
2025年2月16日、オンラインサロン「コノユメSCHOOL」による小学校受験に向けた「願書の書き方&家庭の教育方針の立て方セミナー」が開催されました!
このセミナーは、今年度の初回は12月に開催され、既に3回目。「小学校受験に向けて12月から願書づくりに着手するの?」そう考える親御さんは多いと思います。
しかし、コノユメSCHOOLを運営する幼児教育コンサルタント・大原英子さんは、早い時期から願書づくりの準備を始めることがその後に大きく影響すると会場で語っていました。
その理由を交えつつ、セミナーの様子をレポートします!
なぜ願書づくりは12月からスタートさせるべきなの?
大原さんは大手通信会社にてプロモーション、カスタマーサポートなどの職種を経て、人材開発の部門へと配属されました。そこでマネージャー研修や人材育成に関わる業務を担当し、そこで「人を育てる仕組み」の重要性を強く感じたそうです。
その後、小学校受験に携わるようになって知ったことは、インプット主体の受験対策に対する違和感でした。
幼児教育の段階である小学校受験は、中学校受験や高校受験とはまったく異なります。大事なのは、子どもだけでなく保護者が主体的に関わること。そこで得られる気づきを通じて、親子が成長できる小学校受験をサポートしたい。
そんな想いから、大原さんはコノユメSCHOOLを設立しました。
小学校受験における願書は、よく学校に対する「ラブレター」だと表現されることがあります。しかし、大原さんはこの考えを否定。願書とはラブレターではなく、親の論述試験だというのです。
大原:願書は、ラブレターのように想いを伝えられればOKというわけではありません。学校のことをちゃんと調べたうえで志望してるのか、志願者はどういう家庭で育ったのか、協調性や常識・知性的か⋯⋯。そういったことを見られているのが願書なんです。
そして、12月という早い段階から願書を書く必要がある理由に、他のことを意識しすぎるがあまり、願書づくりに時間をかけていない保護者が非常に多いことを大原さんは指摘します。
例えば、ある小学校では8月から願書の提出(出願)を受け付けていますが、直前で書き始めようとしても手遅れになるケースが多いそうです。
その理由は、内容の精査ができないから。
学校の目指している方向性と家庭の方向性は同じなのか、具体的な内容になっているのか、初めて見る先生に内容が伝わるのか。
一度書いた願書は3回、4回、5回と見直す工程が必要です。しかし直前では、入念に内容をチェックする時間がありません。出願する学校が複数あれば、その分願書づくりにも時間が必要となります。
そもそも願書を書き始めることで、学校のことを全然知らなかった、と愕然とする方も多いそう。
できる限り早い段階から願書の内容を考えておくことで、4月以降から始まる学校説明会で聞いた内容を願書に盛り込むことができます。
大原:小学校受験は、主に願書、面接、本番の試験という3ステップがあります。試験にはすごい時間をかけるのに、願書や面接は一夜漬けというご家庭が非常に多いです。ですが、願書の時点でダメであればご縁をいただけないのが、小学校受験なんです。
願書の書き方で印象的だったのは、大原さんはどのパートも「失敗例」をもとに書き方を指導していたという点です。
大原:よかった例(成功例)をセミナーなどで紹介すると、皆さん同じ書き方になってしまうんです。当然、学校側は同じ内容を読むことになってしまうし、それぞれのご家庭で伝えたいことと内容にズレが生まれてしまいます。ここにいる皆さんが学校とのご縁をいただけるよう、あえてNG例を多く紹介することで、それぞれのご家庭らしい願書が作成できるようにしています。
コノユメSCHOOLの願書添削とは?
願書添削に定評があるコノユメSCHOOL。オンラインスクールでありながら、願書添削において高い評価を受けている理由は、大きく2つあると大原さんは言います。
1.ベテラン講師が個々の家庭に沿った添削を行っている
大原:長年、大原と共に添削をしてきた添削専任のベテラン講師が担当しています。願書添削といっても、「てにをは」の修正や定型文への置き換えといった画一的なものではありません。
私たちは、ご家庭の教育方針やお子さんの個性を丁寧に読み取り、志望校の方向性と願書の内容が合致しているかを細かくチェックします。特に、志望理由は非常に重要な要素のため、曖昧にならないように細部まで調整し、願書全体の一貫性を持たせることを大切にしています。
これは、長年小学校受験の願書添削を手掛けてきた経験豊富な講師だからこそできることです。
2.徹底した学校研究をもとに添削を行っている
大原:コノユメSCHOOLの願書添削は、単に文章を整えるだけではありません。添削者自身が常に学校研究を行い、最新の情報を反映しながら指導しています。
また、ご家庭向けの学校研究セミナーや勉強会を実施し、親御さん自身が志望校の教育方針や求める生徒像を深く理解できるようサポートしています。これにより、願書の内容がより学校に合った説得力のあるものになります。
実際に願書添削を受けた親御さんから、こんな感想をいただいたことがあるそうです。
「普段通っている対面教室の先生は子どものことを実際に見て分かってくれているけれど、コノユメSCHOOLのようなオンラインでお会いしたことがない先生に添削をお願いすることに当初は抵抗がありました。
でも、本番の願書を読んでくださるのはお会いしたことがない先生方。そのような先生方に初見で家庭や子どもの良さを伝える願書に仕上げていただき、本当に感謝しています。」
オンラインだからこそ、対面での先入観を持たず、願書を初めて読む先生の視点で添削ができるという強みがあります。
願書づくりは“家庭の再発見”の機会
セミナーを通じて、願書づくりは単なる事務作業ではなく、親子の価値観を改めて言語化する大切な機会であることを大原さんは伝えていました。
「願書作成は本当に大変なんですが、子育てに大事なことがいっぱい詰まっています。しっかりと願書づくりに向き合うと、その後の子育やお子さんの将来によい影響がある取り組みになるでしょう。一緒に頑張っていきましょう!」(大原さん)
コノユメSCHOOLは、小学校受験を乗り越えるのに大切なノウハウを伝える一方で、受験を通じて親子の心身が成長できるようなメッセージを伝え続けています。
コノユメSCHOOLのオンラインサロンは現在も、入会者を募集中です。小学校受験に悩んでいる人、子どもの将来につながる環境を整備したいと考えている人は、ぜひコノユメSCHOOLの今後の活動をチェックしてみてください!