新しい年を迎えるたびに新調する手帳。でも、なかなか続かずに挫折してしまう……そんな方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、がんばりすぎない楽しい手帳作りをDMMオンラインスタッフが体験!心をゆるやかに整える手帳術こと「ここゆる手帳」を考案したmiyuさんに、自分らしいライフスタイルを叶えるための手帳作りをレクチャーしていただきました。
miyu
Instagramフォロワー数1.9万人の手帳プランナーとして、手帳企画や手帳術のコーチング・インストラクターの養成を行っている。フェリシモのおうちレッスンブランド「自分に合った1冊を見つける手帳術レッスン」を監修。オリジナル手帳や文房具のデザインも手がける。
DMMオンラインサロン「手帳と暮らしのここゆるサロン」を運営中。
「ここゆる手帳」ってどんな手帳?
ーー今回は手帳プランナーのmiyuさんに、手帳の使い方についてレクチャーしていただきます!
まず、miyuさんがプロデュースされている「ここゆる手帳」について教えてください。こちらは普通のスケジュール帳とはどう異なるのでしょうか?
miyu:ここゆる手帳とは「心ゆるやかに整える手帳」です。通常のスケジュール帳の役割は主にスケジュール管理ですが、ここゆる手帳は心の中を整えたり、未来の自分を想像して楽しい気持ちになったりと、自分の気持ちとの向き合いをメインに考える手帳になっています。
ーーmiyuさんが心を整える手帳を作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
miyu:私は自分の気持ちをうまく表現できないタイプで、ストレスがたまりやすかったり不安な気持ちに押しつぶされそうになったりすることが多くありました。
でも、書くことで気持ちが落ち着いたり、書いたことをもとに自分を振り返ったりできるので、自分の気持ちを整えるための土台となる手帳を作りたいと思ったんです。
そのために様々な手帳で試してみたのですが、なかなか使い続けることができなくて……。自分に合うフォーマットってどんなものだろう?と考えた時に、真っ白なノートに自分で好きなように書いてみたのがきっかけです。
ーー実際にmiyuさんがプロデュースされている「クリアスタンプ&手帳コンプリートセット」を拝見したのですが、手帳に日付が印刷されていないことが印象的でした。手帳って、何月何日何曜日と細かくプリントされているものが多いイメージです。
miyu:日付はフリーにしています。日付を入れないことによって、書けない日があっても空欄にならないようにしているんです。
ーーなるほど!たしかに手帳を書かない日があって空白のページができてしまうと、それだけで嫌になって続けられなくなってしまいます……。
miyu:そうですよね。書けない日があってもいいし、びっしり書く必要もないんです。その日の振り返りとして自分を褒めたり、これから叶えたいことを書いたり、自由に楽しんで使っていただけたらうれしいですね。
手帳の使い方に正解はない!自分が楽しければOK
ーー新しい年を迎えたときや、新年度などに気合いを入れて手帳を用意しますが、いざ始めてみると続かない、なかなか使いこなせないという方が多いと思います。
とくに、今はスケジュールを管理できるスマホアプリなども多いので、紙の手帳を使う機会が減っているなと感じてしまいます。
miyu:私もスケジュール管理はスマホのアプリを使っていますよ!便利ですからね(笑)
手帳はあくまでも頭や気持ちの整理をするのに使うんです。仕事のアイディアや、モヤモヤした気持ちなどを整えるには手書きが一番だと思います。手を動かすことで思考を整理しやすくなりますから。
ーーなるほど!やっぱり自分で考えて手を動かしてみることが大事なんですね。
miyu:そうですね。あと、手帳を作ることで満足してしまって、書いた目標を実行できないといった悩みを持つ方もいらっしゃるのですが、それでも構わないんです。
書くこと自体にヒーリング効果があるので、自分の気持ちに整理がつけばそれで大丈夫。書いたことを必ず叶えなきゃいけないと思ってしまっては、手帳が苦しいことになってしまいますので。
ですから、手帳を書くときにシールを貼ったり、スタンプを押してみたりしてデコレーションを楽しむ。書くことを目的とせず、手帳を楽しむ時間として過ごしていただけたらと思いますね。
ーーたしかに、miyuさんがInstagramで公開されている手帳は、カラーペンやスタンプでとってもかわいくアレンジされているイメージがあります!
でも、私は手帳初心者なので、デコをがんばってもゴチャゴチャして綺麗に見えないような気がして……。
miyu:デコをがんばろう!と思うと、それも負担になってしまいます。ですので、どんな書き方、デコでもいいんです。たくさんデコればいいわけでもないので、余白がたくさんあっても大丈夫。
手帳の使い方に正解はないんですよ。心から自由に楽しんでみてください。自分が楽しめればそれOKなんです。
ーー余白があってもいいんですね!なんだか安心しました。
miyu:タスクも多くなりがちですよね。気づいたら手帳にびっしり並んでいたり……。タスクって作ろうと思えばいくらでも作れちゃいますから。
ですから、私はタスクを1日6個までに絞るようにしています。そうすると、時間や心に余白ができますから。
今日はここまではできるけれど、これはできない。どこかで区切りをつけないと、手帳も自分の気持ちもあふれてしまいます。余白も大事にしてほしいですね。
ここゆる手帳の使い方を体験!
ーーでは、ここからはDMMオンラインサロン女性スタッフAに、実際にここゆる手帳を使ってもらいましょう!
今回使用するのはクラウドファンディングで制作された「クリアスタンプ&手帳コンプリートセット」。やさしい色合いがかわいらしい手帳ですね。
miyu:手帳のカバーはパールホワイトとパールピンクなのですが、中はカフェラテカラーになっていて、どんなデコでも映えるような色合いにしています。
クリアスタンプはSANBYさんとのコラボで、エレガントの日・カフェの日・お文具の日と3つのテーマに沿った内容のスタンプになっています。スタンプがクリアになっているので押している部分が見やすく、手帳にぴったりのサイズ感で使いやすいんですよ。
ーーでは実際にクリアスタンプやカラーペンを使って、手帳を作っていきましょう!
Aさん、さっそく昨日の予定を振り返って書いてみていただけますか。
A:はい!昨日は仕事が休みだったのでライブに行ったのですが、雨が降っていて寒かったんですよね。お風呂でゆっくり温まったあとは、最近発売されたポケモンのゲームをして寝ました。これで昨日の振り返りは完成です。
ーー休日を満喫していますね~!miyuさん、Aさんはこのような感じで手帳を書きましたが、さらに「手帳作りを楽しむためのコツ」みたいなものはありますか?
miyu:せっかくなので、日付はクリアスタンプを使いましょう!ほら、日付を手書きではなくスタンプにするだけで一気にかわいくなりました。
Actionは一日の振り返りでうれしかったことなどを書く部分なので、ハートマークを書いてみてはどうでしょうか?
A:字が汚いのがコンプレックスだったのですが、スタンプやマークを書くことでちょっとカバーされた感じがしますね!
miyu:Todey’s Keywordは、明日以降の向上心の部分を書くので「雨が降る日はゆっくり体を温めたいな」といった、今後につながるような書き方がおすすめです。ここは上向き矢印のスタンプを使って、あげあげな感じにしてみるといいかも。
24時間軸の予定にはマーカーを引くだけで、一気に華やかになりますよ。
A:本当だ!めちゃくちゃかわいくなりました!
miyu:吹き出しスタンプを使って楽しかったことを書いたり、お気に入りのシールを貼ったりするだけで楽しいんですよ。
私は紅葉を見に行ったときに拾った落ち葉を貼ってみたり、水族館に行った日はブルー系のペンで書いたりして、自由に楽しんでいますよ。
ーービフォーアフターを見てみると、全然違いますね!Aさん、どうですか?
A:ちょっとしたことなのですが、自分が書いた手帳がこんなにもかわいくなるなんて思ってもみませんでした!ここゆる手帳の使い方は自由でいいとのことなので、これなら続けられそうです!
自分らしい生き方を手帳で叶えるオンラインサロン!
ーーmiyuさんが運営されているオンラインサロン「手帳暮らしのここゆるサロン」についてもお聞かせください。そもそもオンラインサロンを開設されたきっかけは何だったのでしょうか?
miyu:自分だけで楽しんでいた手帳作りですが、仲間と共有したいという気持ちが膨らんできたんです。はじめは使い方講座からスタート。SNS上でのオンラインレッスンなどを開催していくうちに、想像以上にお声をいただくことが増えました。
もっとみなさんに楽しんでいただくにはどうしたらいいのかと思っていたところ、DMMオンラインサロンさんと出会ったんです。
オンラインサロンだと気軽に参加できると思うので、より多くの方に手帳の魅力を伝えることができるんじゃないかと思っています。
ーーオンラインサロンでは、先ほどのような手帳の使い方をレクチャーしていただけるのでしょうか?
miyu:もちろんです!手帳を書くモチベーションの保ち方や、手帳の活用方法などをお伝えしています。また、お茶会やオフ会も開催しているので、手帳仲間との交流も楽しめますよ。
手帳が好きなのに、どうしても続かずに挫折してしまう…そんな経験のある方がたくさんいらっしゃると思います。サロンでは楽しく続けていけるような工夫をたくさん詰め込んでいます。
心をゆるやかに整えながら自分らしい生き方を歩んでいくために、ぜひここゆる手帳を楽しんでみてください。
手帳を書かなければ!とプレッシャーを感じると、余計に書けなくなってしまうもの。どうしても空白を埋めなければと考えてしまいがちですが、余白があってもOKだとmiyuさんはおっしゃいます。
今年こそは手帳で自分の理想とするライフスタイルを手に入れたい!そうお考えの方は、ぜひmiyuさんの「手帳と暮らしのここゆるサロン」をチェックしてみてください。
また、本日12月20日より、miyuさんの著書「モヤモヤを手放して、本当の自分を取り戻す よはく手帳術」が発売中です。無理せず楽しく自分の可能性と向き合って、素敵な2023年を迎えましょう!