月額99,000円。年額ではありません。
“月額”です。
2022年10月、DMMオンラインサロン史上最高額のサロンが誕生しました。その名も、「井川意高と熔ける夜」。
大王製紙の元会長で、ギャンブルにより106億を熔かした井川さん。最近ではTwitterでの歯に衣着せぬ物言いや、各メディアでの出演で急激に注目を集めています。オンラインサロンでは、井川さんのホームグラウンドである港区の世界で、井川さんとの食事や飲み会、ギャンブルに興じます(もちろんお金は賭けません)。
異例づくしのオンラインサロンは、果たしてどのような魅力を持っているのか。井川さん本人に話を伺おうとしたところ、DMMオンラインサロンのスタッフ・北島がこのサロンに無謀な「勝負」を仕掛けてきました。
「月額料金はバカラで決めました」
――井川さんは、この度メルマガ「井川意高の溶ける日々」とオンラインサロン「井川意高と熔ける夜」を両方はじめましたよね。どういった経緯で、それぞれのサービスをはじめるに至ったのですか?
井川さん:私は今年6月、『熔ける 再び そして会社も失った』を幻冬舎から出版しました。ちょうどその頃、「NewsPicks」 編集長の金泉俊輔さんからのお誘いで、堀江貴文さんとの対談も行っています。
それが想像以上に視聴されて、DMMオンラインサロンの担当者さんからオンラインサロン開設についてのお誘いが届きました。いろいろと説得も受けましたが、仲のいい編集者の箕輪厚介さんからは「やめた方がいい」と言われたんです。
――ええ、止められたんですか。
井川さん:箕輪さんもオンラインサロンを運営しているので、継続するのは大変だよと忠告してくれました。「井川さんは親切だから、月1,000円程度で人生が変わると思い込んでいる人間にも、優しく接してしまうでしょう?」って(笑)。
――あまりにも単刀直入ですね。
井川さん:それでも、DMMの担当者さんと話をするうちに、まずはメルマガを始めることにしたんです。それと併行して、TwitterとInstagramも積極的に利用しはじめました。
箕輪さんからは、「属性にもよりますが、Twitterからメルマガを登録するユーザーは1%程度です」と言われ、とにかくフォロワー数を増やすことを意識しました。
私のTwitterアカウントは酔っ払いの戯言のように見えて、実はいろいろ考えて発信しているんですよ(笑)。
実際、約11万フォロワーでメルマガ登録者が約1,000名なので、箕輪さんのおっしゃったとおりの数字になりましたね。
月額料金もどうしようか悩みました。本の値段は1冊1,500円前後だけれど、それだと高いなと。そんな時、サロン運営を手伝ってくれているパートナーさんに相談したら、「バカラでいいんじゃないですか?」と言われたんです。
バカラは、トランプの合計数字の下一桁が9に近いほうが勝ちというゲームです。9が一番強い数字なので、「じゃあ990円にしよう」と決めました。
――まさかのギャンブル由来だったのですね!もうひとつの「井川意高と熔ける夜」も、同じ理由で99,000円になったのですか?
井川さん:そうです。最初はメルマガだけ運営するつもりでしたが、むしろメルマガがすごく大変だったんですよね。パートナーさんがいなかったら、とても続けられません。
オンラインサロンは、自分が続けられることを軸に運営したいと思うようになりました。私の好きなことと言えば、ギャンブル、食事、女の子と飲むことです。
「普段お金を使ってやっていることを、そのままサロン活動にすればいいんだ」と思い、今の形になりました。人と会うのも好きですからね。
このスタイルで、会員さんの顔も覚えつつオンラインサロンを運営するとなると、頑張っても50名くらいが限界だと思いました。そうなると仮に月額1万円に設定すると、売上は月50万円。それならいっそのこと、思い切って「99,000円」にしてしまおうと思い、現在の価格になりました。
どちらの方が価値がある?炎の3本勝負開幕!
――ここからは、そんな井川さんのオンラインサロンにはどのような魅力があるのか、お話を伺おうと…
北島:ちょっと待ってください!!!!!
――!?
井川さん:!?
北島:井川さん、正直に言うと僕はこのオンラインサロンに疑問があります。会費が月額10万円って、ホントにそんな強気の価格設定で大丈夫なんですか!?
――いや、これDMMオンラインサロンが承認してこの金額にしているんですよね?
北島:サロンに入る以外にも、10万円でできることは他にもたくさんあります。そこで、今回私は同じ価値、”10万円でできること”を3つ用意してきました。これらと「井川意高と熔ける夜」、どちらが価値ある選択肢なのかを勝負させてください!
井川さん:面白いですね。いいでしょう、やりましょう!
――なんかすみません…。
1本目:VS高級ダウンジャケット
北島:徐々に寒さがひどくなっているこの時期、アウターの存在は欠かせません。10万円前後なら、デザイン性も機能性も高い、なかなか良さげなダウンジャケットが買えます。
――おしゃれもできるし暖かいし、いい買い物ですね。
井川さん:…足りないですね。そのダウンジャケットでは、暖を取れても「熱さ」が足りません。
北島:熱さ!?
井川さん:オンラインサロンでは、食事会やギャンブル、ギャラ飲み(主催者が主に女性の参加者に謝礼金を支払い、開催する飲み会のこと)を開催しています。11月に行ったポーカー大会は、ある素敵なお店の個室を使って開催しました。
ポーカーの醍醐味は、参加者が勝負を降りる中、ブラフも交えつつオールイン(自分のチップをすべて賭ける行為)して最後の大勝負に出る瞬間です。
最後に残った二人が、どちらも同じ役を出した。こちらはトランプの8による役だが、向こうは9による役だった。トランプの数字がひとつ低いだけで、目の前の勝ちを逃してしまった。
そんな緊張感あるぶつかり合いを、実際に100億溶かした人間と楽しめます。
――なるほど…。井川さんが主催するギャンブルでは、当然のことながら金銭を賭けないですよね。その中でも、ギャンブルを楽しめるものなんでしょうか?
井川さん:私はギャンブルで、150万を23億に増やしました。なぜそこでやめなかったのか、よく人に聞かれるんです。私はこの質問に、「23億になってもやめられない人間だからこそ、これだけの金額まで増やせたんだ」と言います。
私たちにとって、金額というのは一種の記号に過ぎません。ゲームのポイントを稼いでいる感じに近いかなと。経営も、名だたる企業の代表はお金の株価を上げるために、仕事をしているわけじゃないと思うんですよね。
それにアディクトしている(中毒になっている)という意味で、ギャンブルも仕事も変わりません。仕事なら社会的にも有用なので、「仕事とギャンブルは同じ」とは言えませんが(笑)
もちろん、お金を賭ければ勝負の仕方は変わります。それでも、ギャンブルならではの熱狂や楽しさは減りません。
――なるほど…。井川さんというギャンブラーとともに、勝ち負けの興奮と熱気を味わえるわけか…。この得難い経験は、ダウンジャケットに引けを取らないですね。1本目は「井川意高と熔ける夜」の勝利とさせていただきます。
北島:……次こそ負けません。
2本目:VS高級寿司
北島:次のお題は「高級寿司」です。新鮮な魚介と職人の技術によって生み出されるお寿司は、まさに日本食の贅沢の最高峰です!
――おいしそう…。脂の乗った感じがまたいいですね。
井川さん:脂の乗った感じですか。港区にも、港区おじさんと港区女子という、いい具合に脂が乗った人たちがたくさんいますよ。
北島:どういうことですか!?
井川さん:港区で常習的に飲んでおり、港区の作法も飲みの席の作法も心得た男女たち。港区女子やギャラ飲み女子は、飲み会や食事に招待された以上、場を盛り上げようとしてくれます。気に入らないおじさんに口説かれたらうまくかわし、いいなと思ったおじさんとは2人で食事に行く場を設ける。
港区おじさんもまた、会話や女の子たちに渡すお車代・ギャラなどで時にスマートに、時に必死に彼女たちを口説こうとします。こんな感じで、口説くおじさんも、口説かれる女性もいい具合に脂が乗っているんです。
井川さん:私は、港区での「きれいな遊び方」を知っている人たちをよく知っています。同じお金を使って遊ぶのに、「あの人の遊び方ダサい」と言われたら悲しいし、せっかくのお金も捨て銭じゃないですか。
港区で脂の乗った遊びをしている中でも、かなり上の層にいる井川と一緒に、自分たちも脂に乗ってみませんか?というのが、このオンラインサロンにおける私の提案です。
――井川さんと飲むということが、港区で飲む人にとっての「最強のドレスコード」になっているんですね…。これは、ただ高級寿司に行くだけでは味わえない高揚感です!これは2本目も「井川意高と熔ける夜」の勝利ですかね。
北島:…………次こそ決めてみせます。
3本目:VS海外旅行
北島:最後は「海外旅行」です!自分の世界を広げるうえで、海外へ行く以上の経験はなかなかないはずです!
――確かに。自分の足で海外へ行って知った経験や知見は、一生の宝物になりますね。
井川さん:経験、知見ですか。海外旅行は所詮「観光」です。極端な話、そこで得られる経験や知見は、ネットやテレビで見聞きしたことを、少しだけ実体験するに過ぎないのではないでしょうか?
仮にヨーロッパを旅したとして、皆さんはパリの路地裏をくまなく歩き、そこに根付く人々の暮らしや文化を学べるでしょうか?
――それは…正直難しいと思います。
井川さん:皆さんが住む日本の東京都港区では、皆さんが知らない遊びが日々繰り広げられ、社会の裏を知ることができます。しかし、この地域を肌感覚で知る人がそばにいなければ、少し雰囲気のよさそうなお店で、シャンパンを空けておしまいです。
私のような人間と一緒に港区を歩くことで、はじめてこの場所の奥深さを知ることができます。
「その場での人との出会い」という経験も、「井川意高と熔ける夜」で楽しむことができるでしょう。
例えば、オンラインサロンの会員さんにはお医者さんがいらっしゃいます。医療は今、新型コロナウイルスにまつわる話題が多いです。彼からは、病院の経営にまつわるきな臭い話をたくさん聞きました。年齢的にメタボが気になる世代が会員さんには多く、アドバイスしてもらっている人もいましたね(笑)。
新宿・歌舞伎町でお店を何件か経営している人もいて、夜の世界の経営の裏側を聞くこともできます。
私もこうした場所では、Twitterに書くと「そんなことはあるわけないだろう」と一部の人が騒ぎ立てるような、世間的に非常識な話をしています。安倍晋三元総理の話から、新聞社・出版社の内情、芸能界の裏の裏までね。
――港区という場所を知り、そこで繰り広げられる話題に触れる。普段の人間関係や、ネット上では出てこない情報が、井川さんのオンラインサロンでは知ることができると。北島さん、これはもう3本すべて、こちらの負けを認めるしかなさそうですね。
北島:……これは、悔しいですが99,000円の価値があると認めざるを得ない。
――だから、なぜDMMの社員が悔しがってるんですか。
港区のドアを知らない、ノックの仕方を知らない若い人と会いたい
――それにしても、軽く聞いただけでこのオンラインサロンの濃密っぷりを味わった気がします。
井川さん:人間関係には「インナー」が存在し、その中でさまざまな情報が行き来しています。私は、そんな人間関係のインナーで出てくる、外に出せない情報を見聞きする機会に恵まれているんです。
――井川さんがおっしゃるインナーというのは、表面では見えない人間関係のことをおっしゃっているんですね。
井川さん:そうです。例えば、私は今週の月曜日にある著名人の息子の〇〇さんとお会いしました。その人は□□で△△で、この方を紹介してくれた◎◎さんは××の代表です。そこには▲▲さんと▼▼もいたんですが、そこで■■というお話があって…。
――記事にできない情報をぶっちゃけるのはできればご遠慮いただきたく……。
井川さん:(笑)。私は今、大王製紙の会長のように責任ある立場ではありません。いわばニートのようなものなので、メディアや周りの人間関係のしがらみなく、見聞きしたことを話せます。
――井川さんが出会う方は、政治であれマスコミであれ、中枢にいるかそこに近い人ばかりなので、情報の密度が段違いですね…。正直、こんなニートがいてたまるかという気さえします(笑)。情報網も今の立場も含めて、もしかしたら井川さんは、今日本で一番自由に物事を語れる人なのかもしれませんね。
――井川さんは今後、オンラインサロンをどのように運営していきたいですか?
井川さん:若くしてお金を稼いで、港区で遊んでみたい。けれど、「港区のドア」がどこにあるのか、「港区のドアをどうノックしていいのか」が分からない。そんな人には、ぜひオンラインサロンに参加していただきたいです。
すでに港区の遊び方を熟知していて、港区慣れしていない人と飲みたい、私と飲みたいという人も大歓迎です。
――港区で遊び慣れていない人がこの世界に飛び込もうという時、百戦錬磨の井川さんがそばにいてくれたら、すごく安心感があります。
井川さん:今、オンラインサロンには10名以上の方が参加されています。40代が一番多く、20代が1名、30代が2名いるという感じで、すでに何度か食事やポーカー大会なども開催しています。
先日行きつけのお店へ行ったら、楽しく談笑しているサロン会員さんたちと会いました。私はこのサロンを始める時、私がいなくてもつながりが増えていく場所にしたいと思っていました。その目標を、まさか初月で達成できるとは思いませんでしたね。
みなさん、常連のようにお店に馴染んでいて、とても嬉しかったです。
熱気、脂の乗った人との出会い、表に出てこない知見。どんなお金の使い方にも引けを取らない魅力が、「井川意高と熔ける夜」にはありました。井川さんのことをもっと知りたい人は、メルマガに登録を。彼の見ている港区という別世界を、体験したいと思ったら…。ぜひこのサロンへの入会を、検討してみてください。