脱毛やスキンケア、アンチエイジングについてなど、尽きることない肌悩み……
DMMオンラインサロン「医師が教えるホントの美容塾」では、形成外科医・美容皮膚科医の柳下悠先生に、そんなお悩みや疑問をオンラインで直接質問することができるのです。
そこで、この記事では「出張版!医師が教えるホントの美容塾」と題して、DMMオンラインサロン公式Twitterにて美容医療質問キャンペーンを開催!
みなさまから届いた沢山の質問の中からピックアップした15の美容医療に関するお悩みについて、柳下先生にお答えいただきました。
日焼け止めの落とし方は?
いま流行りのレチノールって?
医療脱毛が毛孔性苔癬に有効って本当?
そんなお悩みに関する柳下先生の見解を一緒に見ていきましょう!
柳下悠
2005年東京医科大学を卒業。
関東中央病院にて研修医として勤務をし、東京医科大学形成外科へ入局。
様々な美容クリニックで経験を積み、
2021年2月東京都赤坂にて 赤坂ステラクリニックを開業。
現在、DMMオンラインサロンにて医師が教えるホントの美容塾を運営中。
スキンケアのお悩み
乾燥する季節ですが、通年同じ洗顔料とスキンケアを使っています。一応、スキンケアは保湿力高めのものですが、季節ごとに洗顔料は変えるべきなのでしょうか。
これはお肌の状態によります。
洗顔料は肌の乾燥具合(や皮脂の量)もそうですが、汚れ方によっても変える必要があるので、いつも同じような生活であればいいですが、海や山へ行くとかスポーツを屋外でしたときなどは洗浄力の強いものを使用するのが理想的です。
1年のうちに特別何も変化がないなら、変える必要はありません。
スキンケア用品の中で、レチノールが含まれている製品が流行しているように感じます。柳下先生はレチノール入り化粧品はどのように使用するのがおすすめですか?
レチノールは昔から使われていますが、何年か前に厚労省が皺の改善効果を認可したために、国内でレチノールを含む化粧品が多く作られるようになったのだと思います。
効果もあるしいい成分ですが、多く使いすぎると赤みがでたり皮がむけたりしますし、異様にテカテカ(ぴかぴか)した質感になってしまうこともあり、注意が必要です。
私自身の考えでは、初めてのレチノール化粧品をお使いの場合はまず美容皮膚科で診察を受けて化粧品を選んでもらい、定期的に通院してどの位の量が適切であるかみてもらった方がいいと思います。
市販のレチノール化粧品は沢山ありますが、メーカーが違えば1%と記載があってもそれぞれ強さは違います。そのため市販のレチノールでちょうどいい強さを自分で知るのは難しいです。
できれば医療専売のレチノールを使用しながらどれくらいの状態が適切か医師に確認し、それと比較することで市販品でも、これならこの位の量が自分にちょうどいいとか判断できるようになると、うまく使えるのではないかと思います。
日焼け止めのお悩み
日焼け止めの落とし方が分かりません。ボディーソープだけでなくクレンジングを使えばいいのでしょうか?
体に塗った日焼け止めのお話ですね?
製品によって落ちにくさが違いますが、特別記載がない体用の日焼け止めは、一般的なボディソープで洗うだけでいいと思います。(敏感肌用などではないもの)
残りがあってもある程度ターンオーバーで落ちるという考えです。
あえてウォータープルーフや石鹸で落ちないと記載のある日焼け止めを使った場合や、普通のボディソープで洗うと全く落とせず毛穴がつまってしまうというときは、メイク落としを使用していただくといいと思います。
小さな子どもがいてこまめに日焼け止めを塗り直すことが難しいので飲む日焼け止めに興味があるのですが選び方が分かりません。選ぶ時に見るべきポイントはありますか?また先生のおすすめの飲む日焼け止めがあったら教えてください。
飲む日焼け止めは塗る日焼け止めの代わりにはならず、紫外線にあたってダメージ(酸化)はあるが、できるだけ影響を抑える目的のものだということを、よく理解したうえで飲んで頂くといいと思います。
我々医療者が使用する飲む日焼け止めは主にシダ由来成分のファーンブロック配合か、グレープフルーツとローズマリー由来の成分の合剤のニュートロックスサン配合です。当然その成分の量も関係がありますので、私のクリニックではそれぞれ一社ずつの取り扱いをしています。(その他ものもありますが、特別調べていません。)
受診されたクリニックで説明を聞いていただくのがいいと思ます。
市販のものは詳細がわからないので、お勧めすることはありません。
脱毛についてのお悩み
VIO脱毛の後どんなアフターケアをして良いかわかりません。ボディローションじゃ刺激が強い気がするけど、何もしないのは黒ずみが気になります。どんなケアをするのが適切か教えて頂きたいです。
脱毛後のケアは各クリニックから指示があるはずですので、まずはその通りに行ってください。
その指示の期間がおわり、かつ肌にトラブルがないのであれば、粘膜とその周囲以外には一般の保湿剤を使用してもかまいません。ただ、VIO周囲の皮膚は吸収率が高いので、刺激性の成分や高濃度のピーリング成分などをぬるとただれたようになることがあります。
低刺激のものや成分のシンプルなもの、刺激が不安であればプロペトを薄く塗るくらいでいいと思います。
お肌の状態によって適切な保湿剤が変わりますので、脱毛クリニックで聞いてみてはどうでしょうか。
ピーリングについてのお悩み
ピーリングに最適な年齢や季節はありますか?症状や肌質によるのでしょうか?
ピーリングには種類があり、成分によって目的が違うのでそれにより対象の年齢層や肌質がかわります。
薬剤の性質上角質などが剥離するため、一時的に乾燥が気になったり、紫外線予防を強化してもらう必要はありますが、その後ターンオーバーが促進されて適切な表皮の厚みに戻りますので、適応さえ守れば一年中行うことができます。
主に表皮のピーリングはAHAやBHAが使われ、毛穴やニキビ、肌のごわつきやトーンアップに使われます。真皮のピーリングは主にTCAが使われ、小じわやハリ感の改善に使われます。また複数のピーリング成分が含まれて表皮真皮両方に効果が出るものもあります。
クリニックでお肌の悩みにあうピーリングを聞いてみてください。
子どものころから二の腕や背中に毛孔性苔癬があり、リスクは承知でダーマペンやハーブピーリングを試しています。その中で、ハーブピーリングは婦人科系の病気になるリスクが大きいと聞きました。実際どうなのでしょうか?
毛孔性苔癬にダーマペンは行うことがあります。きちんとクリニックでおこなっているのであれば、リスクをメリットが上回りますので、問題ありません。
ハーブピーリングは医療ではないので、全く分かりません、すみません。エステ分野のものだと思います。
稗粒腫やシミなど肌のお悩み
稗粒腫が多くできて悩んでいます。自然に治ることはあるのでしょうか?また予防する方法があれば知りたいです。
稗粒腫は赤ちゃんだと自然に治ることもあります。大人で多発している方の場合、それが全部自然治癒することは難しいのではないでしょうか。
また熱傷や擦り傷、薬(ハイドロキノンなど)や全身疾患によって起こることもあります。
角質がたまる病態ですので、適切な角質ケア(レチノール、トレチノイン、ピーリングなど)をしていると少しできにくくなります。
シミがここ2年ほどで濃くなってきました。ビタミンC導入剤を使い始めましたが効果はあるのでしょうか?
ビタミンC導入剤というのは、ビタミンC(や誘導体)の化粧品という意味でしょうか?
そのシミが何というシミかによって、答えは変わります。
肝斑や雀卵斑であれば多少薄くなる可能性がありますが、効果はマイルドです。
老人性色素斑であれば多少薄くなることがあったとしても、なくなることはありません。ADMであれば効果はありません。何かの色素沈着であればなくなる可能性もあります。
医療でビタミンCを塗る時は、シミを「なくす」ためではなく、日々の生活で紫外線に当たっても、できるだけシミやシワができにくいように(抗酸化)とか、肌全体のトーンアップ、皮脂や赤みのコントロール等で使っています。
目頭のシワ、まぶたのたるみ、目の下のたるみに悩んでいますが、prp、リジュラン、ベビーコラーゲン、ヒアルロン酸と、どの施術が良いのか困っています。リスクが少なく費用対効果が高いも施術は何ですか?柳下先生のおすすめを教えてほしいです。
費用対効果はクリニックで費用が違うので、私からはお答えできません。
〇目頭の皺、は動きによるものであればボトックスを打ちます。
弾力のなさからくるものであれば、上記の中ではPRP,リジュラン、ベビーコラーゲンを打つことができますが、ベビーコラーゲンは弾力をだすだけでなく、多少膨らみますので、ある程度へこんでいるところに打つことになりますから、目頭の皺がどういう状態かで使えるかが変わります。
真顔でもただへこみがあるというのであれば、ヒアルロン酸かベビーコラーゲンを打ちます。
〇上下瞼のたるみに対しては、基本的にPRP,リジュラン、ベビーコラーゲン、ヒアルロン酸を単独で打つことはありません。
PRPはご自分の血液から採取したもので、再生医療の一つです。ハリを出したり炎症を抑えたりするときに使うもので、メソセラピー、ダーマペンなどで使用します。
リジュランは商品名でサーモン由来のPNがメインの成分ですが主にメソセラピーで使われます。商品に種類があるので、治療するクリニックでよく確認して下さい。
ベビーコラーゲンは通称ですが、ヒトの胎盤から作ったコラーゲン製剤です。(その後献血はできなくなる)直接注入しますが、ヒアルロン酸のように大きく膨らませることはできず、わずかな凹みや小じわなど弾力のほしい部分に注入します。
ヒアルロン酸は凹みに直接注入して高さを出すために使います。膨らまして皺を伸ばすことはできますが、皮膚のハリを出したりすることは難しいです。
今回のご質問では詳細が全く分からないので、実際に診察に行ってそれぞれ確認した方がいいと思います。それによって打ち方やリスクなどが変わってきます。
柳下先生、お悩み相談にお答えくださりありがとうございました。
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抜歯を伴う歯列矯正によって、顔の肉がたるんだ気がしてハイフを検討しています。たるみは改善されるのでしょうか?
抜歯して顔のたるみを感じた場合、皮膚などがたるんだのではなく〇〇〇〇より歯が下がったことで〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ができている状態です。
肌に刺激を与えない方がしわを作らないと聞いたことがありますが、最近流行しているスクラブ系ピーリングって本当に肌にいいのでしょうか?
肌に刺激を与えると、適切であればハリが出たりキメが整ったりするわけですが、〇〇〇〇〇〇は〇〇や〇〇、〇〇〇や〇〇〇の原因になります。
脂性肌っぽい症状に悩まされて、ずっとさらさらした使用感の(保湿力低めの)化粧品を使ってきました。しかし、エステの先生から、「顔の脂は乾燥した肌を守るために出ているから、脂性肌じゃなくて乾燥肌。保湿を徹底するべき」と言われました。どちらのスキンケアが正しいのでしょうか?また、脂性肌と、脂性肌に見える乾燥肌を見分ける方法はありますか?
元々乾燥肌の方が、それを補おうと皮脂の分泌が増えるというのは一時的にあるかもしれませんが、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇と思います…。
パックを週に1回を目安に使っているんですが、効果的な頻度や時間、タイミングなどあれば知りたいです。
パックはあくまで〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇といって浸透をよくしている、という意味のものですので、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ではありません。
医療脱毛が毛孔性苔癬に有効というのは本当でしょうか?
改善〇〇〇〇〇〇〇。毛孔性苔癬は毛穴の入り口の角質が〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇、毛が外に出られずに〇〇〇〇〇、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ことで改善〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
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