オンラインサロンというと20~30代をメインに運営しているサロンが多い中、グレイスエイジ女性を対象としたオンラインサロンが盛り上がっているとの情報を入手!「グレイスエイジ」と言う聞きなれない言葉に興味を持った筆者。サロン内では一体どのようなことが行われているのか?DMMオンラインサロン『オトナの女子大』オーナーの岡田美里さんにお話しを伺いました。
1961年8月24日生まれ。10代から雑誌モデル、20代は女優やFMラジオ番組のレギュラー8本を持つタレントとして活躍。
30代でふたりの娘の母親として元祖カリスマ主婦と言われ、「婦人女性誌の表紙を最も多く飾った女性」に3年連続で選出されるなど華やかなモデル時代を過ごすが、子供との時間をもっと大切にしたいと起業し、自宅近くでゆるく手芸や料理の教室を始めたものの40代で突然のシングルマザーとなってしまった。
ビジネスも知らずに祖母の国デンマークに傷心旅行、そこで出会った創業135年の老舗紅茶の日本総代理店に指名を受けることとなる。が、東日本大震災の影響から紅茶店は閑古鳥となり閉店、残されたデンマークのジュエリーブランド「トロールビーズ」9店舗も売り上げ0円の日々が続きあと3カ月で倒産という、そんな中からV字回復をして8億円の売上を達成したのが翌年2012年のこと、50代のはじめだった。
オトナの女子大ってどんなところ?
ー早速ですが、オトナの女子大にはどのような会員さんが多いのでしょうか?
私が50代ということもあり、会員さんも50~60歳代の方が多いですね。グレイスエイジの皆さんと日々交流しています。ちょうどこの世代って仕事や子どもの世話が落ち着いて時間にも余裕が出てきますが、所属している感覚がなくなる世代でもあるんです。
子育て中は、子どもの進学の話や学校の先生の話、就職が決まったらどこに勤めたとかってあるんですけど…元々学校があるから繋がっていたお友達とも、少し状況が変わってきて…と、自分の所属する場所やチームが変わってくるんですね。だけど、今は人生100年時代だと言われているので、これからの楽しみを見つける必要があると思うんです。
ー残りの人生をどのように過ごすか考え始める年代なのですね。グレイスエイジと仰っていましたが、どのような意味なのでしょうか?
私たちが大学生の時は「華の女子大生」という言葉が広がり始めたり、ちょうどバブルの時だったこともあり、周りにちやほやされる事が多かった世代でもありまして…『JJ』『25ans』『MISS(創刊時はmiss家庭画報)』『VERY』『STORY』『Hers』…と私たちの年代に合わせて雑誌も創刊されていったような感覚があります。
そんな時代を過ごしてきた私たちですが、年齢はもうすぐ還暦。だけどアラ還とは呼びたくない気持ちもありまして…そこでオンラインサロンではグレイスエイジと呼んでいるんですよ。
ー8月24日からオンラインサロンを開始され2ヶ月…とても盛り上がっている印象です。開設のきっかけを教えてください。
私は元々、代々木上原と成城のアトリエ「ジャムオブワンダー、アトリエミリミリ」で手芸や料理などを生徒さんに教えているんですが、私たちの世代になると親やペットの介護が始まり、予定が合わなくなってしまうこともあるんですね。なので、Webクラスを始めようと思ったのがきっかけでした。
Webクラスは、事前にお送りした刺繍のキットなどを使って、オンラインで受講することができるのですが、さらに生徒さんと密に繋がりたいと考え、オンラインサロンを開設しました。
ーアトリエ、Webクラスにオンラインサロン。オンラインサロンでは、会員の皆さんとどのような交流をされていますか?
オンラインサロンではポジティブなこともネガティブなこともみんなで共有しあっています。
例えば、私も親の介護も、ペットの介護も経験があるのですが、ブログにはネガティブなことってあまり書きたくないんですよね…でも、オンラインサロンに書き込んでみたらみんなが慰めてくれたり、同じ状況だよって励ましてくれたり。
「この気持ちを誰かに聞いて欲しい」って時にまず最初に思い浮かべる場所、会員さんの心の拠り所にしていきたいですね。オンラインサロンは普段の友人とは別で、全然知らない者同士だからこそ言えることがあって、自分の体験や悩みを打ち明けられる場所だと思っています。
ー会員さんからはどういった悩みを相談されることが多いでしょうか?
子育ても一段落している世代なので、悩んでいるよりこれからを楽しみたいという方が多い印象ですが、悩みとして多いのはやっぱり介護についてですね。自分がやらなくてはいけないけど、あまりそこばっかり集中してしまうと、社会と繋がっていない気がする…という方も多いです。
だからこそ、オンラインではリフレッシュできるような環境作りをしたいですね。オンラインサロンを通じて今までできなかったことが叶えられたらいいなと思います。
登校(投稿)しながら楽しめる「オトナの女子大」
ー現在、盛り上がっているコンテンツを教えてください。
9月1日から「チームマイナス2キロ」というスレッドを立ち上げて、全員で体重マイナス2kgを目指しています。
朝一番にオンラインサロンを開いた人が、〇日目というスレッドを立ち上げて、その人が食べたものや体重、気を付けたことや役立ったことなどを発信しています。私が立ち上げることもあれば、会員さんが立ち上げてくれることも。
一ヶ月ですでに2.5キロ痩せた努力家さんもいます。(取材時は9月末)
ー1人じゃ続かないことも、仲間がいると継続できそうです。ダイエットのコツなどもお伝えしているのでしょうか?
元々、モデルをしていたのでダイエットの経験や知識は結構あります。なので、その情報を皆さんにお伝えしています。急激に痩せるダイエットは勧めていないので、ゆっくり時間をかけて、綺麗になりましょう。
ー読者の方にもこっそりダイエットのコツを教えて頂けないでしょうか?
オンラインサロン内では結構厳しめに書いているのですが、普段の生活習慣を変えないと、痩せることは難しいです。例えば1駅分歩いてみる、少しの移動なら車ではなく自転車に乗る、外食ランチをお弁当に変えるなど。
私の場合は、ダイエット期間中は仕事で名古屋に行ったとき、美味しい味噌煮込みうどんは食べるけど、その後レジに並ぶお土産用の味噌煮込みうどんは買わなかったとか。こうやって話していると些細なことですが、習慣化されていると気づかないんですよね。
それを、オンラインサロンではみんなで書き込むことで、ハッとしたり、学んだりできるんですよね。
ースレッド以外にもWebクラスのコンテンツを配信されていますが、オンラインサロンに入ると見られるようになるのでしょうか?
全てのコンテンツを配信しているわけではないのですが、今配信しているのは、以前芸能人の方と競って首位になった「ジャージャー麺」のレシピを紹介しています。動画では私が作った料理をゲストの方に食べていただくのですが、そのゲストの方は、石原裕次郎さんのものまねをする「ゆうたろう」さん、ツートン青木さんなど非常に個性豊かです。
10月12日に新しくハロウィンに役立つチキン料理のクラスを配信するのですが、今度はりゅうちぇるさんのものまねをする方がゲストです。どんな内容か気になった方は見てみてくださいね。(取材時は9月末)
ー楽しくレシピが学べるコンテンツ!早速観てみたいです。
これからサロンが大きくなっていくにつれて、コンテンツも充実させていきますので楽しみにしていてください。ダイエットのチーム以外にも英会話やボランティアのチームも発足する予定です。
ーでは、最後にオンラインサロンのPRをお願いします。
私自身、会員さんと繋がっていることが心の拠り所になっています。くだらないことも、大変なことも共有できる仲間がいるのは嬉しいですね。
大学受験って全国各地から人が集まって、みんなバックグラウンドは違うけど、そこから一気に仲良くなっていきますよね。それと同じで、「オトナの女子大」も様々な人がいます。出世しなきゃとか、もっときれいにならなきゃって張り合う必要もなく、すべての肩書抜きに語りあえる空間にしたい。オンラインサロンの名前を「オトナの女子大」にしたのは、そういう意味があります。
必ず何を書かなきゃとか、発信しなくても大丈夫です。大学は活発な人もいればおとなしい人もいます。女子大に入学したつもりで楽しんでください。
いくつになっても心の拠り所や新しいお友達が欲しい時ってありますよね。そんな時、「オトナの女子大」ではオーナーの岡田さんをはじめとした心優しい会員さんが待っています。ちょっと誰かに話したい、相談したい、そんな時に覗いてみてはいかがでしょうか。
グレイスエイジからの女子大生活を始めてみませんか?