転職の成功率アップ!採用担当者を惹きつける自己PRのポイント

著者名CANARY 編集部
転職の成功率アップ!採用担当者を惹きつける自己PRのポイント

転職するなら、自分が希望する企業に採用されたいものですよね。そのための第一歩として、まずは履歴書や面接で高評価を得る必要があります。そして、このタイミングで多くの方が頭を抱えるのが、自己PR。自分の強みと弱みを分析し、企業に対してアピールできるポイントを見つけることは難しいものですが、採用担当者がぜひこの人物と一緒に仕事がしたいと思うような自己PRができれば、転職が成功する確率も上がるでしょう。

そこで、この記事では、履歴書の自己PR欄をどう書けばいいのか、面接ではどうアピールすればいいのかなど、転職を成功に導くための自己PRのポイントをご紹介します。

自己紹介とは違う?企業への自己PRとは

転職活動をする際の自己PRは、単なる自己紹介とは違います。自己PRは、自分の良さや、自分が企業に貢献できる人物であること相手に認めてもらえるものでなければなりません。あくまで、企業や採用担当者に対して自分を売り込むことが目的なのです。

もちろん、最低限の自己紹介も必要ですが、それに加えて、これまでの仕事で培ってきた実績やスキルをふまえ、入社後はこんな場面や分野で活躍することができるというアピールを盛り込みます。また、自分を採用すれば企業にとってこんなメリットがあるという点も加えることができれば、より効果的です。

ここで一番大切なのは、自分のアピールポイントが相手に伝わることです。そのため、転職活動で使う履歴書は、アピールポイントを取捨選択し、簡潔でわかりやすいものにしましょう。むやみにアピールポイントを詰め込むのではなく、企業が求めている能力や経験を持っていることがわかり、面接につなげることができるものが理想的です。そして、面接では、履歴書に記載した経験や実績を掘り下げながら、自分がいかにその企業にとって必要な人材であるかをアピールしていきます。その際、自分は企業でどのように貢献できるのか、そのための強みはなんなのかを具体的に示すと真実味が増すはずです。

自己PRと志望動機の使い分け

履歴書には自己PRのほかに志望動機を記載する欄があり、この項目は面接でもよく聞かれることがあります。ただ、この志望動機と自己PRが似たような内容になってしまう方も多いのではないでしょうか。確かに、自己PRの欄でも、自分のスキルや経験が企業でどう活かせるかという内容を記載することがあります。しかし、前述したように、自己PRはあくまで自分の強みをアピールするということに主眼が置かれています。

一方で、志望動機は、どうしてその企業に入りたいのかという理由を明確にするものです。そのため、まずはその業界や企業になぜ興味を持ったのかというきっかけなどを書きます。さらに、ほかのどの企業でもなく、その企業だからこそ自分が実現できる将来のビジョンなどを付け加えると、好印象を与えることができるでしょう。似ているようで目的の異なる自己PRと志望動機をしっかり使い分け、それぞれの項目で適切に自分をアピールすることが大切なのです。

自己PRをするタイミング

面接時には、はっきりと自己PRをする時間が設けられている場合もあれば、そうでない場合もあります。採用担当者から、「自己PRをしてください」と特に指示がなかったからといって、そのままなにも自己PRらしいことを話さなければ、自分の良さを十分に理解してもらえないかもしれません。そうならないためには、面接中の雑談の中でも、上手に自分のアピールポイントを盛り込むことが大切です。また、どれだけ自分がその企業に入りたいか、どんなことで貢献できるかという熱意も伝わるような会話にする必要があるでしょう。

面接にはさまざまなスタイルがあり、最近では、あまり堅苦しくない雰囲気の雑談型面接が行われることも増えてきました。ただし、面接官は他愛ない会話のなかから、その人物の人格や特性、能力などを探っていることがあるのです。そのため、無駄な質問はひとつもないという事を心に留め、一見重要そうに感じない質問でも人物評価の意図があると考えて回答する必要があります。面接は、自分がその企業に入社したいという熱意を伝える場ですから、たとえ雑談であってもアピールチャンスを無駄にしてはいけません。どんな質問にも自分のアピールポイントがしっかり伝わるように切り返すことができれば、高評価につなげることができるでしょう。

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自己PRを考える上でのポイント

自分のアピールポイントを的確に示した自己PRをあらかじめ用意しておけば、転職活動を効率的に進めることも可能です。ただし、自己PRは自分のことをアピールするのだから、どんなケースでも同じ物で良いというわけではありません。もちろん、自分の経験や実績、スキルなどは同じでも構いませんが、自己分析とともに企業研究もしっかり行い、応募する企業に応じて、適切な自己PRを考える必要があります。

自己分析については、それまでのキャリアを振り返ることで、あらためて自分のアピールポイントが見えてくることもあります。次の項目からは具体的に自己PRを作成するポイントを紹介していきます。

企業が求めている人材を見極める

「この会社でこんな仕事をしたい」、「こういうキャリアを築きたい」など、自分の気持ちや希望を一方的に伝えただけでは、採用担当者へのアピールにはなりません。企業が望む人材に対して自分が適格なのだということが伝わらなければ、あまり意味がないのです。

例えば、企業がリーダーシップをとれる人材を求めている場合、「これまで部下を率いてきた経験がある」、「プロジェクトのリーダーを務めたことがある」というエピソードを伝えれば、採用担当者も興味を持つでしょう。しかし、「いかなるときも冷静でいられる」、「黙々と作業するのが得意」というアピールをしたところで、リーダーシップをとれる人材かどうかは判断できないため、興味を持ってもらうことは難しいと言えます。

そのため、面接を受ける企業に関しては、まずはホームページや求人広告などをリサーチし、企業が求める人物像や能力、スキルなどを見極める必要があります。その上で、自分の経験や実績を絡め、入社したらどんな貢献をしたいかという意欲をアピールすることが大切なのです。もし、経験や知識のない異業種へ転職する場合は、「積極性」や「粘り強さ」「向上力」などの長所がアピールポイントになります。また、「推進性」や「マネジメント力」など、これから就きたい職業に活かせそうな長所も強みとしてアピールすることも可能です。どんな面接においても、自分が持っている強みをやりたい仕事にどう活かせるかを考えながら、自己PRを作成していきましょう。

アピールポイントと一緒に根拠を説明する

自分の能力を自己PRで伝えていきますが、ただ「こんなことができる」と主張しただけでは、本当にできるかどうかは伝えることができません。そのため、履歴書に記載するときでも、面接で話すときでも、「できる」という根拠をきちんと示すことが重要です。「○○という経験があるため、△△ができます」と、根拠を示したアピールは、より説得力が強まります。自分の経験を見直してアピールポイントを探し、根拠を踏まえた自己PRができるようにしましょう。

得意ジャンルや成功体験を整理する 中には、自己PRといってもなにを書けばいいのかわからないという人もいるでしょう。そんな場合は、まず自分のキャリアを振り返ることからはじめます。それまでの経歴から、どんなスキルが身についたかを整理することで、あらためて自分の得意な仕事がわかることもあるはずです。また、過去に評価された業務があれば、そこから自分の強みが見えてくることもあります。自己PRを考えるためには、こうしてキャリアの棚卸しをしておくことが大切なのです。

複数のアピールポイントを用意する

アピールポイントは1つではなく、できれば複数持っておいたほうが安心です。アピールポイントが1つしかない場合、その1つで採用担当者の興味を引くことができなければ、ほかに自分を売り込む手立てがありません。特に、雑談型面接の場合、アピールできることが少ないと、自分の魅力を十分に伝えきれない可能性があります。そのため、「リーダーシップがある」「コミュニケーション能力がある」など、複数のアピールポイントを用意しておきましょう。自分の強みとしてアピールにつなげられるのであれば、「体力がある」や「時間を厳守する」などでも構いません。

過去のエピソードは1つに絞る 面接でエピソードを語るときには、たくさん伝えるよりも具体的なエピソードを1つ伝える方が採用担当者の印象に残りやすいと言われています。得意なことをできるだけ話したい気持ちもわかりますが、あまり多く話しすぎて一つのエピソードの内容が薄くなってしまうと、「この人の得意分野は、実際にはどれなのか?」と疑問に思われてしまうかもしれません。そのため、エピソードは1つに絞り、行った取り組みがどのような成果につながったかなど、より具体的な内容を伝えるようにしましょう。その他、「どのような強みを仕事に活かせたのか」「周囲からどのように評価されたのか」という内容も、アピールするエピソードとして適しています。

履歴書での自己PRの書き方

履歴書や職務経歴書には、それまでの経歴やスキル、志望動機など、さまざまな内容を記載しますが、なかでも書類選考を突破するために重要なポイントになるのは自己PRです。新卒での就職活動においては、学生時代に経験したことをもとに自己PRを書くことが多いでしょう。しかし、転職活動の場合、企業はある程度経験を持った即戦力を求めていることが多く、仕事で得た成果や仕事に活かせるスキルを中心にアピールすることが大切です。そこで、次は、自己PRを書くときの重要ポイントと、「この応募者にぜひ会って話がしたい」と採用担当者に思わせる自己PRの書き方を紹介します。

文字数は400字程度にまとめる

自己PRに関しては、企業から文字数を指定されていない場合がほとんどです。しかし、ダラダラと書き連ねても最後まで採用担当者に読んでもらえるとは限りません。そのため、伝えたい内容を400文字程度で簡潔にまとめることが望ましいと言われています。もし、文章が長くなってしまうのならば、アピール項目を見直してみましょう。あれもこれもとアピールしたいことを詰め込みすぎるのではなく、本当にアピールしたいことや、応募企業に合った内容を、1~2個程度のポイントに絞って書くと適切な文章量になりやすくなります。

一方、文章が短すぎる場合は、取り上げたエピソードの内容が薄くないかどうかをチェックしてみましょう。簡単すぎる説明では読み手にアピールしたいことが十分伝わらないことも考えられます。そのため、「いつ、何を、どのようにして成果を出したのか」など、具体的に記述することが大切です。また、成果が数字で示せるものであれば、具体的な数字を盛り込んだほうが、アピールしやすくなります。

読みやすさを意識する

自己PRを作成するときは、手書きの場合でも、パソコンを使って入力する場合でも、読みやすさが大切です。どのくらいの文字サイズがいいかという点では、明確な決まりはありません。しかし、あまり文字が細かすぎたり、びっしりと書かれていたりすると、やはり読みにくい文章になってしまいます。

そこで、文字は少し大きめに書き、適度に改行を入れるなど、あくまでも読み手に配慮した文章を書くようにしましょう。どんなに素晴らしい内容が書かれていたとしても、読み手に対する気遣いの感じられない文章だと、それだけでマイナスイメージがついてしまいます。

また、自己PRを書いたあとは、文章を見直す作業も忘れてはいけません。誤字脱字がないか、全体を通して文体にブレがないか、専門用語を多用しすぎてわかりにくい文章になっていないかを見直し、体裁を整えます。

面接での自己PRの伝え方

自分のことをアピールするといっても、準備不足のまま本番に臨むと、緊張してうまく話せないというケースも多くあります。面接で効果的に自己PRをするためにも、事前にしっかりと準備をしておくようにしましょう。

自己PRでは、自分が話すエピソードに興味をもってもらうことが第一です。そこで、「結論→根拠」の順になるよう、まずは結論から先に伝え、端的に自分のアピールポイントを伝えるようにしましょう。例えば、「私は○○が得意です。その理由は~」などのような伝え方が好ましいと言えます。

最初から完璧な自己PRをしようと身構える必要はありません。もし、話した内容で情報が不足していたとしても、興味を持ってもらうことができれば、採用担当者から質問してもらえるかもしれません。

さらに、自己PRでは「自分にしか語れない経験」を意識することも大切なポイントです。毎日のように面接を行っている採用担当者にとって、どこにでもあるようなエピソードはあまり印象に残らない可能性があります。そのため、エピソードは具体的であるほど、ライバルとの差別化ができ、より効果的に自分をアピールできるでしょう。万一、ほかの人のエピソードと似通っているところがあったとしても、具体的に掘り下げて伝えると、自分にしか語れない経験になり得ます。

採用を勝ち取るチャンス!自己PRに悩む人にはオンラインサロンもおすすめ

自己PRは自分のアピールポイントを応募先の企業に伝えられる最大のチャンスです。多くの場合、まずは書類選考を突破しなければなりませんから、履歴書などの応募書類に記載する自己PRのクオリティを上げることが大切になります。そして、面接に進むことができた時は、自分を採用するメリットと、熱意を存分にアピールしましょう。

もし、自分のアピールポイントがわからず悩んでいるならば、オンラインサロンに参加してみるのもひとつの方法です。DMMオンラインサロンでは、転職に役立つ様々なサロンが開設中です。まずは、オンラインサロンに参加してキャリアを見直し、自分に自信をつけてから、転職に向けて具体的な行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

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