仕事、恋愛、家庭など、今の生活に対して不安を抱えていませんか。中には「思い通りの人生を歩めない…」と悩んでいる人もいるでしょう。
「生きることは遊ぶこと。本当は難しく考えなくてもいい」
そう語るのは、作家・画家・占星術研究家・オンラインサロン運営など、マルチに活躍する、波動セラピストのキャメレオン竹田さん。会社員時代を経て自分の天職を見つけたという、異色の経歴の持ち主です。
周囲に振り回され一喜一憂する人生を変えるためにはどうすればいいのでしょうか。キャメレオン竹田さんに、思い通りの人生を遊ぶためのヒントを伺いました。
「スピリチュアルな世界に行ってはいけない」と思っていた
「キャメさんと呼んでください」と、気さくに話してくださったキャメレオン竹田さん。さっそく、占いなどに興味を持った経緯を語っていただきました。
キャメレオン竹田:もともとスピリチュアルに縁のある家系に生まれたので、物心ついたころから占いは身近な存在でした。
私も占いが好きで、初めて買ってもらった本は星占いの本。祖母も私と同じように画家や占い師として活動していたので、家庭環境の影響は大きいと思います。
――スピリチュアルな存在を意識する前後で、何か変化はありましたか?
キャメレオン竹田:30代で初めて伊勢神宮を参拝したことをきっかけに、さまざまな神社を訪れるようになりました。神社にいるととても心地よくて、「ここにずっといたい」と思えるんですよ。今でも、神社の持つ力に導かれて、国内外の神社やパワースポットを巡っています。
ただ、子どものころはむしろ、「スピリチュアルな世界に行ってはいけない」と考えていました。神秘的なものに対して罪悪感のような気持ちを抱いていたんですね。「今をしっかり生きなくてはならない」と、スピリチュアルな世界を見てみぬふりをして生きていた時期もあります。
――キャメさんの公式プロフィールには「若いころはいろんな困難がつきまとったが、すべて必然であり、自分の中でヒントを見出し、人を幸せに導くべく魂を研磨させた」とあります。なぜこのように前向きな気持ちになれたのでしょうか。
キャメレオン竹田:若いころは大変でしたが、今思えばすべて必要な経験だったと実感しているからです。
最初に入った会社では、5~6人で担当するような仕事量をひとりで抱え込んでいた時期もあって。とても大変でしたが、それを乗り越えたおかげで仕事を効率よくこなす力が身につきました。
――そんな会社員時代を経て、キャメさんは本格的に占いの道に進みます。なぜ占いを仕事に就こうと思ったのでしょうか。
キャメレオン竹田:人の相談に乗ることが大好きなんです。
子どものころから人の話を聞くことが好きで、よく友達の占いをしていました。20代後半からは会社員をしながら占いの館に通って仕事をするようになり、そこで経験を積んでから、30代で独立しました。
人の相談に乗ること、絵を描くこと、本を書くこと。この3つの仕事はいつまでも続けたいと思っています。だから私の中ではトイレに行くことよりも優先順位が高い(笑)。
ただ、自分のやりたい仕事を見つけるまでには寄り道もたくさんしています。違和感を抱いたものをすべて切捨ててきた結果、やりたい道にたどりつくことができました。
人生は自分だけの作品。現実を創る「波動」とは
自分自身の心に従い、自らの進むべき道を見つけることができたキャメレオン竹田さん。今の姿からは想像もつきませんが、意外にも人付き合いは苦手なタイプだったのだとか。
キャメレオン竹田:実は私、人間関係が不得意で、他人と目を合わせることも苦手な人嫌いだったんです。他人の存在を常に気にしてしまう性格でしたが、人目を気にすることをやめたとたん、気持ちがとても楽になりました。
――他人ではなく、自分に目を向けるようにしたのですね。
キャメレオン竹田:そうです。ちなみに日本人は、常に他人のことを考えて生きるように育てられてしまった人は多いと思います。他人と比較されたり、「周りに笑われるでしょ」と注意されたり…。こうした子供の頃の記憶は大人になってからもずっと残るものです。
私は、「3次元は映像の世界だ」と思うようにしたとたん、今までの考え方が変わったんです。他人の行動はすべて、映画のように目の前で流れている映像でしかないって考えたら、
他人軸で生きる生き方から、自分軸で生きる生き方にシフトできました。
――あくまでも他人の世界は他人の作り出した映像、自分の世界は自分の作り出した映像、と区別するのですね。
キャメレオン竹田:私が今見ている世界はすべて私が作っている作品なので、他人が作り変えることはできません。だから、視点を変えるだけで、どんな場所でも天国に変えられると思います。
――なるほど。ところでキャメさんはよく「波動」という言葉を使ってアドバイスをされています。具体的には、どのようなものだと考えればいいのでしょうか。
キャメレオン竹田:人間は「今、自分の心はなにを感じているか」という振動を無意識に出しています。これが「波動」です。「嫌だ」、「楽しい」などのとめどない感情が波動となり、それが現実を創っているんです。
現実は時間差で創られるので、もし今、自分の目の前で嫌なことが起きていたとしたら、それは少し前に不安な波動を出していたことが原因。だから、素敵な未来を創るためには、今心地よく感じることだけに専念すればいいのです。そうすると自動的に素敵な未来が創られていきます。
波動について、詳しくは『神さまとの直通電話』にみっちり書いているので参考になると思います。
一喜一憂する人生を終わらせるには
波動が現実を創っていると教えてくれたキャメレオン竹田さん。しかし、違和感を抱いたことを切り捨てて、相手に嫌われてしまったら…。筆者がそんな不安を口にすると、力強いアドバイスが返ってきました。
――たとえば、誘いや頼みごとを断る時など、自分を優先することで相手に嫌な思いをさせてしまうのでは?と不安になるのですが、こんな時はどちらを優先すれば良いのでしょうか。
キャメレオン竹田:もちろん他人を傷つけてはいけないですが、「断ること=傷つけること」ではありません。断ったところで相手から嫌われることはないですし、他人を映像だと思っていれば断るときのハードルが下がります。
――望み通りの人生を歩めていない人は、他人の目を気にしすぎている、ということでしょうか。
キャメレオン竹田:そうですね。自分に軸を置いている人はみんな幸せになっていますし、他人に軸を合わせている人は振り回されているように見えます。
望み通りの人生を歩むためには、今一番心地よいと思うものを選択し続けることが大切なんです。しっくりこないことはなるべくやめたり、断ったりする。付き合いだからといって、無理して嫌なことを引き受ける必要はありません。いつも自分の心に忠実に生きるようにしてください。
――自分の心を知るためにできることはありますか?
キャメレオン竹田:何かする前に、「今、私はどうしたいのだろう」と自分の心に問い合わせてみれば大丈夫です。
たとえば、「コーラが飲みたいのだろうか、それとも梅サワーを飲みたいのだろうか」という小さなことでもかまいません。その結果「両方飲みたい!」と思ったら、他人の目を気にしないで自分の心に従えばいいんです。私は飲みたいものを全部頼んで、店員さんから「すべて飲み物ですがよろしいですか」と聞かれたことがあります(笑)。
ルールや常識は誰かが決めたものですし、中には時代遅れなものもあるので、それにとらわれなくてもいいんですよ。なぜなら全員が自分の世界の創造主だから。
このほかにも、ダウジングをするときに使う振り子「ペンデュラム」を使う方法もあります。たとえば、「山菜そばと天ぷらそば、どっちにしよう」と迷ったときに、ペンデュラムが大きく反応する方を選んでみる。すると自分は天ぷらそばがいい気がしていたものの、心の奥底では山菜そばがいいと思っていた、など思いがけないことに気づくときもあります。
――占いは人生の重要な局面を決めるものだと思っていましたが、身近な場面に役立ててもいいのですね。
キャメレオン竹田:そうです。私もメールを送る前に、文面や内容に問題がないか確認するためにタロットカードを引いています。
あの人もこの人も神さま。オンラインサロンの目的とは
キャメレオン竹田さんが運営する「キャメレオン竹田の神さまサロン」では、会員を「神さま」と呼んで交流しています。独特な呼び方に込めた想いや、オンラインサロンの狙いをうかがいました。
――これまで多くの人から相談を受けてきたキャメさんですが、なぜオンラインサロンを始めようと思ったのでしょうか。
キャメレオン竹田:オンラインサロンには、神さまたちの居場所を作る目的があります。
類友は鉄板なんで、自分の周りには自分と同じような考えを持つ人が自然と集まってきて、居心地のよいコミュニティができるんです。
あと、オンラインサロンで神さま(オンラインサロンの会員)たちの相談に乗ったり、話したりしていると、私自身も楽しくてしょうがありません。
――会員さんを「神さま」と呼んでいるのが非常にユニークに感じたのですが、なぜそのようにしているのでしょうか。
キャメレオン竹田:本来の自分で生きている人は、みんな神さまなんです。オンラインサロンに集まっている方は全員が自分の世界の創造主なので、「神さま」と呼んでいます。
本来の自分で生きるとは、違和感のあることはなるべくしない、という意味です。モヤっとした気持ちを抱えたまま、物事に取り組んでいる人はたくさんいますよね。でも、心がモヤっとしているのは、不正解の道に進んでいる証拠なんです。
心地よい、しっくりくる、と思える選択だけをすれば人生は必ずいい方向に流れていくので、自分の心を見極めながら進んでいくことが大切だと思います。
人生を最高に楽しむ!隠れ家で集う神さまたち
オンラインサロンでは生放送やラジオ配信、zoom交流会など、さまざまなコンテンツを発信しているキャメレオン竹田さん。神さまたちの隠れ家はどのような雰囲気なのでしょうか。
――オンラインサロン内の雰囲気を教えてください
キャメレオン竹田:カテゴリーが細かく分かれているので、好きな話題で遊べる点は魅力だと思います。イメージとしては、アトラクションの多い遊園地ですね。
オンラインサロンの神さまたちの傾向はさまざまで、中には他人とあまり関わりたくない人もいます。そんな神さまのために「引っ込み思案スレッド」も作りました。どんな人でも、自分に合った関わりかたができるオンラインサロンだと思います。
たとえば、以前開催したzoom交流会では、ランダムで10人ずつのグループに分かれて話してもらいました。私がすべての部屋に顔を出して話を聞くと、初対面同士や、人見知りの多いグループでもわりと盛り上がっているんです。オンラインサロン内で友だちができて、一緒に神社に行くようになった神さまもいました。
また、私がひと月に約120人のタロットや手相鑑定をしています。抽選にはなりますが、サクサク回答させていただいています。
――ラジオ配信や生配信では、キャメさんが相談に答えるコーナーもあるんですね。
キャメレオン竹田:質問フォームには、たくさんの相談や質問が寄せられているので、配信の中で一気に回答することもあれば、生配信のときに相談を受け付ける場合もあります。
回答するときは、いつも素の状態。「あ、誰か来た!」などのタイミングで放送を切ることもあるので、神さまたちと長電話をしているような感覚に近いですね(笑)。
何度も言いますが、相談に乗ることがとても好きなので、私自身もとても楽しいです。好きなことをしていると楽しい波動が出て、自分も周りも喜んで豊かになる。だから自分に合っている仕事は楽しくってしょうがないんです。
――今後はどのような人に、オンラインサロンに参加してほしいと思いますか?
キャメレオン竹田:生きることを難しく考えず、ただ楽しく遊びたい。そんな気持ちを抱えている人にはぜひ入ってほしいです。また、どうしたら楽しく遊べるようになるか、生き方のヒントを知りたいときにもおすすめです。
――今後オンラインサロンなどでやってみたいことはありますか?
キャメレオン竹田:オンラインサロン限定のオリジナルグッズを作れたら面白いかもしれません。また、7月からは「キャメレオン竹田のタロット占い師になる学校」も始めます。募集は6月末までですが、半年間の講習でタロット占いのノウハウを伝授するので、こちらも気になる方は参加していただければと思います。
油断するとお金が遊びに来る?
キャメレオン竹田さんの最新書籍『神さまとお金とわたし』にも、人生を遊ぶためのヒントが満載。最後に本の注目ポイントをうかがいました。
キャメレオン竹田:豊かさの「素敵な渦」がカンタンに生まれるコツ!を書きました。世の中や周りの人に、「いいエネルギー」を出していれば、必要な時に、必要なお金が、ごく自然な形で入ってきます。そして、いい意味で「想像以上」のエネルギーを相手に与えられたら、あなたを中心として、「素敵な渦」をつくることができるんです。なんだか楽しくなってきたでしょ?
キャメレオン竹田さんは、この他にも素敵な著書を多数出版しています。気になる方は、「キャメレオン竹田オフィシャルサイト」をのぞいてみてください。
――最後に、Canary読者へのメッセージをお願いします。
キャメレオン竹田:どんな困難があっても、何事も最終的にはうまくいくようにしかならないものです。人生は楽しんだもの勝ち。お化け屋敷でばかり遊ぶのではなく、その先に待っている別のアトラクションで遊んでみるのもおもしろいと思いますよ。
人は誰もが自分の人生の創造主であり、神さま。楽しく遊ぶためには心の声に従うことが大切、と語るキャメレオン竹田さんの言葉に、筆者も目からうろこが落ちました。
オンラインサロンには、一喜一憂する人生にさよならするコツが盛りだくさん。キャメレオン竹田さんと一緒に、最高の人生を見つけてみませんか。