「やるかやらないかの違いしかない」石川涼の人生観
アパレル業界の異端児として知られる石川涼。彼の伝説の始まりは20年以上前まで遡ります。神奈川県で産まれて静岡で育った彼は20歳で上京。アパレル業界へと飛び込みます。4年間経験を積んだ後に独立し、アパレルブランドを立ち上げて起業。若干24歳でオーナーとなります。2004年には渋谷109で人気の『VANQUISH』を設立。業界の異端児として名を馳せます。
出典:ただヤりたいだけ
若い世代に支持されるブランドを手がける石川氏は、決して若い世代に媚びている訳ではありません。面白いもの、かっこいいものを作れば、後は勝手についてくる。ただヤりたいだけ。 そういったシンプルな発想が垣間見えます。自分たちがほしいものや面白いものを作っていけば、単純にそれがいいと思ってくれる人は現れる、販売テクニックなんて二の次という一見驚く考えを見せます。この単純な視点は裏を返せば、面白いものを作ることに全力で挑んでいくクリエイターの本質です。
留学や仕事。何ものにも囚われない自由から生まれる輝き
モノを生み出すことにだけ、ピントを合わせた彼の生き方はとてもシンプル。アパレルブランドを中心に展開する会社のCEOでありながら、ネットや雑誌で連載を持てば、恋愛やモテについて語り、Instagramではフォトグラファーとして活躍。学びたいことがあったら、会社の代表であろうが「行ってきます」と留学してしまいます。
世間の目、一般の常識は、自分が目指すものを邪魔するのであればすべて正面から向き合う。それもすべてかっこいいモノを生み出すため。ファッションというビジュアルやライフスタイルを売っていく世界で、忘れてはいけない点でありながら、ここまで振り切れた人はなかなかいないでしょう。挑戦するものにはすべて本気。オンラインサロン内でも度々公開されている写真はスマホ片手につぶやきを投下するようなヌルさは許しません。愛機はライカ。カメラでしか残せない美しさを追求しています。
出典:ただヤりたいだけ
VANQUISH(ヴァンキッシュ)は渋谷109で圧倒的人気
好感度は二の次。ただヤりたいだけ。石川氏が手がけるVANQUISHが若い世代に支持されるのは、本質をついたシンプルさにあります。かっこいいものを身に着けたいという消費者側の単純な欲求を満たしてくれるのです。
出典:vanquish.jp
多くのコラボレーションを行い、生き物のように常に進化しているVANQUISHは、109MEN’S店が3階に移動したのを機にチームラボとタッグを組みディスプレイ空間をエンタテインメントがあるものへと一新。かっこよく面白く、そのためにはとことんこだわるという思考が具現化されています。
求めるもののために走り続ける石川涼の魅力を堪能できる場所
そんな目が離せない石川氏のオンラインサロンは、型にはまったものではありません。写真によるアート表現、経験を活かした恋愛相談、アパレルとは全く関係のない2本の軸、そしてビジネスの本質について。この3つめの軸により、時代にも何にも囚われない、石川涼の真骨頂が伝わります。
オフラインでは希望者のみの商品リメイクや食事会、サロン限定商品の発売など、ここだけの企画が目白押し。本人所蔵のスニーカーなど蔵出しレアアイテムのオークションも不定期で開催。アパレル好きはもちろんのこと、彼の価値観に心が響く人なら参加して損はありません。