FXトレードで稼げる人材を育成する「omukuroファーム」。サロン運営者である謎の人物・omuさんとトレーダー・kuroさんは、独自の「omu理論」を武器に、世界と戦える「最強のトレーダー集団」を創ろうとしています。
omu理論…『真に』稼げる…うーん、これは怪しすぎる。そう考えた筆者は、DMM本社にkuroさんを呼び出し、疑心暗鬼になっている筆者から鋭い質問をぶつけさせてもらうことにしました。
国内政治、国際政治の表・裏事情を始めとする投資や投機の情報に精通する事業家。立場上、様々な事情が複雑に絡むため、詳細プロフィールが公開できない謎多き人物。
(Twitter)
FXを始めて以来、月単位無敗のトレーダー。3年前、妻の出産を機に脱サラして専業(主夫)に転身。その後出会ったトレーダー仲間と共に様々な活動を通じて情報発信をしている。
(Twitter)
omukuroメルマガ
https://kuro-gaki.jp/p/r/KLnBNR79
オンラインサロン内の活動状況や
チャート分析・検証のヒントになる話を不定期に配信している。
omu、kuroっていったい何者?
ーーまずは、おふたりのことについて教えてください。kuroさんから、FXトレードを始めた経緯を教えていただけますか。
僕はサラリーマン時代、貿易関係の仕事に携わっていました。当時から為替に触れる機会があり、業務の一環で※為替予約取引を行っていたこともあります。
そして、約6年前から勉強のつもりで、FXをやるようになりました。ちょうど、副業収入も欲しかったですしね(笑)。
※為替予約取引
取引の約束をしてから一定期間後(1ヶ月後、3ヶ月後など)に受渡しを行う。輸出する企業が1年後に受け取る輸出代金を、外貨から円に換える場合、1年後に今より円高になり円建の売上が減少するリスクを避けるためなどの目的で行われる取引のこと。
(参考:三井住友DSアセットマネジメント|為替予約取引とはなんですか?)
それから約3年後に、あることがきっかけでomuさんに出会ったんです。当時の僕は素人に毛が生えた程度の存在で、彼にF Xの技術を1から叩き込まれました。
ーーomuさんと出会ったことで、kuroさんのFXトレードのやり方はどのように変わったのでしょうか?
FXトレードにはいくつかの手法がありますが、僕が以前行っていたのは、「スイングトレード」と呼ばれる手法です。この手法では、一度ポジション(「持ち高」…通貨を買う・売る状況を指す)を決めたら、それを数日間保持した後に売買することで利益を出していきます。
一方で、omuさんに教えていただいたのは「デイトレード」と呼ばれる手法です。こちらのほうが、多くの人にとっては馴染みが深いかもしれませんね。比較的長い期間で売買を行って利益を出す「スイングトレード」に対して、デイトレードは数十分〜1日という短いスパンで売買を繰り返すことで利益を出していきます。
ーー確かに、FXといえばデイトレードというイメージを持っている人は多いですよね。
僕は、スイング(トレード)の頃もある程度収益を出すことができていました。しかし、今は世界のトレンドが目まぐるしく変わるため、徐々にスイングが不利になっていったんです。ちょうどそのタイミングでomuさんに出会い、彼なりのデイトレード手法「omu理論」を教えていただきました。
ーーなるほど。ちなみに、omuさんって一体どんな方なんですか?
あまり詳細には語れませんが…。
すごく簡単に説明すると、omuさんは現在40代前半で、20代の頃から株取引の世界に身を投じてきた方です。投資や資本関係にも詳しい方で、トレーダーとしての活動以外に、実店舗の経営も行っていますから、資産家というよりは事業家と言った方が正しいかもしれませんね。
ーーなるほど…。かえって謎が深まりましたね…(笑)。
omu理論の極意は「型を叩き込み、自分なりにアレンジする」
ーー謎に包まれたomuさんの素性は一旦置いて、おふたりがサロンを開くことになった経緯を教えてください。
僕がomuさんに出会った当時、彼から教わったFXの手法はどちらかというと感覚的なものでした。しかし、僕はこれを言語化・体系化して広めることができれば、もっともっと多くの人の役に立つことができると思ったんです。
そこで、理系の大学出身で、もともと理屈っぽい性格だった僕は、感覚的な彼の話を理論に落とし込もうと考えました。こうしてでき上がったのが「omu理論」で、2人で発行したメルマガを通じて開催したセミナーでも、非常に高い評価をいただくことができました。
それを見て、「これはうまくいくんじゃないか?」と思い、サロンを立ち上げることにしました。
ーーomuさんが考えたものを、kuroさんが形にしたんですね。「omu理論」とは、具体的にどのような理論なのでしょうか?
omu理論では、インジケータというツールを用いた古典的な手法を取り入れています。
インジケータは、売買記録の移動平均線(ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したもの)や水平線(売り買いが拮抗した為替をグラフにしたもの)を表示してくれます。
これを利用して、攻めることができるトレードの「型」を叩き込むんです。
ーー型ですか。なんだか「鬼◯の刃」みたいでかっこいいですね(素人感)。その型はたくさんあるものなんですか?
いえ、基本となる型はひとつだけです。
これは、FX以外の分野にも共通していることなんですが、一貫性のある戦略を持たないと、いつまでたっても芽が出ません。だから、あちらこちらから知識をつまみ食いするよりも、まずはひとつスタイルを持った方が勝ちやすくなる。
omu理論の型を覚えたあとは、実際にトレードをして経験を積んでいきます。とはいえ、サロンの入会者には、FXトレードをやったことがない方も多くいらっしゃって。そんな方には、まずブラウザやアプリでできる「デモトレード」から始めてみることをおすすめしています。
ーーデモトレード?
実際の為替の値動きにもとづいた仮想取引ができる、いわばゲームのようなものです。ツール上で仮想のお金を動かしながら、実際に収益を出せるか試すことができます。
「それだと緊張感がない!」という方は、実際に1万円程度の少額を運用して、100〜200円の利益を出せるか試してみましょうと伝えています。
ーーまずは、継続できる方法からスタートするんですね。
はい。サロンのメンバーも順調に増えてきたので、今年からは結果が出ているメンバーを班長にして、運用結果をシェアできる「分科会」を設けました。
僕もomuさんも、分科会の議論には参加せず見守るだけです。その代わり、中でシェアされた情報にはすべて目を通していて、その内容をまとめてサロン全体にシェアしています。あとは、分科会で取り上げられた質問に答えることもありますね。
ーーサロン全体で、かなり活発にコミュニケーションを取っているんですね。
omu理論の型から、サロンひとりひとりに合った運用法を見つけ出す
ーーomu理論では、基本となるひとつの型を学ぶということですが、サロンメンバーさんそれぞれで、運用方法に違いが出るものなんでしょうか?
僕は、omu理論の基本の型を、「目安として使ってください」と伝えます。
チャート(過去の為替レートを価格や時間を軸としてグラフに書き表したもの )の動きというのは、それこそ無数に存在します。ここに目安となる見方が入ることで、ある程度の傾向を認識しやすくなるんです。
そして、何度もチャートを見ていると、「これ前も見たことがある」という既視感を覚える時があります。この既視感に個人差が生まれ、ひとりひとりの運用のクセが生まれるんです。
だから、結果を出しているメンバーさんの運用が、僕にはピンとこないということも珍しくありません。
ーーそんなに個人差が生まれるんですね!
運用法には、それこそメンバーさんの性格やクセが大いに反映されています。omu理論でチャートを捉えられるようになったら、それぞれが自分にとって「これなら高確率で勝てる」という型を見つけていくわけです。
ーーまるで自己分析みたいですね。
そうかもしれませんね。実際にサロンから、僕たちが想定していなかった運用スタイルが生まれたこともあります。
これは、獣医をしているとあるメンバーさんの事例なんですが、彼は日中〜夜の間は仕事が忙しく、朝にしかチャートを見ることができませんでした。でも、FXというのは、欧米で売買が活発になるお昼過ぎ〜夕方にかけて、チャートが大きく動くという特徴があって。
朝にしかチャートを見ることができないという不利な状況の中で、彼は朝のチャートを徹底的に分析し、自分なりのパターンに落とし込んでいきました。その結果を、サロン内のメンバーにもアウトプットしたところ、実際に勝てるメンバーが増えたんですよ。
ーー朝にしかチャートが見られないという状況を言い訳にせず、自分なりのアイディアでその状況を打開したんですね。
サロンには、製造業など勤務時間がしっかり決まっている方から、タクシー・トラック運転手など不規則なワークスタイルの方までさまざまなメンバーがいて。彼らは「少ない時間でいかに運用するか」という方法を、日々アウトプットしてくれています。
僕自身、常にPCに張り付いているわけではありません。FXでもっとも面白い17、18時頃には、子供の送迎や夕飯の準備をしていることも多いですから(笑)。
ーー限られた時間や自分のライフスタイルに合った、運用スタイルを見つけていくための土台になるのが、omu理論なんですね。
メンバーと目指すのは「プロップファーム」の立ち上げ
ーーomukuroファームでは、「FXトレーダーで独立する人を増やす」「〇〇万円稼げるようになる!」など、なにか目標はありますか?
このサロンは学校ではなく、さまざまなFXの運用スタイルを共有できる集合知にしたいと思っています。その上で、FXトレードを専業にすることは、僕はあまりおすすめしていません。それよりも、仕事をしながら安定収入となる副業として、FXを活用できるお手伝いをしていきたいですね。
「〇〇円稼ぐ!」というのもFXトレードの界隈ではよく耳にしますが、FXトレードの収益は自身の資金量に大きく依存します。なので、omuさんはよく「利回りで考えなさい」とメンバーに伝えていて。
たとえば、利回りが月10%、元金が1万円なら1,000円の利益を生み出すことができます。これを1ヶ月、1年通して継続できるかを自分で試してみてほしいんですね。
実は、FXをはじめたばかりの頃は、大勝ちできるメンバーさんって意外に多いんですよ。高い人では月50%以上の利回りを叩き出す人もいます。
ーー元金が1.5倍になるということですよね。それはすごいな…。
ただし、そういう方の場合、ちょっとトレンドが変わるとすぐに失速して、損失が膨らんでしまうこともあります。
だから、なるべく利回りの上下動を減らし、リスクをプラスに転じる。これが僕のおすすめしたいFXトレードの運用方針です。僕自身、現在はコンスタントに10〜20%の利回りになるようコントロールしています。
ーー意外と堅実なんですね。FXはもっとギャンブル的要素が強いと思っていたので、kuroさんのお話は少し意外でした。
FXにはどうしても確率論がつきまとうので、勝率100%というわけにはいきません。そのうえで、僕は極力ギャンブル要素を排除して、もっとビジネス要因の強い考え方を伝えたい。
そうすることで、健全なFXトレードのイメージを世の中に広めていきたいと思っています。
そのためにも、まずはメンバーが勝てる環境を構築していきたいですね。徐々に実力のある方も増えてきたので、ゆくゆくはこのサロンを出発点に、プロップファーム(自己資金のみを運用する投資専門会社 )を立ち上げたいと考えています。実際、年内の設立に向けて準備も、着々と進めているんですよ。
これまで、FXトレードは怪しいと考えて取材を強行した筆者ですが、kuroさんのお話は非常に堅実。FXトレードに持たれがちな「ギャンブル」のにおいもまったく感じられませんでした。
「omu理論」で基本となる型を身につけて、自分の生活や性格に合わせてそれを落とし込んでいく。ふたつの手順を踏むことで、多くのサロンメンバーが実力をつけ、結果を出しています。
感情派のomuさんと理論派のkuroさんが運営する「omukuroファーム」で、堅実なFX トレードを学んでみませんか?FXトレードに対するこれまでのイメージを覆すような知見の数々に驚かされるかもしれません。