保育園見学のポイント!聞いておくべき質問から持ち物まで詳しくご紹介

著者名ハシ ビロコ
保育園見学のポイント!聞いておくべき質問から持ち物まで詳しくご紹介

大切なわが子を預ける保育園。できるだけ早く決めておきたい気持ちもあれば、子どもを安心して預けられる保育園を慎重に選びたい気持ちもありますよね。待機児童問題が話題となっている今、子どもを保育園に入れるためには早めの準備がとても大切だといわれています。そこでこの記事では、保育園選びに欠かせない保育園見学のポイントや、見学の時に使える質問例などをご紹介します。

保育園の見学は必要か

多くの保護者が実践している保育園見学。そもそも保育園見学は必ず行わなければならないのでしょうか。

見学しないと申し込みできない場合も

認可園では、見学をしていてもしていなくても、選考結果に影響はありません。これは認可園に入るための選考は、自治体が行っているためです。

しかし認可外保育園などの一部の保育園では、申し込み前の見学を必須としている場合もあります。そのため、希望する保育園が見学を義務付けているかどうか、事前に確認しておくといいでしょう。

保育園見学が必須でない場合でも、申し込み前に見学をしている保護者はたくさんいます。理由のひとつとして、見学を行うことによって保育園に対する理解が深まることが挙げられます。

教育方針の理解を深めることも重要

子どもが長時間過ごし、成長の場となっていく保育園。保育園内で実施されるプログラムは各保育園の教育方針によって違いが見られます。事前に見学を行えば、実際に園長や保育士と話すことができ、よりその保育園の教育方針に対して理解を深めることができます。

また、保育園で過ごしている子どもたちの姿を見ることで、教育方針がどのように実践されているのか確かめることもできます。

同じ保育園でも時間帯を変えて複数回見学したり、行事の見学をしたりすると、保育園での子どもの過ごし方がイメージしやすくなりますよ。

他の保育園との比較にもなる

希望する保育園の候補が複数あって迷っている場合、見学結果をもとに保育園ごとの特色を比較することができます。ホームページやパンフレットを見てもわからないことは、実際に自分の目で見て判断するのがおすすめです。

保育園見学の準備

では、保育園見学をする前にはどのような準備が必要になるのでしょうか。保育園選びを始めるタイミングも含めて、見学準備について解説していきます。

いつから探す?妊娠中も保育園探しは可能

保育園選びで重要になるのが情報収集。希望する保育園への入園確率を上げるためにも、早めの情報収集が大切になってくるでしょう。

厚生労働省が2016年に実施した調査によると、保育園選びを開始する時期は、産後6ヶ月以降が最も多くなっています。次に多いのが産後6ヶ月未満。全体的に、子どもが生まれた後から保育園の情報収集などを始める人が多いことがわかります。

しかし、妊娠中から保育園選びを始める親も15%ほど存在しているようです。産後は子どもから目が離せず、保育園選びに集中することが難しい時期。そのため、妊娠中から身体に負担をかけない程度に情報収集を始めておくと、産後焦らずにすみそうです。

(参考:厚生労働省 「保活」の実態に関する調査の結果 平成28年7月28日公表

どこに預ける?まずは近くの保育園からチェック(公立・市立)

まず見ておきたいのが自宅から通える距離にある保育園。居住地域内の保育園一覧を確認し、自宅に近い保育園からチェックしていくといいでしょう。

近所を散歩してどんな保育園があるのか見るのもいいですが、居住地の役所に行くと保育園の一覧表がもらえます。基本的に、認可園であれば役所で情報収集が可能であることを覚えておくと、保育園探しの手間が省けるかもしれません。また、役所のホームページで保育園の一覧を確認できる地域もあります。

ただし、役所では認可外保育園の情報は扱っていないケースが多くあります。認可外保育園も候補に入れる場合は、保育園のホームページなどで情報を集めましょう。

何歳から預ける?0歳から可能

認可園では原則として、生後57日以降の子どもを預けることができます。保育園によっては生後半年以上など基準が異なる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。入園を希望する年度における4月1日時点の子どもの年齢でクラスが決まります。

子どもが1歳になると保護者の育児休業が終了する場合が多く、1歳児クラスは倍率が高い傾向にあります。また、クラスは下の年齢から持ちあがるため、年齢が上がるにつれ空き枠が少なくなってることも、倍率が高くなってしまう原因のようです。

何時から預ける?最大8時間か11時間

子どもを預けることのできる時間帯は、保育園や子どもの年齢で異なります。一般的には7時30分ごろ~18時の間が多いようです。また、保育園によっては、延長保育を実施している場合もあります。

保育園に子どもを預けられる時間の上限は、保護者の就労時間によって決まります。就労時間が週30時間未満の場合は1日8時間まで、週30時間以上労働している場合は1日11時間まで子どもを預けることができます。

どうやって見学する?まずは電話で予約を取ろう

見学に行く前に、保育園には事前に予約を入れておく必要があります。電話で予約を受け付けている保育園がほとんどですが、インターネットで予約を受け付けている場合もあります。保育園のホームページなどで予約方法を確認しておきましょう。また、保育園見学を快く受け入れてくれるかどうかも、判断材料のひとつになります。

電話予約の場合、保育園側が送り迎えの対応などで忙しくなる9~10時、17~18時は避けて電話するのが無難です。

日時を指定できる場合、なるべく平日の、子どもが遊んでいる姿を見られる時間を選ぶと、普段の保育園の様子がわかります。

保育園見学のポイント

保育園見学に行っても、ただ見るだけではあまり意味がありません。見学の時に以下のポイントを意識すれば、保育園見学を有意義なものにできるはずです。

安全性

まずは保育園に向かうまでの道のりで、周辺の治安を確認しておきましょう。また、近隣住民の様子や交通量も判断材料となります。

保育園に着いたら、敷地の広さは十分か、家具は安全に配置されているか、掃除は行き届いているかなどを確認しましょう。

年齢ごとに保育室が分かれているかも見ておくと良いポイントです。特に0歳児クラスや1歳児クラスがある場合、2歳児以上の子どもは別の保育室で世話をしているかを確認しましょう。0~1歳児と2歳児では身体能力や体格に大きな差があり、同じ部屋で世話をしているとケガなどをしてしまうおそれがあるためです。

また、SIDS(乳幼児突然死症候群)への対策がきちんとされているかも確認しておきます。SIDSとは、乳幼児が睡眠中に突然死亡してしまう病気で、2017年には77人の乳幼児がSIDSによって死亡しています。SIDSの原因はいまだに不明ですが、以下のポイントを押さえることによりSIDSを防ぐことができると考えられています。

・1歳になるまではあおむけに寝かせる

・可能な限り母乳で育てる

・禁煙する(受動喫煙も避ける)

保育園でできる対策としては、1番目のポイントにある「あおむけに寝かせる」というもの。保育士に子どもの寝かし方を確認し、こまめに呼吸チェックも行っているか聞いてみましょう。こうした対策はSIDSだけでなく、睡眠中の窒息事故を防ぐことにもつながると考えられています。

保育士

保育士資格を持っているスタッフの人数を確認しましょう。子どもを安心して預けられる保育士の有無は保育園選びにおける重要な要素のひとつ。保育士の年齢や経験なども聞いておくと参考になるでしょう。

また、保育園のスタッフ数が不足していないかも確認しておきましょう。認可園では0歳児3人に対して1人、1~2歳児6人に対して1人、3歳児20人に対して1人、4歳以上児30人に対して1人の保育者が必要とされています。

他には、保育士の人柄も大切です。子どもに対する接し方に愛情が見られるか、叱り方や指導は適切か、子どもと目線を合わせて話しているかなどを見ておきましょう。人員不足などで保育士への負担が大きい施設の場合、保育士の態度に愛情や余裕を感じられないケースが多いようです。

これから子どもを一緒に育てていくことになる保育士。信頼に足る人物か、相談しやすい雰囲気か、というのも大切なポイントなのです。

教育方針

保育園で実施されているプログラムは、保育園の教育方針にしたがっています。そのため、教育方針に対して不明点があれば見学の際確認するようにしましょう。

子どもが自ら好奇心を持って遊び、そこから学べるようなプログラムになっているか確認するには、室内に置かれているおもちゃや絵本の質・量も判断基準となります。

また、子どもにとっては外で遊ぶ時間も大切です。外遊びの頻度や内容も確認するようにしましょう。

保育園における教育は学校教育とは違い、子どもが遊びを通して自発的に学んでいくことを指します。そのため、子どもが自由に遊ぶことができる環境が整っていることも大切といえるでしょう。

保護者への配慮

子どもを預けるうえで、保育園と保護者との信頼関係はとても重要です。保護者が困ったとき保育園が相談に乗ってくれるか、保育園での子どもの様子を保護者が把握しやすいか、という点を確認しましょう。

また、連絡帳や保護者が参加できる行事などは、保育園での子どもの様子を知るうえで大きな助けとなります。年間行事表などがある場合はもらっておくといいでしょう。

施設(園庭の有無)

認可園の場合、園庭は必須となっています。園庭はあるか、十分な広さが確保されているか、砂場はあるかなどを確認しましょう。

また、保育室の中はもちろん、可能であれば調理室やトイレ、シャワー室なども見せてもらうといいでしょう。この際、衛生面への配慮は行き届いているか、安全面に問題はないかを確認します。

他にも、災害時にそなえた避難ルートの確認はとても大切です。特に施設が2階以上にある場合、避難用の階段の様子も見ておきます。また、不審者などにそなえたセキュリティー設備があるか質問してみるのもいいでしょう。

食育

給食やおやつはあるか、献立の内容はどうなっているのかを確認しましょう。献立表がある場合は、実際に見せてもらうとわかりやすいかもしれません。年齢に合わせたメニューや調理方法を採用しているかを確認しておくと安心感が持てます。また、アレルギーがある場合は個別に対応してもらえるかも聞いておきましょう。

比較

見学の後は、他の保育園と比較し、検討することも大切です。複数の保育園を比較することで、保育園ごとの特徴が見えてきます。何を重視するのかは家庭の方針によりますが、子どもを安心して預けられる保育園を選ぶようにするといいでしょう。

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保育園見学時の質問リスト

保育園見学では、他にも聞いておきたいことがあります。ここでは実際に保育園を訪問するときに使える質問リストを紹介します。

慣らし保育期間と内容

「慣らし保育は実施していますか?」

「慣らし保育の期間はいつからいつまでですか?」

「慣らし保育中にはどのようなことを体験できますか?」

慣らし保育というのは、子どもを保育園に入園させる前に短時間子どもを保育園に通わせることのできる、いわゆる「お試し保育」のことです。子どもが保育園にいる時間をだんだんと伸ばしていき、最終的には通常のお迎え時間まで子どもを預けられるようにしていきます。

慣らし保育の期間や実施内容は保育園によって異なるので、事前に保育士に確認しておくといいでしょう。

保護者を含む年間行事

「保護者参加の行事はありますか?」

「年間行事表はもらえますか?」

保護者参加の行事は、子供の保育園での生活を保護者が知ることができる大切な機会のひとつ。子どもの成長を実感するためにも、できる限り参加したいと考えている保護者も多いでしょう。そのため、いつ、どのような行事があるのかを事前に確認し、仕事と両立できそうかどうか、考えてみるのがおすすめです。

体調不良の基準

「子どもが体調不良になった場合、どのように連絡してもらえますか?」

「体調不良の判断基準はどうなっていますか?」

「子どもの健康管理はどのように行っていますか?」

子どもが体調不良になった時の保育園側の対応も確認しておきましょう。どのような症状があれば体調不良と判断されるのか、保育園側と認識を合わせておくことも重要です。

また、体調不良を迅速に察知するためにも、健康管理は欠かせません。保育園ではどのような方法で健康管理をしているのか、確認しておくのもいいでしょう。

用意する必要があるもの

「入園前に用意するものはありますか?」

「おむつはどのようなものを用意すればいいですか?」

「子どもの服装に決まりはありますか?」

入園前にそろえておく必要のあるものを確認しましょう。おむつを使用している子どもの場合、保育園側で対応可能なおむつの種類も聞いておくと安心です。

子どもの服装についても、保育園で基準が定められていることがあります。基準に合った衣類が用意できるよう、見学の際にしっかり確認しておくようにしましょう。

園の特徴(他園との違いがあれば)

「この保育園が一番大切にしていることはなんですか?」

「保護者会はありますか?」

「保護者はフルタイムとパートタイム、どちらが多いですか?」

他の保育園と比較するうえで、重要だと思うことも聞いておきましょう。入園した後の保護者との関係性も気になるところ。他の保護者とかかわる機会がどれくらいあるかも確認しておくといいでしょう。

しかし、他の保育園をけなし、優位性を問うような質問は避けるのが無難です。その保育園の特色を聞いたり、入園した後のことをイメージして不安なことがあれば質問する、という程度にしておきましょう。

保護者が注意すること

保育園見学では、保護者も保育士から見られているということを忘れてはいけません。過度に気合を入れる必要はありませんが、保育士との信頼関係を築くために、注意したいポイントをまとめました。

服装

保育園見学のために、スーツなどのかしこまった服装をする必要はありません。ですが、最低限清潔感のある服装をするようにしましょう。よれよれのシャツや穴の開いたズボンなどはあまり印象がよくありません。

また、園によっては、ひっかかりやすい、ひらひらとした服装は見学を断られる場合もあります。不安であれば、見学の予約をするときに質問しておくといいでしょう。

持ち物、スリッパ

見学予約の際、持ち物を指定された場合はそれに従うようにしましょう。

そうでない場合は、特に必須の持ち物はありませんが、気づいた点をメモできるように筆記用具は持ってくといいでしょう。また、書類をもらうこともあるので、A4サイズの書類が入るファイルとカバンがあると便利です。

他にも、来客用スリッパがない場合にそなえて、念のためスリッパや上履きを持っていく人もいるようです。

保育士と協力する姿勢

保育園見学中も、保育士は通常通りの仕事をしています。早朝や夕方といった忙しい時間帯の連絡は避ける、保育士の指示にしたがうなど、協力する姿勢を忘れないようにしましょう。

保育園見学の相談

保育園選び中や見学前後など、他の人の意見を聞きたいときもあるでしょう。そこで保育園選びの味方となってくれる相談先を紹介します。

役所

保育園選びで最初に頼りになるのが居住地の役所です。自治体内にある保育園のリストや申し込みに必要な書類などをもらうことができます。また、最新の空き状況や入園倍率も聞くことができるため、保育園選びに関して不明点があれば、役所の担当者に相談してみましょう。自治体によっては専門の相談員が相談に乗ってくれる場合もあります。

特に保育園への入園可否を判断するうえで重要になる指数の計算は、自力ではなかなか難しいもの。計算間違いを避けるためにも、役所で計算してもらうことをおすすめします。

ママ友

児童館で知り合ったママ友や、近所に住むママ友も相談に乗ってくれることがあります。特にママ歴の長い先輩ママ友は強い味方。どのように保育園選びをしていたか、どこの保育園に子どもを通わせているのかなど、参考になる情報が手に入るかもしれません。

 

ここまで保育園選びのポイントや保育園見学でチェックしておきたいポイントなどをご紹介してきました。保育園見学をすることで、文字や写真だけでは見えてこなかった保育園の姿がわかります。子どもを安心して預けるためにも、チェックポイントを意識して保育園見学に行ってみてはいかがでしょうか。

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パパ小児科医 - パパ小児科医の育児ノート - DMM オンラインサロン小児科医で2児の父のパパ小児科医です。子どもはよく体調を崩し、子育てには心配がつきません。 ここでは子どもの病気についての解説や個別の質問相談を見ることができます。 皆さんの子育てに役立ててもらえたら嬉しいです。
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