私の人生を変えた読書
「読書で人生は変わるのか?」
こう問われたとしたら、僕は迷わず「YES!」と答えるでしょう。
そもそも僕は、ただ本を読むことが好きで、勉強のために読んだこともないし、人生を変えるために読んだこともありません。読みたいから読む。読まなくちゃいけない読書は、ほとんどしたことがありません(国語の授業で読まされる読書は、ほとんど上の空でした)。
もし、僕の人生が「読書のない人生」だったとしたら、僕の人生は今とはまったく違ったもので、ここでこうしてこの記事を書いていることもなかったでしょう。
僕が「読書のある人生」に足を踏み入れたきっかけは、小学三年生のときに出会った本。それが、江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズです。名探偵明智小五郎と少年探偵団、そして怪人二十面相の活躍にすっかり魅了され、僕は本の世界の住人となりました。
小説からはじまり、今では、自己啓発、ビジネス、心理学、子育て、科学、政治、宗教、スポーツ、スピリチュアルから宇宙人まで、どんなテーマでも大好きです。ちなみに漫画も大好き!今でも読書の半分は漫画です。
人の気持ちがわからず、人間関係が苦手だった僕にとって、本は大切な友人でした。いじめられていた小学生時代も、受験勉強の最中も、社交ダンスに明け暮れた大学時代も、サラリーマン時代も、ダンススタジオを経営している時も、僕の傍らにはいつも本がありました。
「楽しむ」だけだった読書から、「使う」読書に変わったのは、僕が40歳を過ぎたあたり。離婚直後で、心身ともにボロボロだった時期に手にした一冊の本によって、その後の僕の人生は決定的に変わりました。その本が、本田健『ユダヤ人大富豪の教え3』です。
この本との出会いを境に、僕の人生は変わってしまいました。あまりにも変わってしまったので、出会う前の人生を「前世」と言っているくらいです。いちばん大きな変化は、苦手だった人間関係が好きになり、どうしても上手くつきあえなかった人たちと、いい関係を築けるようになったこと。本に囲まれる人生から、人に囲まれる人生に変わったことです。
本は、読んで「楽しむ」だけじゃなく、「使う」ことで本当に人生が変わります。
僕の人生を変えたもう一つの読書が「読まない読書会」。
読んだ本の感想を話しあう読書会ではありません。本の情報を活用するための、ワークショップ形式の読書会。特徴的なのは、読まずに参加でき、その時、あなたが最も必要する情報を得ることができるところです。本をコミュニケーション・ツールにした、新しいエンターテインメントと言えるでしょう。
「読まない読書会」で、読書そのものが変わりました。みんなで協力して読むので、一人ひとりはそれほど読む必要がありません。「ひとりで読む読書」ではなく「みんなで読む読書」です。「本は一人で読むもの」という思い込みを手放すことで、「本をみんなで読む」というまったく新しい体験ができます。
「みんなで読む読書」をすることで、ひとりで読むよりも短時間で、より本の内容を理解できるようになり、本の情報を効果的に使えるようになりました。しかも、楽しく。人生で直面する問題のほとんどは、すでに誰かが答えを見つけ本に書いています。必要なのは、人生で問題と出会ったときに本と出会うこと。
人生で困ったときは読書会!!
みんなで本を読むことで、皆と一緒に楽しく問題を解決できるようになりました。リアルで、ネットで、みんなで本を読み、問題を解決していくのが楽しい毎日です(もちろん、ひとりで読むのも大好きです)。
読書とは本を読むだけではない
意外に感じるかもしれませんが、ほとんどの人が「本を読む」ことについて、きちんと教わったことがありません。多くの人にとって読書とは、このようなイメージではないでしょうか。
□最初から読まなければならない
□最後まで読まなければならない
□内容を理解しなければならない
これが理想的な読み方だと、確かに僕も思います。ところが、これは、野球の素人に全打席ホームランを打てと言ってるようなものです。出会う人すべてと結婚しろと言ってるようなものです。できたらすごいけど、現実的じゃありません。
全打席ホームランにしなきゃいけないなら、そもそも野球をはじめる気にならない。出会う人すべてと結婚しなくちゃならないなら、そもそも人と会いたくならない。手に取った本を最初から最後まで読んだ上で内容もきちんと理解しなきゃいけないなら、そもそも本なんて読みたくならないですよね。
僕がおすすめしている読み方があります。
■好きなところから読んでいい
■いつでも読むのをやめていい
■1つでも得るものがあればいい
本をパッと開き、そこにいいことが書いてあり、あなたが満足したのであれば、その本とはそれでお別れしてかまいません。読書時間5秒(笑)。あなたの人生の貴重な時間をかけ、嫌々一冊読み、読みおわったとしても何一つ記憶に残っていない。だとしたら、5秒読書でもあなたに役立つ方がいい。
ちゃんと読まないと著者に申し訳ないですか?
面白くもないのに嫌々一冊読んでも、酷い感想しか残りません。著者の立場で言うなら、たとえ一行しか読んでいなくても、あなたの人生に役立つ方が嬉しいです(「面白い!」と一冊ぜんぶ読んでくれたのであれば、もっと嬉しいのは言うまでもありません)。
最初から最後までちゃんと読もうなんて思っちゃダメです。あなたにとって最高に面白い本だったら、途中でやめることは不可能です。
あなたにとって最高の一冊と出会ってしまったら、あなたは最初から最後まで読んでしまうし、細かいところまで理解したくなり、言われなくても何回も読みかえしてしまいます。
100冊のうち99冊は5秒でやめても大丈夫です。最初から最後まで読むのは、あなたにとって最高に面白い本だけにしましょう。
でも、ちゃんと読まなきゃもったいない?
大丈夫です。「5秒でやめた本は、二度と読んではいけない」なんてルールは読書にはありません。たとえ5秒でやめた本であっても、あらためて手に取ってかまいません。あなたが最高に面白く読めるタイミングも人生にはあります。
最高の本との出会いを楽しみましょう。
『読書の方法〜自分を成長させる本の読み方』(久木田裕常 著。きずな出版)に詳しく書きました。本屋で見かけたら手に取って5秒読書してくださいね。もちろんたくさん読んでくれたら、僕はむちゃくちゃ喜びます。
読書はあなたの人生にどのような影響を与えるか
「意識次第でいかようにも世界は創れる。見たいように生きたいように人生は創れる。なので、自分の望む夢をありありと描いていく。」
実際の参加者の感想です。
夢のため長年勤めた職場を辞めた人、パートナーができた人、結婚が決まった人、同じ趣味の友人ができた人、土下座させたいほど憎んでいた親と和解した人、やりたいことと出会った人、毎日を「感謝」と共に過ごせるようになった人。
人によりさまざまですが、自己肯定感がアップし、行動できるようになることが多いようです。「2年前のブックパーティーのおかげです」と言われるように、効果には時差もあるようですが(笑)。
自分を変えたいあなたに薦める15冊
1.『大富豪からの手紙』本田健
2.『GRIT やり抜く力』アンジェラ・ダックワース
3.『6分間文章術』中野巧
4.『稼ぐ言葉の法則』神田昌典
5.『ブレイン・プログラミング』アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ
6.『なぜ人と組織は変われないのか』ロバート・キーガン
7.『時間投資思考』ロリー ・バーデン
8.『四月は君の嘘』新川直司
9.『とんび』重松清
10.『子は親を救うために「心の病」になる』高橋和巳
11.『ゲスな女が、愛される。』心屋仁之助
12.『いつもの自分がやらないほうをやってみる』鳥居ミコ
13.『「感謝」で思考は現実になる』パム・グラウト
14.『リッチマネーの秘密』はせくらみゆき
15.『究極の旅OSHO禅の十牛図を語る』OSHO
あなたが読んだことがある本はあるでしょうか?
ビジネス、自己啓発をはじめ、心理学、宗教、スピリチュアルとなるべく広いジャンルから、そして、研究に基づく骨太の本からワーク形式の本、小説、漫画までと、さまざまなスタイルの本を選んでみました。
あなたの好みも状況も考えず、今の僕が一方的に薦めるなら、この本たちです。
おすすめの読み方は、
①「ピンときた!」本を読む。
②「最もピンとこない」本を読む。
「ピンときた!」本が、あなたの人生をより奥深いものにしてくれます。そして「最もピンとこない」本が、あなたの人生の枠を広げてくれます。
楽しく読めずに途中でやめてしまうかもしれませんが、それで大丈夫。ただし、1つでいいのであなたに役立つ情報を得ておくことを忘れずに!
でもいつか、つまらないと思った本を楽しく読めるようになっている自分と出会うかもしれません。それも素晴らしい読書体験のひとつになります(僕が、村上春樹を好きになるために25年、太宰治を好きになるために30年かかったように。さすがに時間かかりすぎですか?素晴らしい体験でしたよ)。
3つの”出会い”をかなえる場所
読まない読書会ブックパーティーは、3つの出会いが起きるよう設計しています。
●「本」との出会い
●「人」との出会い
●「自分」との出会い
「本」との出会い。
自分では選ばない、出会えない、あなたの可能性を広げる本を参加者が教えてくれます。みんなで読むことで、あなたが何回も読んでいる本の新しい魅力とも、出会いなおすことができます。
「人」との出会い。
参加者は興味のあるテーマで集まります。同じテーマに興味のある参加者であれば、短時間で仲良くなることも頷けますよね。大人になってからでも、本音で話せる親友と出会うことができます。オンラインとオフライン、二つのブックパーティーで、理解しあえる親友と出会ってください。
「自分」との出会い。
あなたとは異なる人生を歩んできた参加者の目を通すと、あなた一人では出会えない考えを知ることができます。さまざまな考えを知ることで、あなたは「自分」をより深く知ることができます。そして、「本」を使うことで、いくらでも新しいアイデアが湧き出してくる「あなた」と出会うことになります。「あなた」に解決できない問題はないことに気づいてください。
気がむいた時に参加するだけでも、かなり面白い体験ができるはずですが、やはり継続してほしい。継続することで、
●「私にはムリ…」を「私にもできる!」に変える。
●自分で問題に気づき、自分で答えを見つけるスキルを身につける。
「誰かに依存することなく自分で人生を創るチカラ」を、その場かぎりのものにせず、習慣化し、あなた自身の本当のチカラにしてください。
オンラインサロンでは、優待料金でさまざまなブックパーティーに参加できるようにしました。サロン会員限定オフ会では、ブックパーティーでは話す機会のない話もたくさんしましょう。あなたの話もたくさん聞かせてください。
それでは、あなたが”3つの出会い”をする場、オンラインサロンで、あなたの話を聞けることを楽しみにしています。