趣味と呼べるものがなくて悩んではいませんか?しかし、趣味がない毎日を仕事や家事などでなんとなく誤魔化して過ごすのも避けたいですよね。この記事では趣味のない人にありがちな特徴と、おすすめの趣味をご紹介します。楽しい趣味を見つけて、プライベートを今よりもっと充実させてみませんか?
趣味の定義
趣味がない人の特徴を紹介する前に、ここでは趣味の定義について解説します。そもそも、どこからどこまでを趣味と定義していいのかを理解しておらず、自分には趣味が無いと思い込んでいるだけの人も意外と多いのです。
趣味と特技の違いは?
就職活動やアルバイト面接など、あらゆる場面で必要となる履歴書ですが、全ての欄を埋めようとすると、自分の「趣味」と「特技」も考えなければなりません。この時、趣味と特技の違いに迷ってしまった経験はないでしょうか?
実は、趣味と特技には明確な違いがあります。そもそも趣味とは、プライベートな時間を使ってでも没頭したいものや好きなことを指す言葉です。一方、特技とは、スキルが他人と比べて特別に高い技能のことを指す言葉です。
つまり、その人の内面を知る目的で質問しているのが趣味、その人が業務にどう役立つのかを客観的に判断する目的で質問しているのが特技ということになります。
そのため、履歴書の趣味欄には「読書、映画鑑賞」など、特に意識せずに自分の好きなことを書くのが相応しく、面接官はそこから話を広げて面接者の緊張を和らげたりしてくれる場合があります。
一方、特技欄には「簿記、英会話」など、自分のスキルをアピールできるものを書くのが相応しく、自分の希望する業務に繋がるような内容であれば尚良いでしょう。
趣味と暇つぶしの違いは?
「趣味」と「暇つぶし」はさらに境目がないようにも感じられますが、モチベーションがあるかないかという差があります。
趣味とは、ある程度のモチベーションを持ち、楽しみながら成長していくものです。一方、暇つぶしは何のモチベーションもなく、ただ時間を浪費するためだけに行うものと考えていいでしょう。
例えば、暇つぶしのものとされることが多いゲームですが、大会に出場する、アカウント育成するといった目的がある場合は、趣味ととらえることができます。
趣味がない人は結構多い
総務省統計局が、平成28年度に実施した社会生活基本調査の結果によると、1日24時間から食事や睡眠、仕事などの時間を除いた活動時間のうち、趣味に充てる時間は47分となっています。一方、休養やくつろぎに充てる時間は1時間37分で、趣味に充てる時間よりも50分多いのです。
何もせずに過ごす時間が趣味に充てる時間よりも短くなっているということは、趣味のない人は意外と多いのかもしれません。
(参考:平成 28 年社会生活基本調査 -生活時間に関する結果- 結果の概要)
趣味がないこと自体は悪いことではない
趣味があることによって充実した生活を送ることができますが、もちろん趣味がないこと自体は全く悪いことではありません。中には、仕事を趣味としている人も少なからずいるでしょう。
ただ仕事を趣味にしてしまうと、仕事以外のコミュニティがないため休日を持て余してしまったり、初対面の人との話が発展しにくいというデメリットがあることも事実です。
そこで、生活にメリハリをつけるためにも、仕事に打ち込んでいる人ほど、自分が没頭できる趣味を探してみるのもいいかもしれませんね。
面接で「趣味は?」と聞かれたら
面接では必ずと言っていいほど趣味について質問されます。このとき、自分が好きなことを素直に答えれば、質問への回答としは問題ありません。しかし、面接官が趣味について質問を投げかけるということは、そこから会話を広げたいと考えているということです。
そのため、相手が会話を広げやすいように、「趣味+好きな理由」くらいまでは答えられるように準備しておきましょう。
趣味がない人あるある14選
趣味がない人の経済状況や性格など、思わず「あるある!」と言ってしまうようなタイプを14個紹介します。さらに、それぞれのタイプ別に対策方法も紹介しているので、当てはまると思った人は今日から対策してみましょう。
収入が少なく、趣味にお金を割けない
現実問題として、お金がかからない趣味というのはあまりないものです。安定した収入を得ていなければ、趣味にお金を割くことができないかもしれません。
このような場合は、ショッピングの代わりにウィンドウショッピングを楽しむといったように、一つの手段にこだわらずに他の手段で似たようなことができないかを検討してみましょう。
体力的・精神的な余裕がない
身の回りのことですごく疲れているときは、スポーツやゲームのように集中力が必要な趣味に没頭することは難しいですよね。また、仕事や家事などに追われて精神的な余裕がない場合もあるでしょう。
このような場合、アロマのように癒しを目的とした趣味を持てば、精神状態も整いやすいのでおすすめです。
時間の余裕がない
人によっては、仕事や家事、子育て、介護などに多くの時間が費やされてしまい、趣味の時間を確保することが難しいという人も多いでしょう。
スキマ時間にできる趣味を見つけられると、時間に関係なく趣味を楽しむことができるかもしれません。
新しいことに挑戦する習慣がない
目の前のタスクを安定的にこなすことを最優先する生活を送っている方は、エネルギッシュに新しいことに挑戦する習慣がないですよね。
そういった場合は、過去の自分が楽しいと思えていたものに再チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
変化することに対する苦手意識がある
日常をルーティン化することで判断力が鈍っている場合、安定したものを変化させることに抵抗があるのかもしれません。
まずは趣味をつくるというよりも、自分の気持ちが「好き」という方向に揺れるポイントを抑えていくことを優先させましょう。
何事も考えてから行動する
考えてから行動するということは慎重派であるということ。好きなことを続ける目的や目標をなるべく細かく設定すれば、ライフワークバランスを保ちながら趣味を続けていけるかもしれません。
周りの意見に耳を傾けやすい
自分の意見よりも他人の意見を尊重しやすい人の場合、判断を人に任せるクセがついている可能性があります。周りの意見に耳を傾けるのもとても大切なことですが、自分の好きなことは自分で見つけてみましょう。
交友関係が薄い
交友関係が希薄だと趣味に繋がる機会も減ってしまいます。友達に紹介されてから趣味ができたという人も多いので、周りの人に相談してみるのもいいかもしれません。
周りの人や出来事に興味を持たない
自分の世界だけ見つめて生きるのも悪くはないですが、時には周りの人や出来事に関心を向けてみましょう。外部から刺激をもらうことで、自分の好きなことが見つかることはよくあります。
秘密主義で、自分のことを知られたくない
周りの人に自分のことをあまり話さないという人も少なからずいます。
そんな方は、自分の好きなことや得意なことについて、相手に魅力を伝えられるようにすれば、同じ趣味の仲間が増える可能性があります。自分の好きなことをスムーズにアピールする力は、就職活動や仕事でも役立つかもしれませんね。
自分に自信がない
自分に自信がないと、自分の趣味は誰にも受け入れられないのではないかと考えやすく、結果的に誰かに勧めたり仲間を増やすことが難しくなります。趣味がないというよりも、自分の好きなものを肯定してあげられるようになりましょう。
インドア派
家の中が大好きなインドア派の人は、外出が好きな人に比べて趣味の範囲も狭くなりやすいでしょう。家の中でできる趣味もたくさんあるので、インドア派の人は視野を広く持つのがおすすめです。
めんどくさがり
向上心があるとさらに楽しくなるようなスポーツなどの趣味は、めんどくさがりの人には向いていないかもしれません。趣味にも向き不向きがあるので、自分のライフスタイルに自然に組み込めるようなものを見つけてみましょう。
飽きっぽい
自分を飽きっぽい性格と自覚しているのであれば対策方法はありますが、無自覚の場合だと趣味と呼べるまで何かに熱中することも少ないはず。
自分が好きなことに、短い時間でも継続的にチャレンジしていけば、いつかは趣味と呼べるものができるかもしれません。
趣味を持つメリット
趣味はライフスタイルのなかになくても困らないものと言ってしまえばその通りなのですが、趣味を生きがいと感じている人も多く、なかなか侮れない世界でもあります。
ここでは趣味を持つメリットについて解説していきます。趣味のメリットを知れば今すぐ何か趣味を見つけたくなるかもしれません。
ストレス発散
趣味を持つとお金も時間もかかるため、もったいないと思ってはいませんか?スポーツなどのように体を動かす趣味にはストレス発散効果があるだけでなく、適度に疲労することでその日の睡眠効率が上がるため、何もしない時と比較して体が休まりやすいと言われています。
(参考:東洋経済ONLINE|休日に動かない人ほど疲れが取れないワケ)
アイデンティティの確立
アイデンティティとは自己同一性のことを指し、簡単にいえば「自分が何者であるのか」という自己確信のことです。好きなものを軸に自己を確立すれば、他者の評価や発言に左右されることなく過ごせるものです。
同じ趣味の仲間ができる
趣味から広がった交友関係は、その趣味がなくならない限り長く続けることができるでしょう。同じ目標を持って進む人とは特に仲が深まりやすいといえます。
極めれば特技や仕事にもなる
趣味を長年続けていくとスキルや知識が蓄積されていきます。そのため、趣味を持つ人の中には、元々は素人だったのに気づけば講師レベルになっていた、という方もいるようです。
また、ちょっと変わった趣味を持っていると、それ自体が仕事になる可能性もあります。「好きなことで生きていく」が現実になることもあるのが、趣味の強みと言えるでしょう。
趣味が見つからない人におすすめの趣味
趣味に多くのメリットがあることは理解したけど、具体的にどうやって趣味を見つけたらいいのか分からないというあなたへ、ここではおすすめの趣味を紹介していきます。
料理
最近では、男性が料理を趣味にしていることも珍しくなくなってきました。熱中できてお腹も満たされる、まさに一石二鳥の趣味です。普段から料理をしている人であれば、お菓子作りなどを始めてみるのもいいかもしれませんね。
お酒・カクテル作り
サントリーが提供している、カクテルレシピ検索サイトに登録されているカクテルの数はなんと約400種類。ノンアルコールのものも多いので、お酒が苦手な人でも雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?
(参考:SUNTRY|LIQUEUR&COCKTAIL カクテルレシピ検索)
紅茶・コーヒー
休憩時間や仕事終わりなど、ほっと一息つきたい時にもおすすめの趣味です。自分のお気に入りの茶葉やコーヒー豆を見つければ充実度もあがるので、ぜひこだわってみてください。一度こだわりだすと、その奥深さに驚かされるでしょう。
筋トレ
ジムへ行くのもいいですが、簡単なものなら家の中でも1人で取り組むことができます。動画解説などを見ながら無理のない範囲で行うことをおすすめします。
ヨガ
女性に人気のヨガ。ヨガ教室などに通いながらしっかり取り組めば、日常生活でも美しい姿勢をキープできるようになるので、美容効果も非常に高い趣味と言えるでしょう。
映画鑑賞
映画鑑賞は、人を選びにくい趣味の代表です。1人で映画館へ行きづらいという人は、比較的人が少ないレイトショーに足を運んでみるのがいいかもしれません。。NetflixやHuluなどの動画配信サービスを利用すれば、家でもくつろぎながら観れるのでおすすめです。
ゲーム
パズルゲームなどの頭を使うゲームでは、脳が刺激されて思考力が活性化するとも言われています。ただし、時間を決めないとダラダラと続けてしまうデメリットもあるので、最初にある程度時間を決めて取り組みましょう。
写真
日常を作品として残しておける写真。最近では、スマホでも驚くほど綺麗な写真が撮影できるようになりました。散歩がてらに写真を撮れば、気分もリフレッシュできますよ。
手芸
編み物や刺繍は時間を忘れて没頭できる趣味です。自分がその場から動く必要もないので、インドアな方にもピッタリ。
塗り絵
塗り絵は子供の遊びと思いがちですが、ものによっては大人も没頭できる趣味に早変わりします。本屋さんなどでも手軽に手に入る「大人の塗り絵」は、子ども向けのものに比べると難易度がかなり高めですが、その分没頭できるはずです。
パズル
子どもの頃にパズルが好きだった人でも、大人になってから改めて始めてみると、簡単なものでも完成させるのに時間がかかってしまうかもしれません。適度に頭を使うので、日頃のルーチンワークで凝り固まった頭を柔らかくできますよ。
アロマテラピー
本格的に始めるには少しだけ勉強も必要ですが、香りを楽しむだけなら難しいことはありません。眠る前にアロマを焚くだけでも、リラックス効果がありますよ。
読書
趣味の時間を楽しみながら、知識も手に入れることができるのが読書です。これまで本を読む習慣がなかった人は、ふらっと書店に立ち寄り、自分が好きなジャンルの書籍コーナーから一冊手にとってみることから始めてみるといいでしょう。活字が苦手な人は、マンガを読むのもおすすめ。
ブログ
情報過多の現代では、情報のインプットはもちろん、アウトプットも大切。ブログを書けば、自分が興味のあることについて誰かに発信することができます。誰かに何かを伝えようとすることで、自分の理解度をより一層深めることができるでしょう。
創作活動
イラストや楽曲制作など、自分の内に秘めた思いや感情を表現するのが創作活動です。同じ趣味をもった仲間と一緒に、大きなものを作ることを目指してみても良いかもしれません。
陶芸
心を落ち着かせて、指先の感覚を研ぎ澄ませる陶芸は、心を浄化させたり、リラックスさせたりする効果があります。轆轤(ろくろ)や窯などの設備が必要になるので、陶芸を始めてみたい場合は、お近くの陶芸教室に通うのが一番の近道です。
ダンス
音楽に合わせて楽しみながら体を動かせるというのがダンスの一番のメリット。体を動かすことに抵抗がある人に、特におすすめしたい趣味です。
楽器
楽器は購入するとかなりお金がかかるものですが、レンタルを行なっているスタジオもあります。まずは自分が演奏してみたい楽器を気軽に試すことから始めてみましょう。誰かと息を合わせてセッションができるようになると、自ずと相手との絆も深まります。
資格の取得
趣味を趣味のままで終わらせたくない人は、資格の取得を趣味にしてみるといいでしょう。オンライン講座などを利用すれば、自宅にいながら資格を取得することができます。資格は、その人のスキルを証明するものなので、就職活動や仕事でも有利に働くかもしれません。
競馬
競馬といえばギャンブルの代表格ですが、最近ではカップルのデート先に選ばれるようになるなど、従来のネガティブなイメージが払拭されつつあります。自分のお気に入りの馬を決めて応援するもよし、お金を賭けてドキドキを楽しむのもよし、人それぞれ色々な楽しみ方ができます。もちろん、ハマり過ぎるのは危険なので、お金を賭ける場合はほどほどに…。
ゴルフ
単純そうに見えてなかなか奥が深いのがゴルフの醍醐味。ゴルフが一通り出来るだけの道具を全て揃えるとなると結構なお金がかかりますが、レンタルサービスも多数存在しています。お金持ちにゴルフ好きが多いというイメージから尻込みしてしまう方も多いのですが、ゴルフレッスンなどを開催しているゴルフ場では、初心者の方でも丁寧に教えてくれるので安心です。
登山
一言で登山といっても、軽装で気軽に登れる山から、重装備で登らないと危険な山まで、難易度はピンキリです。初心者の方は、軽い運動を楽しむつもりで、標高が低く、歩道がきちんと整備された山から登山を楽しんでみると良いでしょう。ただし、自然が相手になるので、どんな時も気を引き締めて挑んでください。
サイクリング
とにかく体を動かして体力をつけたいという方は、サイクリングもおすすめ。有酸素運動であるサイクリングは、基礎体力がつくだけでなく、ダイエット効果も抜群です。地図で決めた目的地へ、景色を楽しみながら自転車で向かってみましょう。
釣り
水辺のレジャーの代表格といえば釣りですね。川釣り、海釣りなど、様々な種類があり、老若男女問わず楽しむことができます。しかし、釣りはじっと待つのが勝負。魚が釣れないからといって諦めてしまうのではなく、魚を釣るまでの場所決め、道具選び、待っている時のドキドキ感も全て含めて楽しめるのが理想ですね。釣り堀であれば簡単に魚が釣れるので、魚を釣る瞬間の感覚だけを楽しみたい方にはおすすめです。
旅行
美味しいものを食べたり、観光名所を回ったりと、様々な楽しみ方ができるのが旅行の魅力ですね。トラベルブックなどに載っている有名観光地に行くのもいいですが、自分だけしか知らない穴場を見つけるために旅行してみるのも楽しいかもしれませんよ。
趣味を探せるサイトを紹介!
趣味がないと悩んでいる人の中には、きっかけさえ作ってしまえば、誰よりものめり込めるといった人も多いのではないでしょうか?
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ビギナーズ
音楽、スポーツ、アウトドアなどのカテゴリ別に、趣味探しのヒントになるような記事が多数掲載されています。カテゴリごとの情報量が非常に豊富なので、趣味を探すだけでなく、趣味を見つけた後にも役立つサイトです。
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オンラインレッスンやワークショップの情報を検索することができます。「ハンドメイド」、「フラワー」などの具体的なキーワードのほか、「初心者」、「簡単」などの抽象的なキーワードでも検索ができるので、ただ漠然と何かをしてみたいと思っている人でも、理想のレッスンや教室を見つけることができるはずです。
(URL:https://coto.shuminavi.net/)
趣味がない人の特徴とおすすめの趣味を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。趣味がないということは悪いことではありませんが、趣味を持てば日々の生活をより豊かなものにすることができます。
記事内の情報を参考にしながら、あなたも自分が没頭できる趣味を見つけてみましょう!