自分に合ったスキンケアが選べるように!美容薬剤師が語る「美容のホンネ」とは?

著者名近藤ゆうこ
自分に合ったスキンケアが選べるように!美容薬剤師が語る「美容のホンネ」とは?

日本初の美容薬剤師として活動しているたかひろさん。自身のSNSのフォロワー数は3万5,000人(2024年4月現在)を超えており、忖度のない正直な美容情報の発信で多くの人の関心を集めています。

今回は、たかひろさんがDMMオンラインサロン「美容のホンネ」を開設したきっかけや、サロン内で実施している化粧品開発プロジェクトなどの取り組み、情報発信において意識していることなどを聞きました。


たかひろ

薬剤師として救命救急の現場で勤務したのち、美容薬剤師に転身。スキンケア迷子の人、自分に合った美容情報を知りたい人たちのために、オンラインサロン「美容のホンネ」を立ち上げた。現在は、都内のクリニックで患者の肌の悩みを解決する「スキンケア外来」も実施している。


世の中の情報に流されず、自分に合った化粧品を選ぶために

―― たかひろさんは、美容を専門に扱う薬剤師としてご活躍されています。そもそも、何をきっかけに美容に関心を持ったのでしょうか。

もともと僕は、ドラマ「コード・ブルー」に出てくるような救命救急の現場で薬剤師をしていました。常に生と死が隣り合わせの現場で、患者さんの命を救うことにやりがいを感じていた一方、休みが月に6回くらいしかない不規則な生活を送っていました。

睡眠時間があまり取れず、あごの周りはニキビだらけ。目もとも皮がむけてしまい、ボロボロの状態だったんです。

そんな僕の肌を見て、周りからは「老けたよね」と言われることが多くなって。すごくショックでしたが、同時に「肌をキレイにするにはどうすれば良いんだろう」と考えるようになって、美容に興味を持つようになりました。

 

―― 美容に関心を持ったきっかけは、ご自身の肌の悩みを解決したい思いからだったのですね。

そうなんです。それからは、まずSNSや口コミサイトで「おすすめ」と言われている化粧品を片っ端から調べて試してみたんですけど、肌は全然良くならなくて。むしろ、ひどくなる一方だったんです。

そこで、ふと立ち止まりました。薬剤師は、患者に合う薬を処方するのが仕事です。同じように、化粧品も一人ひとりに合ったものがあるはずと考えました。世の中のおすすめ情報に流されず、自分で判断して化粧品を選び取れるようになりたい。薬剤師の知見を活かしながら、美容の理論についてイチから学んでいこうと決心しました。

 

―― 薬剤師でいらっしゃるとはいえ、未経験の美容分野を学ぶのはハードルが高いように感じます。どのようにして知識を深めていったのでしょうか?

とりあえず、美容業界で話題になっている人の本は全部読みましたね。さらに、そこに書かれている情報をもとに、医学文献を調べることを繰り返して知識を身につけていきました。

とはいえ、知識だけがあっても、化粧品の使用感は実際に試してみなければわかりません。なので、ドラッグストアにある手に入りやすいものから、デパートに売っている高級ブランドのコスメまで何百種類も買って試して、成分を確認しながら結果をレポートしていきました。

こう話すと大変そうに思うかもしれませんが、僕自身、興味があることはとことん突き詰めるのが好きなので、苦にはならなかったです。

 

―― 地道に学んで試してみてを繰り返していった結果、ご自身にどんな変化が訪れましたか?

まず、「口コミやSNSの情報からなんとなく選ぶ」状態から、自分で立てた理論をもとにスキンケアコスメを選べるようになりました。僕自身の肌もどんどん改善していって、今は実年齢より9歳若い肌質を保てています。

さらに、自分の理論が通用するのかを試すため、友人に協力してもらい、肌の状態を見ながら合うスキンケアをおすすめしてあげました。すると友達から「人生の中で、今が最高の肌の状態だよ」と言ってもらえたんです。自分がやっていることは間違ってないと確信しましたね。

これまでに得た情報を世の中に発信したらきっと役に立つだろうと、一年半前にInstagramで発信を開始。同じくらいの時期に、都内のクリニックで「スキンケア外来」を始めました。スキンケア外来では、一人ひとりの肌の状態をチェックしながら市販のコスメやドクターズコスメを提案して、患者さんの肌の悩みを一緒に解決していくアプローチをしています。

メンバーからの質問には丁寧に回答。化粧品開発プロジェクトも人気

―― 改めて、今回オンラインサロン「美容のホンネ」を立ち上げた経緯を教えてください。

僕は割とSNSでも忖度しないというか、「この商品はおすすめ」「イマイチ」といった自分の見解をはっきり伝えるようにしています。しかし、SNSは不特定多数の人が見る以上、どうしても発信できる内容に限りが出てしまいます。

一方、SNSの発信を見てくださっている方には、自分の発信スタイルに好感を持っていただけることが多くて。 応援してくださる皆さんの期待に応えるため、SNSよりも一歩踏み込んだ情報を届けたいと思ったんです。

もうひとつは、僕の発信を見てくださっている方との輪を、オンラインサロンでつなげられたら良いなと思ったからです。以前オフ会を開いた時に、その場にいる皆さんがすごく仲良くなって盛り上がったことがあります。オンラインサロンであれば、この素敵な輪をもっと広げられそうだと感じて、開設しました。

 

―― サロン内ではどんなことを発信しているのでしょうか?また、反響の多いコンテンツを教えてください。

普段はサロン内のブログでの記事発信や、テーマを決めて月1回ほどライブ配信をしています。サロンメンバーのお悩みに応える質疑応答ライブも定期的に行っています。

最近反響が多かったのは、美容業界に精通しているゲストとのコラボライブです。スキンケアブランド「dr365(ドクター365)」をプロデュースしている三上大進さんをゲストにお招きしました。影響力の大きい方とクローズドな空間で発信ができて、参加者には「有意義な時間をありがとう」と声をかけていただけました。

そしてもうひとつ、人気なのが「化粧品開発プロジェクト」です。

 

―― 化粧品開発プロジェクトとは?

今、サロンメンバーと一緒に、オリジナルの化粧品を作るプロジェクトを行っているんです。知り合いの化粧品メーカーに協力いただきながら進めています。

オリジナルの化粧品開発は、オンラインサロンで叶えたい夢のひとつです。世の中には本当にたくさんの化粧品があって、どれを選べば良いかわからず悩んでいる人は本当に多いと思います。そんな人たちに、「薬剤師のたかひろさんが作った化粧品だから安心して手に取れる」と思ってもらえる化粧品を作りたい。それも、僕だけじゃなくて本気でキレイになりたい人たちと良いものを作っていきたい思いで、プロジェクトを立ち上げました。

最近、サロンの皆さんの投票によって、化粧品ブランド名が「Pruth+(プルース)」に決まりました!薬剤師(Pharmacist)と真実(truth)を掛け合わせた造語です。容器のデザインも、皆さんの意見を取り入れながら決めていきました。

有名人が化粧品をプロデュースして販売するのはよく見かけますが、人を巻き込みながら化粧品作りをしているのって、多分このサロンだけだと思っていて。無事にプロジェクトを成功させて、皆さんが待ち望んでいる化粧品を届けられるよう頑張ります!

 

―― 化粧品開発プロジェクトの成功を願っています!現在のサロンメンバーの男女比、年齢層について教えてください。

メンバーのうち約9割が女性ですが、男性もいらっしゃいます。年齢層は、20代から60代の方まで幅広いです。

多様な方がいらっしゃいますが、皆さん「自分の肌と真剣に向き合いたい」人ばかり。一人ひとりの想いに応えられるよう、ライブ内で何か質問されたら必ず答えるようにしています。あとは、サロン内のブログにメンバー専用の「質問箱」を設けていて、あがってきたお悩みに一つひとつレスしています。

サロンで発信している内容を特別にチラ見せ!

―― ここでたかひろさんに、「美容のホンネ」で発信している内容の一部を紹介してもらいます!入会後にぜひ見てほしい投稿があれば教えてください。

ぜひ、「スキンケアを初めの3ヶ月どう取り組むか」をまとめた記事を見ていただきたいです!記事では、「洗顔・クレンジング」「保湿」「日焼け対策」と3ヶ月で実践してほしい3つのSTEPについて解説しています。また、3STEPを実現するためにおすすめのコスメもあわせて紹介しています。

シンプルな3STEPなので、美容初心者の方でも試しやすいはず。ぜひ記事をみながら実践してみてほしいです。

 

―― 美容に詳しくない方でも、すぐに実践できて続けやすそうですね!ほかにチェックしてほしい投稿はありますか?

これからの季節、紫外線が気になりますよね。紫外線対策がきちんとできるおすすめのUV製品を紹介している記事もチェックしていただけたら。すべてドラッグストアで手に入るアイテムをピックアップしていて、塗りごこちや成分についても詳しくレビューしています。

ほかにも、「インフルエンサーがよくPRしているあの化粧品の使い心地ってどう?」といった、少し切り込んだテーマで発信している記事も。SNSでは正直に発信できないような内容も、サロンメンバーには好評です。

 

―― ご自身が情報発信する中で意識していることはありますか?

SNSでもオンラインサロンでも共通で、「PR案件を受けない」ことを徹底しています。

PRが悪いことだとは思いません。ただ、PRを引き受けてしまうと、たとえ紹介するコスメがあまり好みじゃなかったとしても、良いポイントや依頼元の会社が伝えてほしいことをアピールしなければならないですよね。

そうではなくて、僕はただ純粋に「自分が良いと感じたものだけを届けたい」と思っています。今までもPRなしでやってきたからこそ、サロンの皆さんやSNSのフォロワーさんに信頼されて、関係性を築けていると思っています。

気軽に肌の悩みを相談できる「かかりつけ」を見つけてほしい

―― 今後「美容のホンネ」で企画していることを教えてください。

先ほど話した通り、オリジナルの化粧品「Pruth+」を完成させて、サロンの皆さんにお披露目できるよう準備を進めていきます。実際に商品ができたら、皆さんと一緒に楽しめるイベントを開きたいですね。たとえば、化粧品が作られている工場を見学するツアーや、ポップアップショップの立ち上げが一緒にできたら面白そうだなと考えています。

あと、直近で始めようと思っているのが、サロンメンバー専用の「オンラインスキンケア外来」の開設です。冒頭話した通り、僕は都内のクリニックでスキンケア外来を行っていますが、どうしても一日に見られる患者さんは限られてしまいます。

そもそも、スキンケア外来は僕の勤務先含めて都内に2カ所しかないんです。東京の外来に来れない方でも気軽に受診できるよう、Zoomを使った相談窓口を設けようと思っています。

 

―― 最後に、世の中にはまだスキンケア迷子の人や、自分に合った美容情報の選び方に悩んでいる人も多いと思います。そんな方々にメッセージをいただけますか。

肌の悩みや、スキンケアについて気軽に相談できる「かかりつけ」のような存在を探してほしいです。

口コミサイトやインフルエンサーが発信するおすすめのコスメが、自分に合うとは限りません。また、世の中には情報があふれています。正しい情報、自分に合った情報を自力で選び取るのはなかなか難しいもの。なので、安心して情報を得られる場所や、悩みを相談できる存在をぜひ見つけてほしいです。

もし「美容のホンネ」に入会いただけたら、僕やサロンメンバーと一緒に美容情報を勉強できますし、肌の悩みごとも気軽に相談できます。肌が整ったら、化粧ノリが良くなってメイクが楽しくなりますし、出かけるのがもっと楽しくなりますよ。自分にピッタリなスキンケアの方法を知って、美しく年を重ねていきましょう。


記事の公開に合わせて、「美容のホンネ」ではサロンメンバーを追加募集します!募集期間は、2024年4月22日(月曜日)〜2024年5月7日(火曜日)まで。動画メッセージとあわせてご覧いただき、この機会にぜひ入会をご検討ください!

たかひろ - 美容のホンネ - DMMオンラインサロン
たかひろ - 美容のホンネ - DMMオンラインサロン日本初の美容薬剤師が届ける真のスキンケア。世の中PRだらけでいったい私に何が合う・どの美容情報が正しい?がわかるコミュニティーです。
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