習慣づいてしまうとやっかいな「逃げ癖」の治し方

著者名亜希子
習慣づいてしまうとやっかいな「逃げ癖」の治し方

我慢するのが苦手で、すぐに物事から逃げたくなることに悩んでいる人もいるでしょう。逃げたいと思うことは誰にでもあり得ることで、決して悪いことではありません。しかし、逃げることが習慣づいてしまうと、逃げ癖がつく可能性があります。この記事では、逃げ癖とは一体なんなのか、逃げ癖がある人の心理や特徴、原因、そして治し方などを紹介します。

逃げ癖がある人の心理・特徴

逃げ癖とは、嫌なことがあったときに途中で投げ出す癖のことです。ここでは、逃げ癖のある人の心理や特徴を6つ見ていきましょう。

自分に自信がなく、できないと判断しやすい

過去の失敗経験から自分に自信が持てない人は、何かにチャレンジするとき自分には到底できないと判断しがちです。そのような判断を続けると、難しそうだと感じると最初から問題と向き合わないようになります。なかには幼少期から日常的に逃げてきた人もおり、その場合は無意識に物事から逃げてきたと考えられます。

(参考:AGENT neo Liber Career|逃げ伏せと上手く付き合おう!逃げ癖の心理と原因から付き合い方を考える

飽きっぽく、面倒だと感じる

物事に飽きっぽい人は、物事を途中で放り出し、新しいことを始めたくなります。物事を途中で止めてばかりいるとなかなか達成感が味わえず、続ける良さがわからなくなる場合もあるでしょう。

また、面倒だと感じることはしたくない人も、現実逃避をして逃げる場合があります。現実逃避とは、やらなくてはいけないことを意図的に避ける行為や心理状態のことです。現実逃避をし続けると、ちょっとしたことでも現実と向き合えなくなり、さらに逃げ癖が悪化する危険性があります。

用心深く、失敗を恐れすぎる

逃げ癖のある人は「できる限り失敗をしたくない」と考えがちです。特に、他人の失敗に厳しい人は自分の失敗も許せない傾向にあります。「失敗するくらいならその原因をなくせばよい」と思い、つい逃げてしまうというケースが考えられるでしょう。失敗すること=恥ずかしいと感じている人や完璧主義の人も物事から逃げやすくなります。

(参考:識学総研|逃げ癖のある人に共通する特徴とは?逃げ癖がある人の心理や6つの克服方法

責任感が薄い

責任感のある人は、自分が任された物事を最後まで責任を持って果たそうとします。そのため、よっぽどのことがないと途中で逃げようとは考えません。しかし責任感が薄い人は、物事が途中で頓挫しても罪悪感を抱かないため、途中で放り出してしまうのです。ときには、他人に責任転嫁をして逃げることが癖になっている場合もあります。

(参考:Agent みんなのキャリア相談室|もう逃げたくない!逃げ癖の克服方法4選|逃げてしまう心理・原因もわかりやすく解説

できる限り楽をしたい

物事を苦労せずにできるかどうかを判断基準にしていると、逃げることが多くなります。相手の意に沿った行動をしたり、労力を割いて行動したりするのが苦手な人に多いでしょう。中にはストレス耐性が低いため、ストレスを回避する方法として逃げることを選択している場合もあります。

(参考:Oggi.jp|「逃げ癖」とは?「逃げ癖」がある人のたどる末路、その克服方法を紹介

後回しにしてもよいという自信を持っている

実は、自信を持っているからこそ逃げる人もいます。そのような人は、物事を後回しにしても自分なら対処できるという根拠のない自信を持っているのです。後回しにしても失敗しなかった場合、ますます自信がつき、さらに物事を後回しにしてしまうでしょう。また、たとえ対処できなかったとして他人に責任転嫁する可能性もあります。

仕事中に逃げ癖が表れると

逃げ癖は家族や友達との間でもありますが、特に問題になるのは仕事中の逃げ癖です。ここでは、仕事中に逃げ癖が表れるとどうなるのか、3つのケースを紹介します。

逃げた業務の〆切に間に合わない

どんな仕事にも〆切があります。わかりやすい納期はなくとも、一緒に働いている人がこの日までに対応してほしいと言えば、それも〆切の1つです。業務には工程があるため、1つの〆切が間に合わないと他の人に迷惑をかけてしまいます。逃げ癖がある人が仕事を後回しにして〆切に間に合わないと、いずれは大きな問題に発展する危険性があります。

周囲からの評価が下がる

仕事上で逃げていると周囲からの評価が著しく下がります。予定の時間に現れなかったり、プロジェクトを放り出したりしたら、迷惑に思う人がたくさんいるからです。「面倒だから」「飽きたから」など正当な理由がない場合は、社会人としての信用も失ってしまうでしょう。

自己嫌悪に陥る

逃げ癖のある人の中には逃げることをなんとも思っていない人もいますが、中には逃げてはいけないと感じている人もいます。そのような人は、逃げるたびに自己嫌悪に陥ってしまい、苦しい思いを繰り返します。自己嫌悪とは、自分が嫌になって疎ましく思う気持ちなので、それが続くとますます自信をなくしてしまうでしょう。

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「逃げる」のは悪いことか

逃げるという言葉にはマイナスのイメージを多く含んでいます。しかし、逃げること自体は悪いことではありません。ときには逃げたほうがよいパターンも存在しており、我慢することが必ずしも美徳ではないのです。逃げるのが悪なのではなく、問題なのは逃げるべきではないところで逃げること。逃げたほうがよいかどうかを正しく判断すれば、ときには逃げることも大切です。

以下の場合は、逃げることで人生が明るくなる可能性があります。

  • 逃げたあとに人生が良くなるとき
  • 体調が悪化しているとき
  • 次にやることが決まっているとき
  • 今やっていることが将来につながらないとき
  • 自分に向いていないとき
  • 他にやりたいことが明確にあるとき

もしも上記に当てはまる場合は、逃げてはいけないとむやみに思うのではなく、逃げることも選択肢に入れましょう。とはいえ、逃げることに慣れすぎると逃げ癖がついてしまうので注意が必要です。

(参考:マイナビウーマン|嫌なことから逃げるのは悪くない?逃げるべき判断基準とは

逃げ癖が症状として現れやすい病気

過剰に自己肯定感が低かったり、自己保身に走ったりする場合は、こころの病気や障害を抱えている可能性もあります。たとえば、うつ病や適応障害で物事を回避しているケースなどが当てはまります。

また、人より不安を感じやすく、傷つくことや失敗を極度に恐れる精神障害に、回避性パーソナリティ障害があります。回避性パーソナリティ障害の疑いがある場合は、専門機関に相談してみましょう。各市区町村の保健所や精神保健福祉センターで相談ができます。医療機関の受診先は精神科や神経科、心療内科です。

(参考:LITALICO発達ナビ|回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないように避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説

逃げ癖を治すには

ここでは、逃げ癖を治すための5つの方法を紹介します。

やらざるを得ない状況を作る

逃げ癖の理由が甘えから発生している場合は、逃げ道を作らないようにするとよいでしょう。いざというときに逃げられる状況だと甘えが出てしまいます。なるべく頼れる人のいる環境を整えないようにしましょう。自分を追い込むと集中して物事に取り組めるため、気づいたら物事を達成しているかもしれません。

今後の計画をはっきり決めておく

逃げ癖を治すためには、あらかじめ計画をはっきりと決めておくことが大切です。すぐに逃げたくなる人でも「ちょっとがんばってみようかな」と思える計画がおすすめ。計画が達成できれば自信がつき、自己肯定感も高まるでしょう。失敗を恐れることが減り、チャレンジ精神が湧いてくる可能性があります。大雑把な計画では挫折する危険性があるので、具体的に計画を決めるようにしましょう。

目標を見直す

目標を立てたのにどうしても逃げたしたくなった場合は、目標設定に問題があるかもしれません。目標設定が適切でないと物事を継続することは困難なので、思い切って目標を見直すようにしましょう。ノルマが厳しくて逃げたくなった場合は、自分でできる量に変更することが大切です。

(参考:TOWN WORKマガジン|目標達成のためのポイントとは?目標達成できる人の特徴と挫折しやすい人の原因も解説

小さな成功体験を積み重ねる

自信をつけるためには、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。自信がつけば、失敗や他人の失望を恐れて逃げることが減るでしょう。小さな成功体験とは、読んでいる小説を読了する、予定の時間に起きる、筋トレを続けるなど、身近なことを含みます。自分の自信を回復するためのリハビリと考え、急に大きな成功を目指さないのがポイントです。

環境や仕事を変えてみる

逃げないために自分自身を変えようと努力しても、環境や仕事が自分に合わないため解決できない場合も。そのような場合は、転職などをして環境を変えることで逃げ癖がなくなる可能性もあります。仕事内容や労働環境が合わないまま我慢するのではなく、状況を適切に判断するようにしましょう。また、いきなり逃げ出すのではなく、まずは転職先を探すなど焦らず行動しましょう。

(参考:マイナビAGENT|「仕事が合わない」と感じる理由と、実際に止めるかどうかの判断基準

まとめ

逃げ癖は習慣づいてしまうと治すのが難しくなりますが、治す方法がないわけではありません。まずは自分自身が物事から逃げないように考え方や行動を改めてみましょう。中には逃げたほうがよい状況のこともあるため、他人の意見を聞きながら適切な判断をすることも大切です。少しずつ逃げ癖が改善するように努力し、よりよい生活環境を整えましょう。

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