片付け難民必見!"ラクLABO"おおたけさんが実践で教える「片付けのコツ」

著者名サトートモロー
片付け難民必見!"ラクLABO"おおたけさんが実践で教える「片付けのコツ」

入学や就職など、春は多くの人が新しい生活を迎えます。引っ越しや模様替えなど、家を綺麗にして新生活を迎えようという人も多いのではないでしょうか?

一方で、どうしても部屋を片付けるのが苦手、片付けてもすぐ部屋が散らかってしまう人にとって、新生活は辛い時期かもしれません。かくいう私も、理想の一人暮らしとは程遠い汚部屋暮らしを送っています…。

そんな「片付け難民」の皆さん、今回の記事は必見です。要らない物と要らない心を手放し ラクに生きていく実践型オンラインサロン”ラクLABO”のおおたけさんに、身も心も楽になる片付けのコツを教えていただきます!


おおたけさん(大竹洋子)

片付けが苦手だったが、現在は片付けのプロとして活動中。SNS総フォロワー5万人超。

元片付けが苦手だったという経験とこれまで約200名(2022年4月時点)のお客様と一緒に片付けをしてきた経験から学んだ事とともに物の手放し方、片付けの基本を伝える講座なども開催。

・整理収納アドバイザー1級

・企業内整理収納マネージャー

・ほめ愛®︎自尊心アップトレーナー


娘のために学んだ片付けのすごい効果とメリット

――おおたけさんのプロフィールに、「元々片付けが苦手だった」とありました。なぜ、片付けに目覚めたのでしょうか?

昔から片付けが苦手で、不便といえば不便だったんですけど、私にとってはそれが当たり前の状態で改善しようとは思っていませんでした。ちゃんと片付けをしなきゃと思ったのは、娘ができたことがきっかけです。

幼い娘に「きちんとお片付けをしなさい」と言おうにも、リビングがすごく散らかっている…。これじゃまったく説得力がないと思い、なんとかしなきゃと思ったんです。

そんな時、知り合いが整理収納アドバイザーの資格を取得したと聞いて、私も勉強してみることにしました。

はじめは軽いノリだったんですが、勉強するうちに片付けの奥深さにどんどんハマっていって。実際に家の片付けをしてみたら、今まで私はなんて不自由な生活を送っていたんだと、はじめて気づきました。

――そんなに驚きがあったのですね! 不自由な生活というのは、具体的にどんなことですか?

会社員時代の私は、朝の身支度がすごくバタバタしちゃっていたんです。財布や鍵がすぐ見つからず、冷や汗をかきながら探し物をして、駅まで走って向かうというのが日常茶飯事でした。

――私もまったく同じです…。今日も忘れ物をして二度家に帰りました。

それは大変でしたね(笑)。今では基本的に、どこに何がしまってあるか分かるので、探し物はほぼなくなりました。主婦として家事をこなす場面でも、片付けのおかげでだいぶ時間に余裕が生まれたと思います。

――この話だけでも、片付けをするメリットがあるなと感じますね。

片付けと聞くと、私たちは「使った物を元の位置に戻す」という、後片付けをイメージしがちです。私は、片付けを「後片付けしやすい仕組みを家の中に施す」と定義しています。この考え方で片付けをすると、たくさんのメリットが得られるんです。

私は仕事の一環で、お客様のおうちの片付けをお手伝いしています。その中で、お客様からたくさんの声をいただきました。

・料理が好きなのですが、キッチンを片付けてますます料理が楽しくなりました

・子どもがお手伝いをしてくれるようになりました

・夫が家事に協力的になりました

・夫から「なんだか元気になったね」と言われるようになりました

・夫婦仲がよくなりました

・身も心も元気になった気がします!

――メンタル的にもプラスに働いているのですね。

片付けができるようになって、元気になったという方は多いです。部屋がごちゃごちゃした雰囲気だと、気持ちも荒んでしまいますから。

片付けでは、家にある物を取捨選択して、要らない物を手放していきます。この作業で、自分は何が必要で何が不要なのかを考えることになるので、物を通して自分にとって大切な物に気づきやすくなるんです。

すると、物だけでなく「時間の取捨選択」も上手になります。私も、片付けを覚えてから「自分はどんなことに時間を使いたいか」を判断しやすくなりました。

片付けられない原因と片付けのコツを知ろう!

――片付けの素晴らしさはわかったのですが、私のように片付けが苦手な人間は、どうすればいいのでしょうか?

片付けが苦手な原因を探っていきましょう。

まず、一番多いのが「物の量が多い」という原因です。物が多くても、片付けられる人はたくさんいます。ここでの「物の量が多い」とは、収納に対してキャパオーバーになっているという点と、自分の管理能力に対してキャパオーバーになっているという2点を意味します。

もうひとつの原因は、「物が点在している」です。いろいろな物がいろいろなところにあるというのと、ひとつの場所にいろいろな物がまとまっているという2点が考えられます。

最後の原因は、「定位置が決まっていない」です。例えば、出かける時に必ず持っていく物を、ひとまとめで決まった場所に置くことで、忘れ物がぐっと減ると思います。

――すべて当てはまっていますが、特に「定位置が決まっていない」はまさにという感じです。出かける時に持ち歩く物が、あらゆる場所に点在しているので、何度も家に戻るハメになるのだなと…。

これらの原因を踏まえて、片付けで覚えておいてほしいコツを5つ紹介したいと思います。

 

①片付けの時間を確保する

片付けはどうしても、優先順位が低くなってしまいます。先に「片付けの時間」をまとめて作り、片付けをしていきましょう。とはいえ、「腰が重くなりすぎない」ことが大事なので、自分が集中できる時間(3〜4時間程)を目安に時間を確保しましょう。

もしもまとまった時間が取れない人は、1日5分でも構いません。そこで活用したいのが、「If-thenルール」です。「If-thenルール」とは、「AをしたらBをする」というルールのことで、新しく習慣化したいこと(B)を、すでに習慣化できていること(A)と紐付けるというメソッドです。

「歯を磨いた後に必ず物を3つ捨てる」とか、継続できるようなルールを設けてみてください。

 

②自己理解を深める

自分は何が好きで、何を心地よく思うのかを探りましょう。例えば、ホテルライクな物が全てしまってある状態が好きなのか、それとも好きな物がたくさん飾られている状態を心地よく思うのかという感じです。

物を飾るのが好きでも、「あまりたくさん飾ると、掃除が苦手でホコリをかぶってしまう」という人もいます。その時は、どれくらいの物であれば自分でも管理できるのか、物の量を決めていくことが大切です。

 

③よく使う物は使う場所にしまう

使用頻度を考えて、定位置を決めていきましょう。

 

④仲間分けがすごく大事

先ほど紹介したお出かけセットのように、似た種類の物をかき集めてみてください。

仲間分けをすると、何がどのくらいあるのかを把握できるようになります。お店で言う「在庫管理」ができているので、余計な物を買うことがなくなるし、散らかりも防止できます。

 

⑤自分のことを大事にする

家を片付けて綺麗な環境に保つというのは、「自分のため」にやることですよね。家の環境をよりよくするというのは、自分へのプレゼントになります。よく、床を磨くと自分の心を磨いた感覚を覚えるというじゃないですか。片付けにも、それと同じ効果があると思います。

「片付けきる」ことの大切さ。家にあるすべての物に触りましたか?

――どれもすごく大切なポイントですね。ただおおたけさん、私は一度しっかりと片付けをした後、結局すぐに散らかってしまうんですが、なぜなのでしょうか?

家が散らかるのには、必ず原因があります。よくあげられるのは、「ライフスタイルが変わった」ですね。私は、娘が幼稚園に入園したり小学校に入学したりした時、片付けの見直しをしました。

あと、「なんとなくモヤモヤ・イライラする」という時も、家が散らかりがちなので、かんたんな模様替えをしてみるといいですよ。どれだけ物を捨てても、人の気持ちは変わるものなので、要らない物は必ず増えていきます。

なんとなく気分がイライラしだしたら、一度家をパトロールしてみましょう。「最近これ使っていないな」と思ったら、思い切って捨ててみると気分転換になりますよ。

――イライラしたら片付けをするというのは、先ほどの「if-thenルール」にも使えそうですね。

あと、片付けをしたのに部屋がすぐ散らかってしまう人は、「片付けきる」ことができているかも確認してみるといいですよ。

――片付けきる?

私の中での片づけきるの定義は、家の中の物全てに触ることを意味しています。家中のものすべてに触って、要る物と要らない物を分けて、よく使う物をひとまとめにして、家の中をすべて管理できている状態にする。それが片付けきることの意味です。

――そう聞くと、家の押入れで触れていない場所が、結構ありますね…。

きっとそこには、要らない物が入っていると思います。そこに普段あまり使わない物を移し替えるだけで、家にゆとりが生まれると思います。ぜひ、家中のものに触れてみてください。

ちなみに、私は「オススメの収納グッズ」を紹介することはありません。お客様の家によって、適した収納グッズは異なるからです。ただし、収納グッズの選び方のコツはお伝えしています。

――ぜひ教えてください!

収納グッズを買う際は、収納グッズの中身と置き場所をハッキリ決めましょう。中身というのは、収納グッズにしまうものです。仮に部屋着をしまうのであれば、どれくらいのサイズがいいのか、どういうふうに部屋着をしまうのか、どれくらいの数がいいかを考えます。

これさえ守れれば、あとはご自身の好きなブランドやデザインの収納グッズを選べばいいと思います。

――収納グッズの中身を明確にしておくには、家の中にあるものを正確に把握しておかないといけないですね。

そうです!そしてここで、「片付けきる」ことが活きてくるわけです。

――先ほど紹介いただいた5つのコツと、片付けきるというポイントを守って、もう一度家の片付けをやり直してみます。

“ラクLABO”はコンテンツが充実!

――おおたけさんのオンラインサロン”ラクLABO”では、どんなコンテンツを配信していますか?

片付けが学べる動画講座を配信しています。オンラインサロンを開設して2年以上経ちますが、その間投稿した動画はすべて見放題です。あと、外部の講師をお招きして、片付けだけでなくお金や掃除をテーマにしたセミナーも開催しています。セミナーの様子も、アーカイブで配信しています。

Zoomによるライブ配信では、「一斉お片付け」という企画を行っています。ライブ中はみなさんで一緒に家を片付けつつ、質問にお答えしています。毎月1回行うイベントでは、さまざまな企画と一緒に質疑応答を行います。次回は、私のキッチンの収納などをお見せする予定です。

――かなり多彩ですね!コンテンツのバリエーションが豊富なのは、サロン会員さんにとって嬉しいことですね。

あと、私は早寝早起きをすごくゴリ押ししているので、毎週月曜日の5:45から「マンデー朝活」というライブ配信を行っています。サロン会員さんには主婦の方が多いので、ライブ配信を聞きながら家事を頑張っています!という方が多いです。

――すごく早起きです。主婦の皆さんはすごいですね…。私も最近、朝をダラダラ過ごしがちなので、皆さんを見習って早起き頑張ろうと思います。

実践!DMMスタッフのデスク片付けツアー

――さて、ここからはおおたけさんに、DMMのスタッフ・佐山さんのデスクを綺麗にしてもらう「実践!DMMスタッフのデスク片付けツアー」をいきなり始めたいと思います。今回は、佐山さんのデスク環境をDMMの会議室に完全再現していただきました。

おおたけさん

なかなか散らかっちゃっていますね!

早速片付けを始めていきたいと思いますが、私は必ず、お客様に「家をどんな状態にしたいか」をうかがいます。ホテルのように何もない状態にしたいなら、キャビネットにどんどん物をしまっていくという感じです。

佐山さんは、デスク周りをどんな環境にしたいですか?

DMM佐山

余計なものはしまいつつ、使う機会の多いものはいつでも使える状態にしたいです。

おおたけさん

わかりました!まずは文房具を整理しましょう。ここにはペンやハサミ、セロハンテープといろいろありますが、使用頻度が低い文房具はありますか?

DMM佐山

セロハンテープはあまり使わないですね。

おおたけさん

じゃあしまっちゃいましょう!なるべく机の上にすべての物を広げつつ、先ほど紹介した仲間分けをしていきます。そうしていくうちに、なんとなく似た者同士のグループが作れるんですよね。

例えば、封筒やメモに使う白紙。これはいわば「まっさらな物」のグループで、これから必要に応じて使う物としてまとめます。

名刺もたくさんありますね。しかも種類がたくさん!

DMM佐山

あ…。実は新しいデザインと古いデザインが混在していて、古いデザインの物は使わないんです…。

おおたけさん

そうなんですね!じゃあこれを機に、使わない名刺は捨ててしまいましょう。残った名刺は、佐山さんのものとお客様のものですね。これも使用頻度はあまり高くなさそうなので、引き出しにしまいましょう。

この缶ジュースは…賞味期限が切れていますね。捨てましょう(笑)。

おおたけさん

本はどうでしょう? 読んでいない本があれば、これを機に手放してもいいと思います。

DMM佐山

ここにある本は、まだ残しておきたいですね。

――本を手放すのは、結構抵抗がありますね…。

おおたけさん

そうですね。大事なのは、「どんな気持ちでその本を持っているか」です。すごく思い入れのある思い出の物なのか、飾っておくことで満たされる気分になるのか。とくに思い入れはなく、ずっと手に取らないまま放置してあるのなら、手放すことを選択してもいいと思います。このあたりは、お客様と話し合って決めていますね。

今回は残して起きたいということなので、引き出しにしまっておきましょう。ちなみに、こういうキャビネットにしまう時は、「上から見ても分かるようにしまう」のがポイントです。また、使用頻度の低い物を奥に、高い物を手前に置きましょう。さあ、とりあえず完成です!

――デスク周りがとてもスッキリしましたね。キャビネットも、上からすぐに何があるのかわかります。

DMM佐山

すごく綺麗…! おおたけさん、ありがとうございました!

おおたけさんは私たちからの質問に応えたり談笑したりしながら、デスクにある雑多な物をスルスルとまとめていき、あっという間にデスクを綺麗にしました。その様子を見ているだけで、「片付けっていいかも」という気持ちにさせられました。


家が散らかっていて、なんとなく落ち着かないなという皆さん。

家の中で探し物をするのが習慣化してしまっている皆さん。

ぜひおおたけさんのオンラインサロンで、片付けの基本と極意を学びませんか?

私は家に帰って、早速家中のものを引っ張り出して片付けきれるように頑張ります!

おおたけさん|片付け思考でラクに生きる - 要らない物と要らない心を手放すお片付けサロン"ラクLABO" - DMMオンラインサロン
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