コミュニケーション能力が高い人を表す言葉として使われる「コミュ力おばけ」。この記事ではそんなコミュ力おばけの特徴や、コミュニケーション能力を向上させる方法を紹介します。コミュニケーション能力を上げてプライベートや職場、学校などの場における人間関係をさらに良好にしていきましょう。
コミュ力おばけの使用例
コミュ力おばけとは、単純におしゃべり好きということではなく、どんな人とでも会話を円滑に進められる人のことを指し、「コミュ力おばけ」のほかに「コミュ力モンスター」と呼ばれることもあります。
会話のなかで、コミュニケーション能力が人よりも高い人物について言及する際に「あの人コミュ力おばけですよね」「彼のコミュニケーション能力は高いと言うよりはもはやコミュ力おばけだよ」といった様に使うことができます。
コミュ力おばけの具体的な特徴
ここからはコミュ力おばけの特徴を紹介します。自分や身の回りの人に当てはめてチェックしてみましょう。
とにかく明るい
常に明るく笑って過ごせるところはコミュ力お化けな人の大きな特徴のひとつ。常に明るくいることで周囲に話しかけやすい印象を与え、安心感を演出することができるのです。
すぐに打ち解けられる
人見知りせず誰とでもすぐに打ち解けられるところもコミュ力お化けな人の特徴です。
たとえ初対面の人でも、苦手なタイプの人でも、どんな相手でも物おじせず交流することができるのです。
(参考:TECH CAMP│コミュニケーション能力が高い人の共通点7つ!鍛える方法も解説)
性別問わず会話が進む
コミュ力お化けな人は性別問わず会話を弾ませることができます。人のことを性別で区別することがないため、接する人たち全員を対等に見て会話をすることができるのです。
会話が途切れない
コミュ力お化けな人は、話し上手な面と聞き上手な面の両方を併せ持つため、会話を途切れされずコミュニケーションを進行させることができます。自分の話したいことを上手に話せることにくわえ、相手の言いたいことを正しく把握してリアクションをしたり質問を投げかけたりすることができるため、相手に「話していて楽しい」「この人ともっと話したい」と思わせることができるのです。
ネガティブな捉え方をしない
何事もネガティブに捉えず、常に前向きな考えを持っているところもコミュ力お化けな人の特徴のひとつ。たとえ、落ち込むような出来事があっても、素早く思考を切り替えることができます。これによって、人としがらみなく関係を構築することができるのです。
ポジティブに考えている
コミュ力お化けな人は、人と交流する際に、その人に対してマイナスの印象を抱かず「きっと仲良くなれるはず」「共通点は何だろう」と常にポジティブに考えて関わろうとします。そのため、話している相手も好意的な感情を受け取り、お互いにリラックスして話すことができるのです。
また、ポジティブ思考についてより詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
いろんなジャンルの知識がある
コミュ力お化けな人は、音楽や美術、スポーツ、テレビ番組などいろいろなジャンルに詳しく、どんな趣味を持つ人とでも共通ジャンルの話題を見つけて話を盛り上げることができます。共通点を分かち合うことで距離が縮まり、親近感が生まれるため打ち解けやすくなるでしょう。
行動力がある
行動力のある人は、コミュニケーションが得意な傾向にあります。何についても関心が高く、興味を持ったことがあれば積極的に人に質問したり、気になった場所があれば足を運んでみたりと、とにかくなんでも自分で確かめてみようという強い探求心があるのです。
まわりを巻き込むのがうまい
周囲を巻き込む力があるところもコミュ力お化けな人の特徴のひとつ。仕事でも趣味でも、上手く周りの人の力を借り、協力し合いながら行うことで信頼関係を築くことができるため、自然と仲が深まるのです。
コミュ力おばけによるデメリット
メリットばかりのように思える「コミュ力お化け」。しかし、コミュニケーション能力が高すぎる人ならではのデメリットも。ここでは、そんなコミュ力お化けによるデメリットを紹介します。
話が盛り上がって脱線しがち
誰とでも話を盛り上げることができる面はコミュニケーション能力が高いメリットのひとつ。しかし、あまりに話が盛り上がりすぎて本来の目的を見失ってしまう場合もあるのです。
コミュ力高い人のペースに飲まれる
高すぎるコミュニケーション能力に、まわりの人がペースに飲まれてしまう場合も。周囲との温度感を大切にしながらコミュニティを取ることも重要です。
コミュ力おばけになる=コミュ力を上げるには?
コミュニケーション能力を上げるためにはどのようにしたらいいでしょうか。最後にコミュ力お化けな人に近付く方法を紹介します。
まずは挨拶から
会話をする上でもっとも重要なのが「挨拶」です。出会いがしらの最初の挨拶で、相手に良い印象を与えることで安心感を持たせスムーズに会話することができるのです。そのため、人に会う際ははっきりとした口調で元気よく挨拶をしましょう。また、相手から挨拶をされた際も同じように返事をするよう心がけてください。このとき、なるべく相手を見て挨拶を返すことが大切です。
清潔感も大事
話し相手に「この人ともっと会話したい」と思われることも、コミュニケーション能力を上げるために必要なポイントのひとつ。最低限の身だしなみやエチケットを意識しましょう。また、ビジネスシーンではビジネススーツ、作業が必要な場では動きやすい服装にするなどTPOに合わせた服装を心がけることも大切です。
(参考:リクナビ就活準備ガイド│社会人と接する最低限のマナー 服装編)
礼儀を忘れない
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、どんなに相手と仲良くなっても相手への礼儀やリスペクトを忘れず接することが大切です。自分では軽い冗談やボディタッチのつもりでも、相手を不快にさせてしまう可能性があります。相手がどう感じるか、相手がどのように受け取るかを意識して発言しましょう。
距離感を意識する
友人や家族、同僚など、相手によって距離感は様々です。お互いに気持ちよくコミュニケーションを取るためには適した距離感で接することを意識しましょう。そのためには、会話の中で相手の事情に介入しすぎないことや、自分の価値観を押し付けないことが大切です。
目的・結論から話す
相手に自分の話をわかりやすく伝えることは、コミュニケーション能力を高める重要なポイントのひとつ。そのためには、伝えたいことをどのような順番で伝えるかを意識しましょう。まず結論や目的から提示して、論理的にわかりやすく話を組み立ててみてください。
興味のあることから広げる
コミュニケーション能力を上げるためには、興味の幅を広げることも大切です。流行っているものや話題のテーマについてインプットしておくことで、誰とでも話せる共通の話題のひとつとして会話を弾ませることができるでしょう。
リアクションを取る
「表情、態度、身振り手振り」などの非言語コミュニケーションを上手に活用することもコミュニケーション能力を育てる上で意識すべきポイントのひとつです。会話の節々で相手に寄り添ったリアクションを入れることで、より円滑にコミュニケーションを取りましょう。
(参考:リクナビNEXTジャーナル│コミュ力は鍛えられる?デキる人になるための3つのステップ)
きちんと相手の話を聞く
コミュニケーション能力を上げるためには、話し上手なことに加えて、聞き上手であることも大切です。相手の話の途中でさえぎったり、否定したりせず、まずは相手の伝えたいことを理解するために最後まで話を聞きましょう。
相手の良い面を見つける
会話の中で、相手の良い面に目を向けて褒めることもコミュニケーション能力を上げるために有効的な手段のひとつ。より具体的なボキャブラリーで褒めることで相手に「この人は自分を分かってくれている」と思わせることができるため、よりスムーズに会話を引き出すことが出来るのです。
(参考:マイナビ転職│職場の人間関係が良くなる! 褒め上手になるコツ)
まとめ
コミュニケーション能力が高い人を示す「コミュ力おばけ」。立場や考え方が異なる人とも楽しく会話できるスキルが身につけば、良い人間関係を構築することにつながり、自分にとってポジティブな影響がもたらされるでしょう。
ぜひ、この記事で紹介した方法を参考に「コミュ力おばけ」を目指してみてください。
また、よりコミュニケーション能力を鍛えたいという方はこちらの記事もおすすめです。