セクシーすぎるジャズピアニストとして話題の高木里代子さん。ジャズをベースとしたインプロヴィゼーションを持ち味としながらも、その音楽性はジャズのみならずダンスミュージックやクラシックにも及びます。
彼女がピアノを始めたきっかけや、その音楽的ルーツ、そして現在気になっていることについて、インタビューを行いました。
学校でピアノを弾いたら、みんなが喜んでくれた
−−ピアノを始めたきっかけを教えていただけますか?
高木里代子(以下、高木):小さいころにピアノ教室に通ってクラシックをやっていたのが最初ですね。そこでアレンジの勉強もしたんですけど、学校でドラクエの曲とかをアレンジして弾くとみんなが「わー!すごい!」って喜んでくれるんですよ。そのエクスタシーが「決まった曲を弾くよりもアレンジして弾くほうが楽しい」っていう、今の方向性に向かうきっかけだったと思います。
−−数ある音楽ジャンルの中でもジャズに向かったのはなぜですか?
高木:親に勧められたのがきっかけですね。親がジャズ好きで、ビル・エヴァンスやキース・ジャレットのCDが自宅にいっぱいあって、自然と聴いていました。でも、その頃はあゆ(浜崎あゆみ)とか、EMMA HOUSEなんかに合わせて弾いていましたね。
実は「ジャズピアニスト」という意識が本人にない?
−−好きなジャズアーティストはいますか?
高木:ここ数年はブラジリアンのブロンド美女、Eliane Eliasが好きですね。ジャズというと地味な世界というイメージがあるかもしれませんが、彼女はビジュアルも美しいし、ピアノの演奏もハートフルでソウルフル、そして音色が美しいんです。そこに憧れますね。
−−やっぱりピアノが好きなんですね。
高木:どのジャンルでもピアノを聴いてしまいますね。ロックバンドでもキーボードを見ちゃいますし。でも、いまはオーケストレーションを勉強したいなと思っていて、壮大なフィルハーモニーの人たちとゆくゆくは10年後くらいに競演したいと思っています。
−−方向性としてはクラシックに戻ってきている感じですか?
高木:いえ、戻ってきた感はないですね。坂本龍一先生とか、久石譲さんのような活動が今は憧れですね。そういう部分もあって、自分ではジャズ屋である気がしていないんです。ピアニストだし音楽家ですけど、ジャズピアニストっていうのはちょっと違うというか。一応そうなっていますけど(笑)
最近はYouTubeを見ながら「ラジオ体操」しています
−−ピアノ以外に趣味はありますか?
高木:最近は筋トレとストレッチがストレス発散になっています。
−−そのきっかけはなんでしょうか?
高木:健康のためですね。30歳を過ぎてラインが気になるんですよ。食べないダイエットをしても元に戻っちゃうし、ということで運動です。サッカーをやっていたので、もともと筋肉質なんですけどね。朝晩、寝起きのストレッチと筋トレ、ヒップアップ運動、そしてラジオ体操もしています。
−−ラジオ体操してるんですね!
高木:ラジオ体操は第1と第2を合わせて7〜8分くらいで全身を使うので良いですよ。YouTubeにNHKさんのラジオ体操の動画が上がっているんですけど、視聴回数ヤバいですよ。みんなやってるんだと思います。
−−ラジオじゃなくYouTubeに合わせてラジオ体操をするんですね。時代は変わりましたね(笑)
高木:そうなんですよ。最近はFacebookのライブ配信にハマっていて、リアルタイムでコメントが来るんですよね。そこで「リクエストある人!」って言って、リクエストに合わせて即興演奏を弾いたりしています。そういう時代ですよね。
ファンとのコミュニケーション、オンラインサロンの活動について
−−今日はファンとのクリスマス会の会場でお話を伺っていますが、こうしたファンイベントで意識していることなどはありますか?
高木:スキンシップを意識しています。ジャズの会場って基本的に演者とお客さんの距離感が近いので、サインしたり、自撮りで写真撮ったり。それが基本になっていますね。でも今回のオフ会では、みんなからもらったリクエストを自宅で演奏して録音して「Riyoko’s Room Digest」というCDを作ったんですけど、これは作るのが大変でした(笑)
今日のお客さんにはお菓子付きで手渡し、来られない人には郵送するのですが、自分でも太っ腹な企画だと思います。これを作るためにこの数日はほとんど寝られませんでした(笑)
−−オンラインサロン「Riyoko’s Room」の活動について伺えますか?
高木:リハ中や自宅で撮影した、このラウンジにしかアップしない動画がメインです。みなさんが聴きたい曲をアップしたりしています。それとコメントにはできるだけ返事するようにして、インタラクティブなコミュニケーションを心がけています。
他のSNSではレスポンスしないことが多いですけど、「Riyoko’s Room」では会話もできて、音楽も聴けるっていう感じを大事にしたいと思っています。この前やったのは、ライブ後の打ち上げに参加していいよという企画。そういう企画を通して、ファミリー感だったり絆のようなものを感じてもらいたいですね。それと私自身、自分に対して何が求められているのかを「Riyoko’s Room」で見ている部分もあります。
高木里代子のクリスマスイベントは、サプライズだらけ!
この日の「Riyoko’s Room」クリスマスイベントは、お弁当やスナック、アルコールを含むドリンクとともに、高木さんを囲んでの交流の場…となるはずが、会員さんの要望に応えて、急遽大ボリュームのライブの場に。
高木さんのオリジナル曲はもちろん、名曲のカバー、リクエストに答えての即興演奏。そして音楽経験ありのファンとのコラボレーションまで、通常のライブではなかなか体験できない、まさにスペシャルイベントとなりました!
こうした豪華イベントも高木里代子オンラインサロン「Riyoko’s Room」の魅力の一つ。気になる方はぜひオンラインサロン詳細をチェックしてみてください。