自分に自信がなかったり過去の恋愛がトラウマとして残り続けていると、恋愛そのものを諦めようとしてしまいますよね。恋愛することによって得られるものは大きいですが、諦めてしまった方が楽になる場合もあります。
この記事では恋愛を諦めた人の共通点と、恋愛を諦めることによって得られるメリットに迫ります。また、恋愛を諦めた人が再び恋愛をするためのポイントも解説していますので、参考にしてみてください。
恋愛を諦める人が増えています
内閣府は平成26年に、2643人の20-30代(未婚・既婚)男女に対して「結婚・家族形成に関する意識調査」を実施しました。
この調査では、未婚者全体の約 63%(男性未婚者の 69%、女性未婚者の 57%)に恋人がいないことが判明。さらに、恋人のいない未婚者全体の約 38%は「あなたは今、恋人が欲しいですか」という問いに対して「いいえ」と回答するなど、恋愛に対する意識が低下していることもうかがえます。
恋人が欲しくない理由としては、「恋愛が面倒」と回答した人が最も多く、そのあとに「自分の趣味に力を入れたい」、「仕事や勉強に力を入れたい」が続く結果となりました。20代だけでみてみると、男女ともに「自分の趣味に力を入れたい」と回答した人が最も多いことから、特に若年層は恋愛を諦めて自分のことを優先する傾向が強いようです。
(参考:平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版))
恋愛を諦めてしまう11の理由
環境の変化や自分意識の変化など、恋愛を諦めてしまう理由は人それぞれです。ここでは、恋愛を諦めてしまう様々な理由について詳しくみていきます。
自分に自信がない
自分に対して自信がない人は、「私のことなんか好きになってくれる人はいない」「僕に好かれたら迷惑なんじゃないか」と行動する前から卑屈になり、恋愛をすることを自ら諦めてしまう傾向があります。
年齢にコンプレックスを感じる
年齢を理由に恋愛を諦めてしまう人もいます。特に、若い頃に仕事や趣味などが充実していた人は、気付いたら30歳、40歳になってしまったということもあるでしょう。
こうなると、恋愛のことを相談したくても周りには既婚者しかいないという状況になるケースも多く、恋愛相談をすることに気が引けてしまうかもしれません。
収入が少なく、恋愛をする金銭的な余裕がない
デート代やプレゼント代、更にデートのためにおしゃれをしたりと、少なからず一人で過ごすよりもお金がかかってしまうのが恋愛です。自分の生活や趣味以外にお金をかけることになるため、なかなか一歩を踏み出せない人も多いでしょう。
仕事や趣味を優先したい
「現状の生活に満足しているのでわざわざ恋愛に時間を割きたくない」「恋愛以外で満たされているから恋愛は必要ない」など、仕事や趣味に夢中になっており、恋愛の優先順位が低いというケースもあります。
また、仕事や趣味などで異性と関わる機会が多い人の場合、特定の異性と付き合うことに必要性を感じないということもあるかもしれません。
一人でいることが好き
恋人がいると、定期的に連絡をとったりデートをしたりと、必然的に一人の時間が少なくなります。やりたいことがあったり、人に合わせることが苦手だったりする場合、相手に気を遣って過ごしたくないからと、恋愛に消極的になってしまうこともあるでしょう。
恋人に求める理想が高い
こだわりが強いために恋愛ができなくなってしまうこともあります。「高身長・高学歴・高収入の男性がいい」「家事も仕事も完璧で、アイドルみたいに可愛い子がいい」など、自分の中での相手の理想像が高く、異性から好かれることがあっても、自分の理想に当てはまらないからと断ったり、理想の相手がくるまでは恋愛しないと思っている人に多い特徴です。
今まで全くモテず、恋愛経験がない
学生時代の恋愛経験がなかったり、異性と過ごす時間が少なかったため、異性との接し方がわからないという人もいるでしょう。
本当は恋愛したいけど「デートの誘い方がわからない」「付き合うってなに?」と、恋愛に対する知識が不足している場合、消極的になってしまうケースも考えられます。
過去の恋愛がトラウマになっている
昔の恋人の印象が良くないため、恋愛に消極的になってしまう場合も考えられます。
恋愛で良い思い出がある人は、新しい恋愛に対してポジティブに捉えることが多いですが、良い思い出が少ない人ほど恋愛に対してネガティブになってしまう傾向にあります。
そんな時は、自分の中で過去の恋愛を整理することで、次の恋愛に対して前向きに考えられるようになるかもしれません。
相手に拒絶されたくない
「告白して振られた」「恋人から一方的に別れを告げられた」など、過去に自分を拒絶された経験がある人ほど、恋愛に対してネガティブな印象を抱いてしまいがちです。過去の経験を引きずって、恋愛に乗り出すことが難しくなっているかもしれません。
好きだった相手にパートナーができた
自分の好きだった相手にパートナーができてしまい、次の恋愛に進めなくなってしまうこともあります。相手のことが好きであればあるほど喪失感は大きく、ほかの恋愛のチャンスを見逃してしまうかもしれません。
毒親の干渉
毒親に恋愛を干渉されることが原因で、恋愛を諦めてしまうこともあるでしょう。恋愛相談をしても、「あの人はここが良くない」「あなたにはもっとふさわしい人がいる」など、とにかく否定されることが多いため、自分は恋愛をしてはいけないと思い込んでしまいます。
恋愛を諦めると楽になることも
恋愛ができない自分をネガティブに捉えている人もいるかもしれませんが、恋愛だけが人生のすべてではありません。恋愛は無理にするものではないので、諦めるという選択肢も自分に与えてあげましょう。
恋愛した方が良いという固定観念を捨てよう
仕事や趣味に向き不向きがあるように、恋愛にも向き不向きがあります。「周りの人が恋愛をしているから」「そろそろいい年だから」と、焦る気持ちから恋愛をしたいと考えている人は、恋愛しなければいけないという固定観念を一旦捨てることで楽になることもあります。
恋愛は自分だけの気持ちではどうにもならないので、恋愛以外に自分の人生を充実させる方法も探してみましょう。
恋愛を諦めるメリット
恋愛をすることによるメリットもありますが、恋愛をしないことによるメリットもあります。
気持ちが楽になる
「恋愛しなきゃ」という気持ちを捨てることで、それ以外のことに気持ちを向けられるようになります。恋愛中は相手に左右されることも少なからずあるので、他人に左右されず、心が安定することも。
一人で使える時間やお金が増える
デート代やプレゼント代など、恋愛中はお金も時間もかかるものです。しかし、恋愛をしないことによって、その時間やお金を自分だけに使えるようになります。恋愛中は貯金ができてなかった人でも、恋愛しないことで貯金できるようになったというケースもあるようです。
仕事に打ち込める
恋愛による雑念が入らないので、仕事に集中できるというメリットもあります。休日もデートをする時間を作る必要がないので、資格取得や副業などに時間を充てられるようになるでしょう。
対人関係が傷つかない
恋愛で幸せになることもありますが、反対に傷つけられることもあります。しかし、恋愛をしなければそもそも傷つくことはありません。過去に辛い恋愛経験がある人は、一度恋愛から離れる時間を作ることも大切です。
諦めた頃に恋が叶うことも
「恋愛すべき」と思っているときよりも、何も考えていないときの方がうまくいくこともあります。
恋愛について必死になってるときは、相手にも必死さが伝わってしまう可能性があります。恋愛から距離を置いて自分を見つめ直すことで余裕が生まれ、自分の魅力が増すかもしれません。
恋愛を諦めた人がまた恋愛をしたくなったら
一時は恋愛を諦めていたけど、前向きな気分でまた恋愛がしたくなった。そんな時は、何をすれば良いのでしょうか。
ファッションや髪型のイメチェン
自分のファッションや髪型を客観的に見直して、異性受けするかどうかを考えてみましょう。客観的に判断できないのであれば、友人に聞いたり、美容院で聞いてみたり、パーソナルスタイリストなどのサービスを利用するのもひとつの手です。
イメチェンすることで新しい自分を発見でき、周りの人からの印象が変わることもあります。
恋人のいる人と仲良くする
恋愛中の友人に相談することで、行き詰まっていた恋愛の糸口が見つかることもあります。さらに、信頼できる人に「恋人が欲しい」「誰か紹介して欲しい」と、はっきり伝えておくことで、自分に合った人を紹介してもらえるかもしれません。
相手の理想を下げる
理想が高すぎると、恋愛のチャンスは減ってしまいます。自分の置かれている状況を客観的に判断して、相手に求める条件が高すぎていないか判断しましょう。
どうしても理想を下げられない場合は、自分もその条件に見合う人になれるように努力することが大切です。
明るく振る舞う
誰でも、陰気な人よりも明るい人に惹かれるものです。恋愛をしたいと思ったら、できるだけ明るく振る舞うことを意識してみてください。もともとの性格を変える必要はないので、なるべく笑顔をたやさないようにしたり、自分から相手に挨拶をしたりと、少しずつ行動を変えていきましょう。
恋愛は人生を充実させるための一つの手段に過ぎないので、恋愛を諦めることは悪いことではありません。自分の置かれている状況や環境によっても気持ちの変化は訪れるので、自分の気持に寄り添った行動をしていきましょう。