018年8月9日に刊行されました。
そして、この本の出版を記念したイベント「最強の体とメンタルを手に入れる方法」が、8月4日に開催。そこで語られたのは、老若男女誰もが知るべき、自分の人生を守り楽しむための健康の知恵でした。そのイベントの様子をお届けします。
一般社団法人 予防医療普及協会って?
「一般社団法人 予防医療普及協会」は、2016年9月に堀江貴文さんをはじめ、医療従事者、経営者、クリエイター、社会起業家といった幅広い業界の有志が集まり発足した団体です。名前の通り「予防医療」をメインテーマとして活動し、事前に知り・行動することで防げる病気の周知や、検査キットなどの販売を行なっています。
また、一般社団法人 予防医療普及協会は『予防医療を習慣化する with予防医療普及協会 ~未来の健康をつくる~』というオンラインサロンも運営。一般会員や医療従事者の方々が多くの意見を交わし、病気の知識を広めるための活動を続けています。
子宮頸がんの事例で知る「予防医療の重要性」
イベントの第一部では、ホリエモンチャンネルでおなじみ、堀江貴文さんとMCの寺田有希さん、モテクリエイターのゆうこすさん、そして産婦人科医の稲葉可奈子先生が登壇。そもそも予防医療とは何か、なぜ予防医療が重要なのか。最近よく聞くようになった子宮頸がんという病気を例に紹介が始まりました。
みなさんは、「子宮頸がん」がどこにできる病気かご存知でしょうか?
実は、子宮にできるがんには2つの種類があり、子宮の奥の方にできるのが「子宮体がん」、そして入り口付近にできるのが「子宮頸がん」と言われています。
一次予防で防げる病気があることをもっと知ってほしい
最近TVやネットで目にすることが増えている子宮頸がんは、年々増加傾向にあります。今では毎年3万人という数の人々が、この病気にかかっていると言われています。この病気の原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)にあることを、ドイツのノーベル賞受賞者、ハラルド・ツア・ハウゼン教授が発見しました。性交渉で感染するこのウイルスは、中咽頭がんや肛門がん、そして陰茎がんや尖圭コンジローマの原因にもなるため、男性にも無関係ではありません。
話を子宮頸がんに戻すと、実はこの病気、HPVに感染して即がんになるわけではなく、がん化までに次のような経過をたどります。
①HPVに感染
②軽度異形成
③中度異形成
④高度異形成
⑤子宮頸がん
稲葉先生(以下、稲葉):「感染からがん化するまでに何年もかかるケースが多く、がん化前でも検診で感染を見つけることもできます。でもそれはあくまで『早期発見』でしかありません。医療では一次予防と二次予防という言葉がありますが、二次予防とは病気が進行する前の早期発見のことですね。
一次予防、つまりHPVに感染しないための予防ができるに越したことはないわけです。実はこういう病気が他にもたくさんあるんです。それを知ってもらうのが、予防医療普及協会の活動です」
知らないことがもたらす「怖さ」
堀江貴文さん(以下、堀江):「そもそも子宮頸がんはHPVに感染しなければかかることはないんです。みんなここを勘違いしているんですけど、HPVに感染して軽度・中度異形成という段階になると、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が大きく下がっちゃいます」
稲葉:「なぜQOLが下がるかというと、もしもHPVに感染していることがわかったら、子宮の入り口付近の組織をパチンと切り取る『組織診』というのを行います。切り取ること自体の痛みは少ないですが、女性にとって3ヶ月に1回、診察台に上がって脚を開かなきゃいけないなんて、嫌じゃないですか」
一度HPVに感染してしまうと、この組織診は、病気が治るか高度異形成になって手術をする段階になるまで、ずっと続けないといけないのだそうです。また、いくら半分の確率で治るかもしれないとはいえ、自分ががんになるかもしれないという状況にさらされるのは大きなストレスがかかります。堀江さんは稲葉先生のこの話を聞いたことで、「自分の身になったら、これはいやだな」と痛感したと言います。
堀江:「僕の友達にも何人かいるんですが、みんな子宮頸がんの意味をわかっていない。この間衝撃的だったのは、知り合いが『私、病院で軽度異形成って言われたけど、病院に行くのが面倒だから行ってない』って言ったんです。もうびっくりしちゃって、大丈夫ですか?ってなっちゃった。放っておくとがん化しちゃうのに、それをわかっていないんです」
子宮頸がんの怖いところは、痛みがないところ。自覚症状で出血などを覚えた頃には、すでにかなり進行した状態です。だからこそ、稲葉先生はHPVのワクチンを早いうちに接種してほしいと語ります。HPVのワクチンを初体験をする前に打つことで、発症率を7割以上に抑えることが可能です。ワクチンの注射回数は計3回。もちろん、ワクチンを打たずとも、病気にならない可能性もあります。
しかし、たった3回の注射の痛みに耐えるか、それともウイルスの感染とがん化の恐怖というストレスに晒され続けるか。高いQOLのためには、どちらを選択すべきかは一目瞭然です。
日本の子宮頸がんワクチンが普及しない理由
実は、登壇者であるゆうこすさんは、子宮頸がんのワクチンを接種したことがあるそうです。
ゆうこすさん(以下、ゆうこす):「高校生の時に1回目の注射を打った時、倒れちゃってそれ以降受けていないんです」
稲葉:「迷走神経反射などの影響か、採血・注射で倒れちゃう方もいます。そういう方は寝た状態で打つこともできるので、できれば残りの2回、期間が空いていれば3回分打ってほしいです」
一時期は約70%あった子宮頸がんワクチンの接種率は、今では1%未満という悲しい数字にまで落ち込んでいます。その理由について、稲葉先生は日本ならではの「事情」を口にしました。
稲葉:「2013年、国からの通達で対象年齢の方がワクチンを無料接種できるようになりました。しかしその数ヶ月後、ワクチンを打った方の中で『痙攣した』『歩けなくなった』という副反応を訴える方が出てきたんです。それをマスコミが過剰報道したことで、厚生労働省が積極的にワクチンの接種を推奨することをやめてしまいました。予防接種のお知らせが減ってしまったことで、接種率も激減してしまったんです」
先進国では当たり前のように70〜80%の接種率がある中、この状況は恥ずべき数字だと稲葉先生は指摘します。しかも近年の研究では、HPVワクチンの接種者と非接種者とで、副反応のような症状を発症する方の割合にはほとんど差がないことが実証されているというのです。ワクチン接種を受けるのは、思春期の真っ只中にいる女性が中心。小児科の先生の話でも、こういった副反応のような症状を訴える患者は当たり前のようにいるとのこと。
こうした客観的データがあるにもかかわらず、未だ体制に変化はありません。だからこそ、予防医療普及協会のような活動を行なう方々が、声を上げることはとても重要だと堀江さんも稲葉先生も強く主張していました。
一人一人が声を上げることで国が動き、最大公約数的に人を救うことができる
「集団免疫」という言葉があります。これはワクチン接種率が上がる、つまり感染していない人が増えることで、ワクチンを打っていない人の感染率も下がるという考え方です。文字通り、集団の免疫力が向上することを指します。一方、ワクチン接種率が低い世代の病気リスクは、かなり上昇しているというデータもあるのです。このことから、国全体としてワクチン接種を推奨する事の重要性がよくわかります。
稲葉:「ワクチンと検診を受けることで、子宮頸がんにならずに済む。ほとんどの日本女性は、このことを知りません。子宮頸がんになって、初めて病気のことを知るんです」
子宮頸がんによって子宮の入り口付近を切除することになれば、子宮の入り口が短くなることで切迫早産などのリスクが高まるほか、進行が悪化すれば子宮を摘出せざるを得ないという事態にも陥ります。また、手術治療ではリンパ節を取り除く必要が生じることもあり、その結果下半身のリンパ液が脚に溜まってしまう「リンパ浮腫」という合併症に悩まされる可能性もあります。なかなか進まない国の働きかけに対して、堀江さんは予防医療普及協会の大切さに改めて触れました。
堀江:「うちの協会にはいろんな診療科の先生がいますが、全員の共通した思いは、クリニックで患者を見ることには限界があるという事です。しかし、みんなが集まるところで話せば、一人一人を治療する以上にたくさんの人を救うことができます。だから、みんな高いモチベーションで、こういうイベントにも参加してくれているんですよ。
できれば、10代のファン層が多いゆうこすさんにも頑張っていただいて、勉強会とかをやってもらえると嬉しいです。がんになった時の怖さを知って、この病気のことを理解した上で、確固とした信念を持って広めてほしいですね。そういう人たちが増えれば、政治家も動くようになる。誰かが勇気をもって言わない限り、知らずにがんになって死んでしまう人が増える。それは見過ごせないですよ」
予防医療普及協会では、こうしたリアルのイベントとは別に『change.org』で「『子宮頸がんは予防できる』という情報が届けられていない日本の女性を救いたい!」と題し、賛同者も募っています。
この活動を応援し、広めたいという方はぜひサイトにアクセスし、署名やシェアを通じてその声を届けてください!
日本の予防医療が進まない原因は「国民皆保険」にあった?
第二部では、産業医として活躍する大室正志先生をゲストに迎え、堀江さんとともに人生100年時代の働き方や、QOLを上げるために必要なことは何かが話し合われました。例え話がとても上手な大室先生と堀江さんの軽快なトーク。しかしその中には予防医療がなかなか普及しない日本医療の、思わぬ「落とし穴」が隠れていました。
第一部のトークの中でも大きく話題に挙げられていたこと。それは「なぜ日本では予防医療が広まらないのか」という問題でした。日本に住んでいる以上、全ての人に健康保険への加入が義務付けられています。これを国民皆保険と言います。一見すると素晴らしいように思えるこの医療制度ですが、堀江さんや大室さんは、そこにこそ落とし穴があると指摘しました。
日本の医療保険制度は、フリーランスであれば国民健康保険、そして中小企業の従業員であれば協会けんぽ、IT業界であれば関東IT健保という風に、業界や雇用形態で加入する団体が異なります。こうした保険に加入していることで、仮に病気になっても安価で治療を受けることが可能になります。そのため、病気予防に対する「インセンティブ」が働かないのだと堀江さんは語ります。
堀江:「アメリカでは、民間の保険会社に任意で加入することになる。そして病気になると、ちょっとした治療でも膨大な治療費がかかるんですよ。保険会社側としても、なるべく保険加入者には病気になってほしくない。だから大腸がん予防や感染症のワクチン接種を受けると割引をしますよといった、様々なサービスを用意しているんです。」
大室先生(以下、大室):「最近の米国のケースだと、うつで休職中に行動記録表をアプリでつけている人じゃないと、治療費を出さないという保険会社もあるようです。米国でも精神病の増加が問題視されているという背景から、こうした動きが出ているんです」
第一部で稲葉先生が話していた通り、病気には予防できるものがたくさんあります。しかし日本では、国民皆保険制度のおかげで、病気になったら病院に行こうという気持ちは働くものの、予防に対してアクションを起こそうという意識がほとんど育っていないことを堀江さんは問題視。そしてこれは胃がんや歯周病といった病気も同様です。最近の研究では、歯周病が様々な病気に関わりQOLを下げる原因にもなっていることがわかっています。
医療業界は「村長同士の争い」「落語の一門」のようなもの?
感染症の予防は、数回のワクチン接種で大きな効果を発揮する場合もあり、対医療費で見ると血圧や糖尿病より圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。しかし、なかなか日本の医療ではこうした予防医療の動きが進みません。その状況を、大室先生はユーモアたっぷりに説明してくれました。
大室:「結局、自分のところの科益(?)が一番。だから科ごとにもっと金をくれといった状況になっているんです。まるで、いろんな村の村長同士が言い争っているみたいな状態ですよ(失礼!)」
堀江:「予防医療普及協会には多くの分野の先生が在籍していますが、先生たちが懇親会で話し合うと、お互いに『今はそうなっているんだ!』と驚くことが多いんです。HPVワクチンの副反応の話も、それが日常茶飯事という小児科医の先生が当時声を挙げてくれれば、状況はまた違ったかもしれない。でもそれに対して全くインセンティブがないから、誰も伝えてくれなかった。そこが一番の問題じゃないかな」
大室:「これまでは診療に当たる医師自身が医療経済的な意味での『コスパ』の話をすると業界内では下品と思われてしまうという認識があった。だから横串を刺せる人は、むしろ堀江さんのような専門外の方のほうがいいんじゃないかと思うことがあります。医者っていうのは、それが本業であるがゆえに医療全体のことが見えないことがあるんです。正確に言うと見渡すことは可能なんですが、自分の科を超えた話をすると越権行為というか、領空侵犯のような扱いをされてしまうのであまり見ないようにしていると言いますか⋯。
例えば上方落語協会なら、まずは所属する一門の落語しか覚えられないじゃないですか。修行中に東京の落語協会の人に落語を習いにいったら白い目で見られるでしょうし、ましてや漫才やりたいなって言った日には⋯(笑)。ともかく、医局制度における専門性は閉鎖性とセットだなとは思います。
実は勤務医で医師会に加盟している割合はそう多くないんです。医師会ってすごくざっくり言ってしまうと開業医の先生を中心とする集団なんですよ。開業医は医師会に入ることで、地域内のインフルエンザ予防接種の指定医療機関になれたりします。そういう意味では情報の共有など以外にも、『実利』もあるんです。
本当に手厚い医療を必要としている分野、または医療費の投入と疾病改善のコスパのいい分野に労力を投入したい医師は多いですが、そうした医師達は政治的な意味では一枚岩じゃありません。ですので、相対的に医師会の存在感が強くなります。これは言い方を誤ると本当に語弊がありまくるのですが、軽症の風邪などを診ることの多い開業医の先生達(医師会)が、軽症の疾患の治療費を減らそうとは言わない気がするのです」
100年後の働き方を激変させるのは「AI」?
現状の日本の医療に潜む課題から、話は様々な問題に波及していきました。
・予防医療発展に欠かせない経済インセンティブをどのように構築するのか
・歯周病が引き起こす口臭問題(ウンチの臭いの元である硫化水素を発生させるそうです!知ってましたか?)
・糖尿病患者がみんな太っているという誤解(糖に対する耐性が低い日本人は、むしろ病的に痩せてしまうそうです)
気がつけばイベントも残り10分。ということで、ここからは本題の「人生100年時代の働き方はどうなる?」というテーマに移ることに。話題に上がったのは、前時代的な働き方への考えとの決別と、AI・ロボットの存在です。
大室:「現在30代の方は、多分70歳くらいまで働かないといけないと思います。1986年くらいまでは、通常の定年が55歳だった。それが60歳、65歳と伸びている。つまり今後、どんどん『働かされる』時代になるんです。以前までの『55歳まで乗り切って、定年後はゆっくり生活しながら厚生年金で逃げ切り』ができた人たちとは違う事態に直面するだろうというのが、問題意識の根底にありますね」
堀江:「あともう1つあるのが、想定よりずっと早く、AIやロボットが社会を変えそうというのもある気がします」
俗にいうホワイトカラーの人々の仕事はもちろん、最近では音声もビッグデータ解析による学習が進み、AIは歌も流暢に歌えるようになっているとか。ホリエモンチャンネルでMCを務める寺田さんも、どんどん進化するAIの脅威を如実に感じている一人です。
寺田さん:「エンターテインメントの業界って、AIがくるのは遅い方なんじゃないか?と思っていたんです。そのエンタメに着々とAIが進出しているんだから、今ある業界のほとんどの仕事が、AIに取って代わられちゃうんじゃないですかね?医療業界でも、例えば病理検査やレントゲン、CTといったパターン学習の要素が強い分野は、AIがどんどんできるようになっていくんじゃないかな」
堀江:「この間、内視鏡の動画をリアルタイムに見ながら、ピロリ菌の感染や、早期胃がんまでを発見できるシステムを開発している人に会ったんです。その精度は、すでに専門医並みと言っていました」
大室:「医療の世界では、『診断』が医者の仕事じゃなくなる可能性があります。例えば外科医だったら、その役割は術前・術後の一連の流れを管理するプロジェクトマネージャーみたいな仕事になるかもしれませんね。いわゆる『神の手』と呼ばれる領域は、今後どんどん減っていくと思います。責任の所在とか倫理面の問題は残りますが、技術面はどんどん解決されていくでしょうね」
今から孤独にならないよう、たくさんのコミュニティに所属する必要がある
医療もエンタメも。AIが多くの分野の課題を支える1つの回答となり、本格的に社会のあり方を変えるようになったら、果たしてこの国はどうなるのでしょうか?堀江さんは、そこで起きる問題と解決策も提示します。
堀江:「AIの台頭で、昔のようにいやいや仕事をしていた人がいなくなる。そうすると、今後みんな定年後のサラリーマンみたいにボケちゃうんじゃないかって危惧しているんですよ。まあ、医者である先生たちの仕事は増えちゃうかもだけど(笑)。この問題の解決策も、やっぱり予防医療だと思う。なぜサラリーマンが定年すると、認知症になっちゃう人が多いのか?それは、これまで大人のコミュニティは『会社と家族』しかなかったから。伴侶を失う、子供が家を出る、会社を辞めたとかの変化があると急に孤独になっちゃうんですよ。だから今のうちに、孤独にならないようにたくさんのつながり、10個とか20個とかいろんなコミュニティに所属することが重要です。
あと、従来は年齢と性別、国籍が均一の集団にいることが多かったんですが、そうなるとコミュニティ自体が同じように老化してしまうんです。だから、国籍や年齢がバラバラの人たちと絡むことを、今から始めた方がいいです」
働き方が多様化する中で、昔のように定年まで会社が養ってくれるということはむしろレアケースになるでしょう。だからこそ、会社に所属しない状態で何かをやることに慣れた方がいい。つまり「生きがい」を見つけた方がいいのだと、堀江さんは強調しました。さらに堀江さんは、AIの進化で食料生産や生活必需品の販売もどんどんロボットが肩代わりしてくれることで、生活コストはどんどん下がっていくだろうと予測しています。そのような状況の中では、今までになかった選択肢が増えていくことでしょう。
『健康の結論』には、健康とより良い人生のヒントが詰まっている
『健康の結論』(堀江貴文著/予防医療普及協会監修)1400円(税別)(画像をクリックして詳細を見る)
予防医療の大切さから、日本の医療制度の現実、そしてこれからを生きる私たちが考えるべきライフスタイルのあり方まで、様々な示唆に富んだイベントでした。そして今回発売される『健康の結論』は、今回の記念イベントと同じくらいにバリエーション豊かな知恵が詰まっています。以下に、本の目次を記載します。
● はじめに:高パフォーマンスで人生100年時代を生きる戦略
● 第1章:働き方のアップデート法〜次世代を生きる〜
● 第2章:生きるモチベーション〜メンタル管理と自殺予防〜
● 第3章:命を救う行動力〜心臓突然死を防ぐ〜
● 第4章:がんで死なないために〜病気予防のえ方〜
● 第5章:脳をクリアに保つ〜脳血管疾患を防ぐ〜
● 第6章:いま知っておくべき「HPV」とは?〜産婦人科医に聞いた話〜
● 第7章:歯周病予防で全身を守る〜日常習慣を変える〜
● 第8章:ホリエモンの予防医療サロン〜落合陽一編〜
● おわりに 予防医療で人生のワンクリックを減らす
堀江さん達が、今回のイベントで終始「QOL」という言葉を多用していたように、予防医療というのは健康を守ること、そして人生を守ることにつながります。楽しい人生を送るために欠かせないのは、「体」という資本。そして予防医療は、自分はもちろん友人やパートナー、家族を守るためにも欠かせない考え方です。
〜子宮頸がん予防プロジェクト「パ」ナイト開催のお知らせ〜『子宮頸がんは予防できる!』堀江貴文とゲストに子宮頸がんサバイバーでアイドルの夏目 亜季様をお迎えして、美味しいお食事とお酒と共に子宮頸がんのこと、HPVのこと、一緒に考えてみませんか?現在、参加者募集中です。
今回刊行した本の売り上げは、予防医療普及協会の活動のための資金としても活用されるとのこと。歯周病や突然死、メンタル管理など、この本の中身で少しでも気になった項目がある方は、購入をご検討ください。そして、日本の予防医療の最前線を知りたい、正しい知識を身に付けて自分の人生や家族を守りたい、予防医療普及協会の活動を少しでも応援したいという方は、ぜひオンラインサロンにもご入会ください!