ダイエットが続かず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
なぜダイエットが続かないのか。空腹に耐えられない、栄養が足りずに体調不良になる、運動を続けられない……など、人によってさまざまな理由があるでしょう。
そのような人におすすめしたいのが「餃子ダイエット」。実は餃子はダイエット向きの料理と言われているのです。
そこで、この記事では、なぜ餃子がダイエット向きなのかをはじめ、やり方や効果、注意点などを紹介します。
餃子ダイエットとは?
餃子ダイエットとは、夕食に餃子を食べるという簡単なダイエットのこと。朝と昼はいつも通りの食事をとれば良く、過激な運動も必要ありません。ダイエット向きの食品にはあっさりとしたイメージがあるため、餃子は高カロリーに感じるかもしれませんが、実は餃子1個のカロリーはたったの40kcal程度です。
餃子はスポーツ選手の減量メニューとしても注目されており、実際にテレビで放送された餃子ダイエットでは大きな効果があったケースも。無理な食事制限が不要のためストレスが溜まりづらく、健康的に痩せられるダイエットなのです。
(参考:NANIWA SUPLI|餃子ダイエットの効果と正しいやり方・継続のコツ・注意点)
餃子ダイエットの考案者
餃子ダイエットを考案したのは渡久地聡美さん。元プロボクサーである渡久地隆人さんが経営するピューマ渡久地ボクシングジムの女性会長を務めており、餃子ダイエットの本も出版しています。隆人さんの現役時代からダイエットメニューを管理しており、専門的な知識と経験をもとに身体作りの研究を続けてきたと言います。
その後、健康的に痩せる餃子ダイエットにたどり着き、ジムに通う選手の減量メニューにも餃子ダイエットを取り入れているそうです。また、テレビ企画による餃子ダイエットでは、有名プロレスラーが10日で9キロ痩せたことも話題になりました。
(参考:ピューマ渡久地ボクシングジム|ジムの紹介)
餃子の栄養素(カロリー)について
次に、餃子に含まれる栄養素がどのくらいなのかを見ていきましょう。
焼き餃子5個(1個あたり20g)の栄養素
エネルギー:240kcal
タンパク質:14g
炭水化物:17.9g
脂質:13.8g
カルシウム:35mg
鉄:1.1mg
食物繊維総量:1.8g
ビタミンA:35μg
ビタミンE:1mg
ビタミンB1:0.46mg
ビタミンB2:0.17mg
ビタミンC:23mg
飽和脂肪酸:4.17g
塩分:0.7g
(参考:あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート)
餃子は5個あたり240kcal、つまり1個あたり50kcal以下という低カロリーです。また、餃子はいくつもの食材を一度に摂取できるため、多くの栄養素を含んでいるのが特徴です。
餃子ダイエットの方法
餃子ダイエットは夕食に餃子を食べるという簡単なものですが、やり方を間違えると失敗する可能性があるため、正しい方法で行いましょう。
餃子ダイエットでは夕食に餃子のみ、または餃子と野菜を食べます。餃子の皮には炭水化物が含まれているため、一緒に米を食べる必要はありません。どうしても米を食べたい場合は糖質の摂り過ぎを避けるため、少なめの量にすることが大切。食べる順番は自由ですが、野菜を食べてから餃子を食べると血糖値が上がりづらくなるのでおすすめです。
朝と昼は餃子以外のものを食べても構いませんが、食事の量を摂りすぎないことや間食をしないことを徹底するとダイエットの効果が現れやすくなるでしょう。
(参考:NANIWA SUPLI|餃子ダイエットの効果と正しいやり方・継続のコツ・注意点)
餃子がダイエット向きと言われる理由
同じ食材を食べ続けるダイエットでは栄養が偏りやすくなりますが、餃子にはさまざまな栄養が含まれているため、栄養不足になりづらい側面があります。ビタミンを多く摂りたい場合には豚肉やキャベツを入れる、カルシウムを摂りたいならニラを入れるなど、体調に合わせて具材が変えられるのも魅力です。
餃子には焼き餃子や揚げ餃子、蒸し餃子、水餃子などの食べ方があり、飽きにくいのもうれしいところ。たとえ同じ調理方法にしたとしても、具材を変えるだけで違う味わいを楽しめます。さらに、味付けの調味料をポン酢やしょうゆ、塩などに変えることで飽きづらくなるでしょう。
また、「ダイエットをしているといつもおなかが空いていて満足できない」という人にも餃子ダイエットはおすすめです。食べ応えがあり満足感を得られるので、無理せずにダイエットに取り組めるでしょう。
餃子ダイエットの注意点
ここからは、餃子ダイエットで失敗しないための注意点を3つ紹介します。
水餃子などにして食べる
餃子の調理方法には焼き餃子や揚げ餃子、蒸し餃子、水餃子などがありますが、ダイエット効果を高めるには水餃子や蒸し餃子が適しています。水餃子や蒸し餃子にすると余分な油をカットすることができるためです。また、水餃子には水分が含まれるため、満腹感が得られるのもうれしいポイント。ただし、水餃子の皮は厚いことが多いため、その分糖質が増えてしまう可能性があります。餃子の数をコントロールしたり、米を食べないようにしたりするなど、糖質の摂り過ぎには注意しましょう。
(参考:ALLANBOUTまとめ|餃子ダイエットのやり方は? 効果や失敗する理由とおすすめレシピ)
食べすぎない(目安の個数)
餃子が低カロリーだとはいえ、食べ過ぎは厳禁です。餃子の数は10〜15個以内に収めるようにしましょう。また、餃子と米を一緒に食べたくなるかもしれませんが、米には糖質が多く含まれるためダイエットには不向きです。餃子には糖質が含まれているため、糖質制限ダイエットをしたくない人も米を食べる必要はありません。そのため、どうしても米を食べたい場合は量を少なめにし、できるだけ避けるようにすると安心でしょう。
飲みすぎない
餃子と合う飲み物としてビールを思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、ビールにはカロリーと糖質が多く含まれているため、一緒に飲む際には注意が必要です。どうしても飲みたい場合は、ビールは1本までという風に自分のなかでルールを決めておくと良いでましょう。また、ビール以外でも糖質を多く含む梅酒や酎ハイは避けるようにし、焼酎やウイスキー、ジンなどの低糖質のアルコールを飲むようにすると安心です。いずれにしても、餃子ダイエットをしている間はお酒の飲み過ぎに注意しましょう。
(参考:modeipress|「餃子ダイエット」の痩せ効果がすごいと話題に!やり方&理由をチェック)
餃子におすすめの具材
餃子は具材を変えるだけでさまざまなアレンジができる料理です。とはいえ、餃子ダイエットではどのような具を使ってもいいわけではありません。餃子ダイエットに向いているおすすめの具材は以下のとおりです。
・豚ひき肉
・鶏肉
・エビ
・キャベツ
・ニラ
・ショウガ
・ニンニク
・ネギ
・しいたけ
・白菜
・えのき
・キムチ
・コーン
・れんこん
・納豆
・梅
・大葉
・豆腐
・もやし
・たけのこ
たとえば、豚ひき肉には炭水化物や脂質の代謝を促すビタミンB群が豊富に含まれています。また、鶏肉やエビは高タンパク質低脂肪でダイエット向きの食材です。ニラやショウガ、ニンニク、ネギなどの香味野菜にはアリシンが豊富に含まれており、血流の改善と代謝を高める効果が期待できます。
このように、ダイエット向きの具材を入れることで、健康的に痩せられる身体を作れるのです。ただし、食べ過ぎた日は肉類を入れずに野菜だけの具材にすると良いでしょう。また、炭水化物である餃子の皮の代わりに大根の葉を使い、具材を挟んで焼くのもおすすめです。
(参考:Nadia|【餃子の人気アレンジ】25選|その具があったかー!作ってみたい変わり種餃子まとめ)
まとめ
夕食に餃子を食べるだけというお手軽な餃子ダイエット。栄養素が豊富な餃子を使うことで、健康的に痩せられる点が魅力です。また、餃子にはいろいろな調理方法があり、具材や調味料のアレンジ力も抜群。ただし、餃子ダイエットは正しいやり方を行わないと効果を発揮しないため、食べすぎない・飲みすぎないことに注意して行いましょう。