1歩踏み出すきっかけに。美容師のためのオンラインサロン、新生「JAPAN7」

著者名ハシ ビロコ
1歩踏み出すきっかけに。美容師のためのオンラインサロン、新生「JAPAN7」

業界を代表する美容師として、芸能人やモデルのヘアメイクを数多く担当、国内外でセミナー講師としても活躍しているエザキヨシタカさん。美容業界をもっとよくしていきたいという想いのもと、2009年に自身で原宿にオープンしたヘアサロン「grico」の経営や商品開発、イベント開催などにも積極的に取り組んできました。

そんなエザキさんも講師を務めていた2つのオンラインサロン、「木村直人とエザキヨシタカのマルチバースサロン」、「JAPAN7」が、2020年に合併。新生「JAPAN7」として、多様な講師陣とともに美容師向けのコンテンツをお届けする予定です。

リニューアル後のオンラインサロンの方針や予定している企画内容など、エザキさんに「JAPAN7」としての見解を語ってもらいました。 

日本一の美容師は地方にもたくさんいる

――オンラインサロンの名称「JAPAN7」に込めた想いをお聞かせください。

 エザキヨシタカ(以下、エザキ):JAPAN7」は、日本を代表する7人の講師を集めてコンテンツを作ろうという気持ちの表れです。 

実際のところは、7人に限らず10人でも20人でも、すてきな美容師に集まってほしいと思っています。講師に限らず、参加者全員が発信者や先駆者になれるようなコンテンツを作っていきたいですね。

最近は社会全体で働き方改革が進んでおり、美容業界自体も混沌とした状況の中にあります。そんな中でも、ひたむきに美容業に取り組んでいる人は国籍を問わずたくさんいると思っていて。そうした方々の力も借りながら「美容業界全体を盛り上げていきたい」と考えています。

 

――オンラインサロンには全国各地で活躍する美容師が講師として登場する予定だそうですね。東京だけでなく、もっと広い視点で美容業界を扱いたい、という気持ちの表れなのでしょうか。

エザキ:そうですね。東京からは僕と「U-REALM」の高木裕介さん、大阪からは「GRANMASH」の小林忠さん、石川からは「カラーズジャパン」の池田聡さん、名古屋からは「HAIR ICI」の丹羽健太さんの参加が決まっています。

ほかにも北陸、名古屋など、各地域の特色に合わせた経営やスタッフ教育などをしている美容師がいるので、講師として一緒にやっていこうと計画しています。今後も講師はどんどん増やしていくつもりです。 

さまざまな視点を持った人と一緒にコンテンツを作っていくことで、参加者にはどの場所でも通用する価値観を持ってもらえたらいいな、と思っています。

 

――人脈づくりにも役立ちそうですね。

エザキ:はい。美容師って、経営をしているとどうしてもひとりになりがちなんです。若い子たちも、自分のいる美容室だけを見て物事を判断してしまう。だから、23年先の得だけを見据えて動いてしまうことも多いんですよ。

しかし、「JAPAN7」を1個の集団、もしくは会社のように考えてもらえれば、視野が広がるはずです。悩んだときや困ったときも、オンラインサロンで志が同じ人とつながっていれば、助けてもらったり一緒に新しいことに取り組んでみたりと、美容師同士で共生することができるじゃないですか。

「あなたがやっていることは間違いではない」

――どのような想いでオンラインサロンを運営しているのでしょうか。 

エザキ:「誰かがえらい」という状況をなくしたいと思っています。美容業界全体の閉鎖的な状況を改善して、すてきな美容師がたくさんいるのだと気づいてもらいたいんです。

今回は僕が「JAPAN7」を代表して展望を語っていますが、オンラインサロン内で僕が一番偉いというわけではありません。美容師はみんながお客さんにとっての日本一なんです。だからこそ、どんな美容師からも学べるところがあると思っています。

JAPAN7」を通して実感してもらいたいことは次の3つです。


・あなたがやっていることは間違っているわけではありません。

・あなたがやっていることをもっと見てもらいましょう。

・あなたがやっていることには協力してくれる仲間がいます。


悩みがあったとき、今やっていることが間違いだと感じるかもしれません。しかし、やり方を変えるのではなく、自分でできることや人脈などを増やしていけば悩みが解決することもあります。

また、お店を経営していると常に独断になりがちですが、オンラインサロンなら多くの人に相談することができますし、協力してくれる人も見つかるかもしれません。つまり、「JAPAN7」は美容師たちの出会いや繋がりの場のようなものだと思ってもらえればいいかもしれませんね。

学生にもチャンスを与えたい

――もともと「JAPAN7」と「マルチバースサロン」には、会費に大きな差がありました()。合併後はどちらの金額に合わせるのでしょうか。 ※「マルチバースサロン」は月4,000円~8,000円、「JAPAN7」は月50,000円。)

エザキ:より多くの人たちに入っていただきたいので、月4,000円でいこうと思います。オンラインサロンについては本当に採算を度外視していて。それよりも、このオンラインサロンを美容業界を盛り上げるひとかけらにしたいという気持ちのほうが強いです。 

また、23歳以下の会費は月1,500円になりますし、学生向け料金も設定するつもりです。そうすれば若い子の就職に関しても後押しでき、なにより東京に来ることが難しい地方の若手にもチャンスを与えることができるんじゃないかと。

そもそも「いい美容師になるためには東京に行かなければいけない」というわけではないんです。地方にもすてきなお店はありますし、技術や考えなどが優れた美容師もたくさんいます。しかし、これまでは美容師が自分の考えを発信しようと思っても、業界紙などに載らないと取り上げてもらえませんでした。

 そこで、オンラインサロンでお店の場所や実績を問わずに情報を発信してもらうことで、「地方にもこんなにいい美容師がいるんだ。ここで働きたい」と若手や学生に気づいてもらえたらいいですよね。全国各地で次の世代に技術などが受け継がれていけば、きっと美容業界全体にいい循環が生まれると思います。

 

――全国どこからでも参加できるのはオンラインサロンの大きな魅力ですね。今後はどのようなコンテンツを発信していく予定でしょうか。

エザキ:動画投稿はこれまでよりも高い頻度でやっていこうと思います。まずは15本ほど動画を作るつもりなので、1カ月間で2日に1回は新しい動画をチェックできるかと。

 講師が増えたときはまた新しい動画を撮るつもりなので、コンテンツはどんどん増えていきますよ。また、動画に対して参加者から意見が出たときにはその都度、講師全員で答えていくつもりです。

発言すれば誰もが有名人

――コンテンツの充実と活発なディスカッションが、リニューアル後の「JAPAN7」の狙いなのですね。

エザキ:そうです。参加者はできればたくさん集まってもらえるといいですね。人が集まれば集まるだけ、できることも増えると思うので。「この県についてはこの美容師が詳しい」、「この町のことはこの美容師に聞こう」など、だんだんと全国各地を網羅できるようになるのが理想です。

それこそ参加者の中にすてきな人がいたら、講師側に回ってもらうのもいいと思っています。講師に限らず、全員になんらかの形で発信してもらえたら、と考えているので。

オンラインサロン内では知名度を問わず、考えを投じた人が有名人です。セミナーでも、参加者の記憶に残るのは一番発言した人のことですよね。 

だからこそ、オンラインサロンは積極的に意見を言ったりお互いに高め合ったりする場にしたい。さらに派生して、ビジネスや技術の伝達があってもいいと思います。

 たとえば、僕がスケジュールの都合であきらめないといけない仕事がある場合。「JAPAN7のメンバーを僕の代わりに紹介しよう」となる可能性もあるわけです。お互いに助け合うことで、もっとひたむきに美容室の仕事に取り組めると思っています。

 

――オンラインサロンには、どのような人に参加してほしいと思っているのでしょうか。

エザキ:今の美容業界に対して「もっとこうしたい」と自分の意見を持っている人にはぜひ入ってほしいですね。会費を払っているからという理由で参加するのではなく、心の底から熱い気持ちを持って取り組んでもらえると嬉しいです。質問に対して講師だけではなく参加者同士でも討論するような、活発な環境になるといいな、と思っています。 

僕たちは表現者なので、意見もどんどん口に出していかないと。どんなことも練習しないと上達しないはずなんです。特に今は情報があふれている社会なので、せっかく言った意見が流されてしまうよりは、オンラインサロンでひとりでも多くの人に見てもらったほうが価値がありますよね。

逆に、ただコンテンツを見るだけで意見を言わない人にはおすすめできません。見て学び、その後意見を言うところまで参加してほしいです。オンラインサロンに参加しただけで「やったつもり」にならず、その先の行動でどう変わっていくのかを示してほしいと思っているので。

そして、美容学校に通う学生たちには、美容師たちの討論などを見て学んでほしいと考えています。そうはいっても、身構える必要はまったくなくて。そもそも美容師はもっと気楽でいいはずなんです。

たとえば、年末年始の休みをしっかり与えれば、美容師になりたい人はもっと増えるはずですよね。でも、そもそも最初から休みを考慮した1年間の売上スケジュールを組めば、経営的にも問題ないんです。そこをいつまでも業界全体でおざなりにしているので、美容師の価値が上がっていかないのではないか、と。 

こんな感じで、職場の環境や意識の改善など、美容師をあこがれの職業にするためにできることはたくさんあるはずです。ほかの業界任せになっている部分を美容師自身で変えていくために、オンラインサロンで一石を投じてほしいと思います。みんなが声を届けられる場所にしたいですね。

オンラインサロンで出会った人たちから得たもの

――これまでのオンラインサロンを通して、エザキさん自身も得たものはありましたか?

 エザキ:すてきな人がたくさんいる、と気づけたことが一番大きな学びかもしれません。

「マルチバース」では、僕とまったく立場の違う、airディレクターの木村直人さんと一緒に活動していました。お互いのよさや違いから学ぶことはたくさんありましたね。

僕は数年前まで美容師としての技術や業界紙での見せ方などを重視していましたが、木村さんたちの話を聞いてからはSNSやインターネットを使った発信にも目を向けるようになりました。 

たとえばブログ。毎日ブログを更新するとして、ただ更新するだけでは意味がありません。自分を支持してくれるお客様、いわば家族に向けて発信したほうがいいと言うことがわかったんです。1人だけでは気づけない、いわば足りないピースのようなものを集められたのは、これまでのオンラインサロンで出会った人たちのおかげですね。

オンラインサロンで1歩踏み出してほしい

――今後オンラインサロンで扱おうと予定しているテーマを教えていただけますか。

 エザキ:たとえば「なにか自信がある人」というトピックで、それぞれの特技を伝授できるような場を作れたらと思っています。「JAPAN7」には、カラーやメイクなど、得意分野の異なるさまざまな講師がいるので、特技を深堀りしていくのもいいかもしれません。 

あとはオンラインサロン内でコンテストを開催したり、みんなで商品開発をしたり、大人数で頼んだほうがお得なアイテムをまとめて注文したり、とさまざまな展開を考えています。会費の4,000円が安く感じるようなオンラインサロンにしたいですね。

 僕自身もただコンテンツをアップする人になるのではなく、みなさんから刺激を受けて成長できたら、と思います。

 

 ――リニューアル前の「JAPAN7」で教えていた美容室の経営について、今後は取り扱っていくのでしょうか。 

エザキ:経営については引き続き扱いますし、それに加えて技術的な面も扱います。美容業界のすべてをだいたい網羅できる内容になるはずです。参加者にも自分のお店がある地域の特色を語ってもらい、実際に話題に上がったディーラーさんを訪ねる企画もおもしろそうですね。

また、もともと「マルチバース」では一問一答コーナーを設けていたのですが、いつのまにかなくなってしまって。それがもったいないと感じたので、リニューアル後の「JAPAN7」ではまた参加者と一問一答のように活発なやりとりができたらと思っています。

ただ、全部が最初からうまくいくとは限りません。状況に合わせて適宜改善などを加えていくつもりです。

そもそも物事は、1歩だけ前に出る勇気があれば改善できるはずです。それができないと現状維持、ひいては衰退につながっていってしまいます。みなさんが前に進むために選んだ1歩がこのオンラインサロンになってくれると嬉しいですね。

 

エザキさんだけでなく、全国各地からすてきな美容師が集結する「JAPAN7」。美容師を目指す学生はもちろん、現在美容師として働いている人やお店を経営している人の視野を広げてくれるオンラインサロンです。

 考えを届ける場所として、そして現状から1歩踏み出すきっかけとして、「JAPAN7」に参加してみてはいかがでしょうか。

エザキヨシタカ/高木裕介/小林忠/池田聡/丹羽健太 - JAPAN7 - DMM オンラインサロン
エザキヨシタカ/高木裕介/小林忠/池田聡/丹羽健太 - JAPAN7 - DMM オンラインサロンこのサロンでは、会員の皆さんと密接に関わりながら、一緒にチームを組む感覚で、今よりも美容業界を良くしていきます。コミュニティの特性をフルに活かしたオンラインサロンです。
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