電気代の平均額を徹底調査!!地域・世帯・季節でこれだけ違う?

著者名SJ
電気代の平均額を徹底調査!!地域・世帯・季節でこれだけ違う?

毎月必ず支払いが発生する電気代。在宅で仕事をしている人の中には、会社に通勤していた頃と比べると電気代が高くなったと感じている人も多いのではないでしょうか。とは言え、自分の払っている電気代が高いのか安いのか、比較の対象がないと判断が難しいですよね。

そこでこの記事では、電気代の平均を世帯別や地域別、さらに季節別、月別に詳しく紹介したうえで、主な家電にかかる電気代もあわせてお伝えします。

電気代が高くなる原因や電気代を安く抑えるための方法も解説しますので、この機会に自分の電気の使い方を振り返り、取り入れられる節約術がないかぜひ検討してみてください。

電気代の平均

まずは、日本全体の電気代の平均額を把握しておきましょう。総務省が実施している「家計調査」の2020年の調査結果によると、調査対象となったすべての世帯の電気代の平均は、月8,974円でした。

しかし、実際には世帯人数や地域によって大きな差があります。ここからは、色々な分類に沿って電気代の平均を細かく見ていきましょう。

オール電化の場合

電気代について考える時、「オール電化」が気になるという人は多いはず。オール電化とは、調理・空調・電気・給湯に必要なすべてのエネルギーを電気で賄うことを指しますが、実際に、オール電化にすることで光熱費はどのように変化するのでしょうか。

関西圏および岐阜県、そして福井県の一部地域に電力を供給している関西電力は、契約者のデータを基に、オール電化住宅の光熱費の平均を公表しています。この中の世帯人数別のデータを、先ほどの家計調査のデータの「電気代」と「ガス代」の合計額と比較してみましょう。

(参考:関西電力 オール電化の電気代平均額と節約方法総務省統計局 家計調査 2020年

世帯人数が1人の場合は、オール電化でなく電気とガスを併用している場合の方が光熱費が安くなっていますが、世帯人数が2人以上の場合では逆転しています。つまり、オール電化にすることで光熱費を抑えることができるかどうかは、家族構成やライフスタイルによると言えるでしょう。

世帯別の電気代 平均

続いては、家計調査の結果から、電気代のデータを世帯人数別に見てみます。なお、ここで紹介する電気代のデータは、光熱費のうち電気代だけを取り出したものであり、ガス代は含まれていません。(参考:総務省統計局 家計調査 2020年 

世帯人数が2人から5人までの世帯では、1,000円前後のペースで徐々に電気代が高くなっています。一方で、一人暮らしと二人世帯の差額は4,000円弱と、とりわけ差が大きいことがわかるでしょう。

地域別の電気代 平均

電気代の水準には、世帯人数以外に、地域による差も大きく影響します。家計調査で発表されている地域別の電気代の平均を表にまとめると、次のような結果となりました。

(参考:総務省統計局 家計調査 2020年 

北海道、東北、北陸など、寒冷で降雪量が多い地域は、電気代が高い傾向にあることがわかります。最も電気代の平均が低かったのは、1年を通して温暖な気候が続く沖縄でした。

季節別の電気代 平均

電気代は、寒い地域では比較的高く、暖かい地域は比較的安い傾向にあることが分かりました。それでは、季節別に電気代の変化を見てみましょう。

2020年の家計調査の月別のデータを使って、1~3月を冬、4~6月を春、7~9月を夏、10~12月を秋として表にまとめると、次のようになります。なお、ここで使用しているデータは、2人以上の世帯の平均値です。

(参考:総務省統計局 家計調査 2020年 

寒い地域で電気代が高い傾向があったのと同じように、寒い季節である冬に電気代が最も高くなっています。夏はクーラーを使う家庭が多いため電気代が高額になるように思えますが、意外にも夏の電気代は春よりも安いという結果になりました。

月別の電気代 平均

先ほど使用した月別の電気代のデータをグラフにすると、1年間の電気代の推移がわかります。

月別の電気代の平均

(参考:総務省統計局 家計調査 2020年

電気代が1年で最も高いのは2月で、3月から徐々に金額が下がり、梅雨の時期にあたる7月に年間最低額を記録しています。8月から9月にかけて再び上昇するものの、9月以降を境に一旦下降に転じ、12月から再度増加するという傾向にあるようです。

家電別の電気代 平均

寒い地域や寒い季節に電気代が高くなるという傾向から、家庭の電気代には暖房器具の使用が強く影響していることが予想できます。それでは、特にお金がかかるのはどのような家電なのでしょうか。家電にかかる主な電気代を見ていきましょう。

なお、ここでは経済産業省資源エネルギー庁が毎年発行している「省エネ性能カタログ」の2020年版のデータを使用しています。

(参考:省エネ性能カタログ 2020年版

 

エアコン

エアコンの電気代は機種によって大きく差があるため、ここでは7畳~12畳用の部屋に対しエアコンを1台設置している場合を想定して、電気代を計算していきます。

「省エネ性能カタログ」2020年版によると、7畳~12畳用のエアコンの電気代は年間18,000円から23,500円で、平均は21,831円です。

このカタログでは、冷房を使用する期間を62日から921日までの3.6カ月、暖房を使用する期間を1028日から414日までの5.5カ月として計算しています。先ほどの平均値を使って、それぞれの期間の消費電力量の割合から冷房代と暖房代を計算すると、次のようになります。

使用法別エアコンの電気代

月平均で見ると、冷房が1,544円、暖房が2,958円と、冷房と暖房では電気代に倍近くの開きが出ていることがわかります。電気代だけでなく消費電力量の数字にも大きな差があることから、暖房の方が冷房よりも多くの電力が必要になると考えられます。 

 

テレビ

テレビは機種によって省エネ性能の差が大きく、それに伴って電気代にもばらつきが見られます。

たとえば、40V型のテレビであれば「省エネ性能カタログ」2020年版に掲載されている中で最も省エネ性能の高い機種の電気代は年間1,240円。月々の電気代に換算すると100円程度です。一方で、同じサイズで最も省エネ性能の低いものだと電気代は年間3,860円、月々だと321円となり、省エネ性能の高いものと比べると実に3倍以上の差があるのです。

このように、機種によってばらつきはありますが、40V型のテレビの場合、電気代の平均は年間2,240円、月々約187円となっています。

 

冷蔵庫

「省エネ性能カタログ」2020年版のデータに従って冷蔵庫のサイズ別に電気代の平均をまとめると、次の表のとおりになります。

冷蔵庫のサイズ別電気代の平均

サイズが大きくなるにつれて徐々に電気代が高くなっていますが、400リットルを超える大容量のものでは、反対に電気代が安くなることがわかります。これは、サイズの大きな冷蔵庫は販売価格が高価なため、インバーター制御や真空断熱材といった消費電力を抑える工夫が施されているためです。

 

照明

照明にかかる月々の電気代の平均を、照明のタイプと対応する部屋のサイズごとにまとめると、次のようになります。

照明にかかる月々の電気代の平均

サイズやタイプにより差はありますが、照明にかかる電気代は、月100円から200円程度。そのため、家庭の電気代全体への影響は少ないと言えます。

 

トイレの温便座

温水洗浄便座には「貯水式」と「瞬間式」の2つのタイプがあり、一般的には瞬間式の方が消費電力が少ないとされています。さらに、節電機能を使用するかどうかによっても、電気代は大きく変わってきます。

電気代の平均額を便座タイプと節電機能の使用有無に分けてまとめると、次のような結果となりました。

トイレの便座タイプ別の電気代の平均

貯水式か瞬間式かによって、電気代に倍近く差が出るということがわかります。特に貯水式では、節電機能の使用有無による差額も小さくないようです。

 

電子レンジ

電子レンジにかかる電気代は、機能や加熱方式によって多少の差があります。

単機能のものだと月々134円、オーブンレンジだと最も一般的なタイプで月々164円程度です。近年よく見られる「熱風循環加熱方式」と呼ばれるタイプであれば、月々157円程度となっています。

 

パソコン

パソコンにかかる電気代は、ノートパソコンの場合で1時間あたり0.4円~2円程度、デスクトップの場合で1時間あたり1.2円~2.5円程度とされています。

したがって、パソコンを毎日3時間使う場合の月々の電気代は、ノートパソコンの場合で36円~180円、デスクトップの場合で108円~225円です。もし在宅勤務などで毎日9時間使うとすると、ノートパソコンの場合で108円~540円、デスクトップの場合で324円~675円程度と考えられるでしょう。

 

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーのメーカーであるアクアクララによると、ウォーターサーバーの使用にかかる月々の電気代は500円から1,000円程度。ただし、「エコモード」や「スリープモード」などの節電機能が付いたモデルであれば、消費電力を大幅に抑えることができる様です。

(参考:Aqua Clara│ウォーターサーバーの電気代ってどのくらいかかるの?

 

ヒーター

エネチェンジのウェブサイトに掲載されている情報によると、セラミックファンヒーターの電気代は、「強」モードで運転した場合で1時間32.4円、「弱」モードで運転した場合で1時間14.9円です。

そのため、毎日3時間「弱」でヒーターを使用した場合、月の電気代は1,341円となります。在宅勤務などで1日中家にいて、毎日12時間程度ヒーターをつけたままにした場合で考えると、月の電気代は5,364円とかなり高額になってしまうでしょう。

 

浴室乾燥

浴室乾燥機にかかる電気代は、メーカーなどによって違いはありますが、おおよそ1時間の使用で30円強の電気代がかかると言われています。

したがって、洗濯物を乾かすのに3時間かかるとすると、かかる電気代は1回につき100円。仮に週に3回浴室乾燥機を使って洗濯物を乾かすとすると、1カ月にかかる電気代は、100円×3回×4週で約1,200円となります。

 

こたつ

ヒーターの説明で紹介したエネチェンジのウェブサイトに掲載されている情報によると、こたつにかかる電気代は、「強」のモードで1時間4.3円、「弱」のモードで1時間2.2円程度です。

たとえば毎日3時間、「弱」でこたつを使用した場合で考えると、月の電気代は198円。ヒーターと比べるとより経済的と言えます。

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電気代が高い原因は?

経済産業省資源エネルギー庁によると、家庭での消費電力の家電別内訳は、多い方から順に冷蔵庫(14.2%)、照明器具(13.4%)、テレビ(8.9%)、エアコン(7.4%)、電気温水器(5.4%)、エコキュート(3.8%)、温水洗浄便座(3.7%)、食器洗い乾燥機(3.7%)、電気ポット(3.2%)と続きます。

照明やテレビをつけっぱなしにしていたり、暖房器具や照明の出力を必要以上に大きく設定していたりすると、思っているよりも多くの電力を消費してしまっている可能性があります。特に、エアコンやヒーター、温水洗浄便座など、熱を生み出す家電は多くの電力を消費するため、設定温度や使用時間に気を配ると良いでしょう。

(参考:経済産業省 自然エネルギー庁│家庭でいちばん電気を消費するものは?

電気代を安くしたい場合

電気代が極端に高い場合は、電気の契約がライフスタイルに合っていない可能性があります。2016年に電力が自由化されて以降、現在は電力会社を自由に選ぶことができるようになりました。そのため、自分の家族構成や生活リズムに適した契約に変えることで、電気代が大幅に安くできる可能性があるのです。

また、家電の省エネ性能は年々向上しているため、古い家電を思い切って買い替えることも、電気代を安くするための有効な手段と言えます。たとえば電灯は、消費電力の少ないLEDへの買い替えを検討してみると良いでしょう。購入時の価格は蛍光灯よりもLEDの方が高額ですが、月々の電気代や交換費用を考えると、LEDの方が経済的と言えます。

そのほかにも、暖房器具の設定温度を低めにすることや、冷蔵庫に物を詰め込み過ぎないこと、温水洗浄便座付きのトイレは使っていない時にはフタを閉めること、テレビの明るさを落とすことなど、家電の使い方を少し意識するだけでも、電気代を抑えることができます。

まずは、自分が使っている家電とその使い方を振り返ってみるとよいでしょう。

電気代は毎日の生活に密接に関わるものであり、使う人のライフスタイルを如実に反映します。このことは、寒い地域で電気代が高い傾向があることや、季節によって電気代の変動が大きいことからも読み取れるでしょう。

自宅の電気代が高いと感じている人は、この記事で紹介した家電別の電気代を参考に、自分がどんなところで電力を消費しているのか検討してみてはいかがでしょうか。平均と比べて極端に電気代が高い場合は、電気の契約を見直してみるのも一案です。さらに、記事の最後で触れたような手軽な節電方法も多くあるため、取り入れられそうなものからぜひ試してみてください。

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